カプリコン【1】
「音楽はいいものよ。楽器の音を聞けば、たいていの嫌なことが忘れられるのだから」 天界に響く美しい旋律。音楽を愛するカプリコンは、心を癒す不思議な音を奏でる。彼女の音楽には平穏をもたらす魔法の力があるのだ。 |
カプリコン【2】
「さぁ、嫌なことは忘れて歌いましょう。そうすれば、たいていのことは解決するわよ」 カプリコンの加護にある村々の人々は、彼女の音楽に合わせて歌って踊る。決して豊かな生活とは言えないが、それでも音楽のある日々には大きな不満を抱かなかった。 |
カプリコン【3】
「侵略者!?こんな村にまで危険が及ぶなんて」 カプリコンの加護の下にある村に侵略者が現れたのは、誰も予想しない出来事だった。蓄えもほとんどない寒村が狙われるほど、大陸全体が不安定な状態になっているということだった。 |
カプリコン【4】
「争いはよくないわ。私たちはきっと歌で分かりあえるはずよ」 カプリコンは音楽の力で平和が守れると信じていた。音で腹が膨れるわけではない。音で憎しみが消えるわけではない。そう分かっていても、カプリコンは侵略者に剣ではなく、楽器で立ち向かうことを決めた。それが、彼女なりの戦い方なのだ。 |