ダーラマラン【1】
「雄大な空を見ていれば、悩みなんてすぐに消し飛んでしまうさ」 ダーラマランは鳥と空を愛する神である。彼を奉じる人々が、彼にどのような苦労や悩みを打ち明けても、得られる答えは常に同じだ。 |
ダーラマラン【2】
「みんなで仲良く暮らすことができれば、それで俺は満足さ」 ダーラマランは争いを好まない。多くを望むこともなく、何かを恨むこともない。空に浮く雲のように、ただただ平和な日々をおくりたいと思っているのだ。 |
ダーラマラン【3】
「空の様子がおかしい。鳥たちが北から逃げてる」 ダーラマランがどれだけ望もうと、平和が永遠に続くことはない。邪悪な影が北から迫っていることに、彼は気付いた。 |
ダーラマラン【4】
「大人しく退いてくれるなら、俺は何もしない」 ダーラマランの前に現れたのは、悪名高き北の悪魔だった。血と争いを好む北の悪魔は、ダーラマランの申し出を蹴る。 「それなら、俺も本気を出すしかないな」 ダーラマランの周りには、無数の鳥たちが集まる。こうして、神と悪魔の戦いが始まった。 |