クロケル【1】
「ふふ、私のこと知っていて呼んだのかしら? この黒い羽根が見えて?」 召喚者によって姿を現したクロケルは、虚を突かれたような表情をする召喚者に上目使いで言い放つ。 |
クロケル【2】
「ふふ、もしかしてかわいらしい天使に見えたのかしら? なら、私も罪深い女ね......」 その姿はどう見ても少女のように見えるが、クロケルの正体は強大な力を持つ地獄の公爵なのだ。 |
クロケル【3】
「さて、どうかしら? あなたが望むなら、私の力を貸してあげてもいいのだけど」 召喚者によって呼び出された以上、その者に力を与えるのが筋。堕天をしたとはいえ、クロケルは実直だ。 |
クロケル【4】
「あなたが私を呼び出したことを後悔しない程度には、私の活躍を期待していいわ」 クロケルはどこか回りくどい言い回しで召喚者に対しおどけて見せる。しかし、その実力は折り紙つきだ。 |