St. James Infirmary Bluesの一説にあるファッション用語。
Cab Calloway "St. James Infirmary Blues"
Now, when I die, bury me in my straight-leg britches,
Put on a box-back coat and a STETSON hat,
Put a twenty-dollar gold piece on my watch chain,
So you can let all the boys know I died standing pat.
- box-back coatは単語が指す通りボックスシルエットのロングコート。だが確実ではなく、辞書やインターネットでは情報の幅がある。理由はこの曲は伝承曲であり、現代語で解釈するには言葉に幅ができてしまうからだと考える。
資料がないので勝手な推論になるが...
作詞された時代、"coat"という単語が裾が長い上着として扱われていた時代だと考えると、フロック、モーニング、テールコートのような裾の長い「上衣」を指す可能性もあるし、overが抜けた「外套」とも捉えることができる。
勝手な予想ではあるが、そもそも上衣(ジャケット)をボックスシルエットで仕立てる理由など普通は無いので外套(オーバーコート)であると思う。
ボックスシルエットのジャケットが多く見られたのはスーツが大量生産された現代のアメリカぐらいなので、確実な最古の記録として1928年のルイ・アームストロングのアルバムに収録されている曲なのでありえないと考える。 - Stetson hat
ステットソン社の帽子である。ブリム(つば)が広めで、アメリカ西部にルーツを持つ。日本公式サイト
映画の燕尾服やタキシードについて
主として取り上げている時代(1930-1940年ごろ)の映画では劇中、ダンスはドレスアップをして踊るものという常識だった。そのため当時ですらオーバーなドレスアップな燕尾服、稀にタキシードを着用した。また、そのような状況を前提に脚本を作り上げていた。
おかげでさまざまなデザインの燕尾服やタキシードの資料として残っており、パブリック映画の画像という形でここに乗せることもできる。
ボルサリーノ(Borsalino)
イタリアの高級帽子メーカー。日本法人は撤退し、一部を除き百貨店からは姿を消して本国でブランディングに力を入れている。ボルサリーノが広めたとされる比較的柔らかめなソフト帽、ラビットファーの高級中折れ帽から夏用のパナマハットまで結構いいお値段がする。「カサブランカ」(1942)、「ボリサリーノ」(1970)などにも登場するメーカーで筆者も2個所持している。
ネクタイの結び方
ネットに上がっているどこが出典なのかわからない締め方は割愛するが、ここではJohny Cashという古いアーティストのアルバムジャケットの結び方を紹介したい。
Johnny Cash Sings the Songs That Made Him Famous (2017 Definitive Expanded Remastered Edition
(アルバム収録のおすすめ曲、Ballad of a Teenage Queen)
というアルバムのジャケットがこちら。

ネクタイと蝶ネクタイを掛け合わせたような形で印象的。こういった結び方もあるのでネクタイというものに興味を持ってみると面白いと思う。
結び方の動画
筆者は普段は結び目を大きくはせず立体感が欲しいのでセミウィンザーノットを使うのだが、非対称的な結び目になるので写真として記録に残る慶事ではウィンザーノットで綺麗な結び目が望ましいと思う。ネクタイを締めるせっかくの機会、上まであげて結び目もしっかりと締めてほしい。
デタッチャブルカラー
1930年代、多くの男性がフォーマルの場でデタッチャブルカラーを好んだ。当時は今ほど優秀な洗剤がない為、大事なシャツ(特に汚れやすい白)には取り外し可能な襟を付け、襟の汚れに起因した短いスパンでのシャツの買い替えを抑え、全世界に広がる。固く糊付けされた襟は第一ボタン位置と後ろの二箇所で専用のカラースタッズ(直訳すれば襟鋲)で留められる。現代でもボタンで留められるデタッチャブルカラーがある、派生系。


