ヘイムダル【1】
「終わりなき争いが始まる。往かなければ」 未来が見える希少な神族、ヘイムダル。彼は広大なる世界を分ける最大の大戦が始まることを予感していた。 |
ヘイムダル【2】
「オーディン・ロキ・マグヌス…争いは避けられぬのか」 各世界の盟主の名をつと口にし、憂いの表情を見せるヘイムダルは、狼煙を上げることをためらっているようだった。 |
ヘイムダル【3】
「世界の再生こそ我が使命…だが…」 類まれな視力と聴力を持つ彼は、この大戦における混沌が巻き起こす世界の声なき悲鳴を誰よりも感じていた。 |
ヘイムダル【4】
「許せ、大地よ!」 雷槌と地震と豪雨が吹きすさぶ中、ヘイムダルは決意した。自らの角笛により天高く響き渡る開戦の合図を告げることを。 |