カタリーナ【1】
「この国に必要なのは御淑やかで真面目なお姫様なんかじゃない!」 滅亡に瀕した王国の姫カタリーナ。彼女の王国は、隣国からの激しい攻撃にさらされていた。 |
カタリーナ【2】
「兵士たちは戦っているし、民たちも立ち上がった。それなのに、どうして私は城の中に閉じこもっているの!」 カタリーナは自分の住む国が大好きだった。彼女だけでなく、多くの国民も故郷を愛していた。だからこそ、カタリーナは民と一緒に戦いたかったのだ。 |
カタリーナ【3】
「じいやに剣は習った。お兄様の形見の剣もある。足手まといになるかもしれないけど、私は皆と一緒に戦いたい」 死ぬことは怖くない。本当に怖いのは、何もしないまま諦めることだ。カタリーナはそう信じていた。ついに、敵の手が王城へと迫ったとき、彼女は警備の目を盗んで自室から飛び出した。 |
カタリーナ【4】
「みんな、お願い。私と一緒に戦って。この国を守って!」 カタリーナが見せた勇気は、劣勢による絶望と恐怖に支配された人々の心に勇気の火をともした。カタリーナ王女を先頭に、大反攻がこれから始まる。 |