衛兵 マルロー【1】
「胡乱な者を通すわけにはいかない。通りたかったら、まず名を名乗れ」 マルローが守るのは、城の正門だ。彼の後ろには、数万の民、そして主君がいる。 |
衛兵 マルロー【2】
「貴様!ここから生きて出られると思うな!」 衛兵たちは外敵に備えるだけでなく、時には内部の犯罪者を閉じこめる役目を負うこともある。 |
衛兵 マルロー【3】
「手柄など無くて構わない。この城が無事であることが、私にとっての誉れです」 マルローはそう言って、ビシッと敬礼した。 |
衛兵 マルロー【4】
「ここを通れると思うなよ!」 閉じた門を背にして、マルローは叫んだ。彼の槍は、押し寄せる敵の返り血で赤く彩られていた。 |