シャルロ【1】
「このボクにそんな口聞いて良いのかなあ? どうなっても知らないよ」 父の権威を笠に着て、傍若無人な振る舞いのシャルロ。だが、面と向かって彼を非難する者はいない。 |
シャルロ【2】
「その馬、ボクにくれよ。お前にはもったいないだろう?」 シャルロの要求は気まぐれで、限度を知らない。それが相手をどれほど傷つけるのか、想像が出来ないのだ。 |
シャルロ【3】
「ふん、このくらいならボクも出来るよ」 ありあまる時間と金を使い、シャルロは一流の剣を身につけている。それだけに、暴れ出すと止められる者がいない。 |
シャルロ【4】
「だから言っただろう? そんな口をきいていいのかって」 シャルロに逆らって投獄された者もいる。この悪行の報いは、父王が引退した時にまとめて降りかかるだろう。 |