アンドロマリウス【1】
「妾を呼び出すと言うことは、どこぞに輝く財宝が眠っておるのだろう?」 盗賊と財宝を司るアンドロマリウスは、時に人間の召喚に応じてこの世に顕現する。 |
アンドロマリウス【2】
「何を囀るかと思えば、とんだ戯れ言を。この世の宝の全ては、妾の所有物であるのだぞ?」 宝を見つけ出すと、アンドロマリウスは召喚者を殺し、すべてを自分の掌中に収める。 |
アンドロマリウス【3】
「この輝き……人間風情には勿体ない。妾が身につけて進ぜるぞ」 奪った宝で実を飾り、アンドロマリウスは恍惚とした表情を浮かべる。人の物を手に入れるのは最高の快楽だ。 |
アンドロマリウス【4】
「なんだ、妾に楯突こうというのか。その剛気なところは嫌いじゃないわえ」 アンドロマリウスが指を鳴らすと、後ろに控えていた大蛇が鎌首をもたげる。蛇の大好物は、人間の生き肝だ。 |