オロバス【1】
「私の力が必要な者が、この地のどこかにいるというのか?」 かつては地獄の軍団を率いるほどの権力を有していたオロバスは、あてもなく大地を旅していた。己の存在意義を確かめるかのように。 |
オロバス【2】
「この悠然たる大地が、危機に瀕しているとは、なんて愚かなことだ……」 今までこんなにも穏やかな気持ちで、大地を、空を見たことはなかった。オロバスは誓う、この景色を悠久のものにすることを。 |
オロバス【3】
「召喚者が求めるのであれば、私は誠実にその力を貸そう」 オロバスの真摯な想いは、絶対に裏切ることが許されない誓いとして、彼は身体の中に刻む。雄大なる力が、再び――。 |
オロバス【4】
「大地に眠る怒りの火柱よ、今こそ力を解き放つときがきたぞ!」 オロバスが雄叫びとともに大地に手をかざすと、地中より真っ赤に燃え盛る炎が姿を見せる。凄まじい地中のエナジーが彼に力を与える。 |