サルマタイ【1】
「敵の右翼から回り込め!挟撃するぞ!」 サルマタイの率いる騎兵隊は、戦場を風のように駆け巡る。侵略者に対する戦いはサルマタイたちに有利なまま、終わりを迎えようとしていた。 |
サルマタイ【2】
「あれは……援軍だと!?」 戦況を変えたのは、侵略者たちの後方から現れた傭兵の軍団だった。槍衾をつくったままゆっくりと進軍するその大軍が、疲労困憊のサルマタイたちに迫る。 |
サルマタイ【3】
「怯えるな!我らが国は、我らの血と剣で守るのだ!」 サルマタイの雄叫びも虚しく、仲間の騎兵たちは次々と槍の餌食になっていく。もはやすべての希望が潰えたと思えたその時、天から青い稲妻がサルマタイに向かって落ちた。 |
サルマタイ【4】
「神は我らに味方した!さぁ、俺に続けぇぇ!」 青い電撃をまとったサルマタイは敵の戦列を崩した。稲妻は敵を次々と焼き、後方から続く味方の道をつくった。神の奇跡を得たサルマタイの反攻が始まる。 |