サレオス【1】
「そう怖がるでない。私はあんたの味方だよ」 クロコダイルに乗ったサレオスは、その容貌に似合わず温厚な悪魔だ。特に女性に対しては、紳士的な態度を取る事が多い。 |
サレオス【2】
「あんた、好いておる相手がいるだろう。その想い叶えてやろうか?」 サレオスはにこりと微笑んだ。その表情は、とても多数の悪魔を従える魔界の重鎮には見えない。 |
サレオス【3】
「言ったとおりになっただろう? だから次は私の言うことも聞いておくれ」 サレオスは、自分を頼った者に願い事をする。最初は小さい願いだが、それは徐々に大きくなっていく。 |
サレオス【4】
「どうやら潮時のようだね。ならば、共に魔界へと行こう」 サレオスは滅多に槍を使うことはない。しかしそれは、彼が戦いを苦手にしているということと同義ではない。 |