ベレト【1】
「余をこのような臭いのひどい場所に呼び出すとは……貴様、死ぬ覚悟はできているのだうな?」 突如人界に呼び出されたベレトは怒気をあらわにした。 |
ベレト【2】
「……それで、余に話とは一体なんだ。くだらないことで呼び出したわけでないだろうな」 紹介者を睨みつけ、ベレトは剣を突きつけた。地上に呼び出されたベレトは、常に怒り狂っている。 |
ベレト【3】
「ふむ、人間にもなかなかの奏者がいるな。魔界へ連れて帰るとするか」 ベレトに魅入られた奏者は、魂を奪われる。それを不幸と見るか幸福と見るかは、見解が分かれるところだろう。 |
ベレト【4】
「死ぬ、などという生ぬるいことで許されると思うなよ」 ベレトに刃向かった者は魂を食われ、係累も全て根絶される。さらにその祖先の魂までもすべて抹消させられるのだ。 |