アルテミス【1】
「なるほど、私も戦わねばなりませんか」 ひそやかに、けれども美しく煌めく月の女神。愛用の弓を携えて、彼女は静かに戦場へと歩み寄っていく。 |
アルテミス【2】
「隠れても無駄ですよ。さあ、出てきなさい」 夜闇に乗じての不意打ちなど、月の女神には通用しない。月の光はすべてを照らし、醜い奸計をあらわにする。 |
アルテミス【3】
「私の矢は百発百中。逃れる術はありませんよ」 麗しい微笑みで月の女神は弓をつがえる。放たれたが最後、矢尻が食い込むまでに瞬きすら許されない。 |
アルテミス【4】
「この矢が射抜くのは、あなたの戦いの心…」 弓矢の神の絶技が、無慈悲な正確さで敵を襲う。彼女の矢は相手の闘争心ごと射抜いて、すべてを諦めさせる。 |