用心棒 クナキ【1】
「クナキだ。これからあなたをガードする。一日中ずっと」 クナキは鋭い目で周囲を見渡し、安全を確認すると護衛対象にピタリと貼り付いた。 |
用心棒 クナキ【2】
「失礼。ガード対象のことは隅々まで知っておく主義でね」 そう言ってクナキは相手の体を探る。戦闘力や装備はもちろん、身長、体重も彼女にとっては重要なデータだ。 |
用心棒 クナキ【3】
「勝手なことをされては困る。いくら私でも、自殺は止められないのだから」 黙って出かけた護衛対象を、クナキは冷たくなじる。 |
用心棒 クナキ【4】
「危ないっ!!」 銃声がした瞬間、クナキは体を投げ出して護衛対象をかばった。転がりながらナイフを抜き、音がした方へと投げつける。 |