迅天使 マル【1】
「僕のスピードについてこれる?早くおいでよ。こっち、こっち」 迅天使の名に相応しく、マルは今日も誰よりも速く大空を駆け抜ける。 |
迅天使 マル【2】
「僕、鬼ごっこが大好きなんだ。一緒に遊ぼうよ。」 天使の衣装をまとったマルはさらにスピードを上げる。一瞬の間に彼の姿は遥か遠くへと姿を消していた。 |
迅天使 マル【3】
「もう付いてこれないの?しょうがないなぁ」 マルはそう言って少し速度を緩める。天界でも知れ渡る彼の速さについていくのは容易ではない。 |
迅天使 マル【4】
「これは天使の弓。射抜いた相手の心を支配するのさ」 悪戯っぽい微笑みを浮かべながらマルは囁く。それは天使のみに与えられた禁断の力なのだ。 |