ネフィリム【1】
どこからともなく現れた巨人は、身の丈の半分はあろうかという刀を手にして猛スピードで大地を駆ける。筋肉そのものが鋼の鎧と化した巨体は、山や木々、さらには人間までもを吹き飛ばす。 |
ネフィリム【2】
昼夜を問わず、巨人の破壊活動は続く。いったいなんの目的で大地を汚し、そして人々を襲うのか? そんなことを彼らに問うても答えが返ってくることはない。人々は、ただ逃げ惑うのみ。 |
ネフィリム【3】
両の手に刀を持ち、身体中を傷だらけにしながら巨人は暴れまわる。痛みなど感じないかのように、決して表情を歪めることはない。この大地が無に帰すまで、彼らの破壊は続くのであろう……。 |
ネフィリム【4】
燃え上がる炎の中に、ネフィリムと呼ばれる巨人は立っていた。その黒き化身は、大地を駆け、武器を振り回し、ただ闇雲に破壊を繰り返す。人々は揺れる大地の中で戦慄を覚えるしかなかった。 |