パイモン【1】
「そんなに畏まらなくても良いのよ?」 神々しいまでの美しさを持つパイモンの笑みは、それを見た者の心を溶かし、やがて傀儡となってしまう。 |
パイモン【2】
「ルシファー様のご威光に傷を付けさせないわ」 自らの軍勢を率いて、パイモンは神の軍勢と戦う。その忠誠はすべてルシファーに捧げられている。 |
パイモン【3】
「ふふふ、人間ごときに私が心を奪われるとでも?」 愛を囁いてきた身の程知らずの首を小竜巻が引きちぎる。噴き出た血をパイモンはおいしそうに舐めた。 |
パイモン【4】
「嵐よ、思うままに吹き荒れなさい」 パイモンの周囲から真空の竜巻が巻き起こり、敵の皮膚を裏返してゆく。やがて血が霧のように舞い、戦場に秋の森の如く彩りを添える。 |