黄龍【1】
「命をかけて、かかってくるがいい」 雲を割って現れた、太陽よりも輝かしい黄金のドラゴン。威風辺りを払い、燦然とその存在感を示している。 |
黄龍【2】
「とくと思い知れ、龍の力を!」 咆吼が幾筋もの稲妻を呼び、地上を焼き焦がす。天変地異に等しい圧倒的な力に、誰もが諦めの境地に追いやられる。 |
黄龍【3】
「嫌いではないぞ、その蛮勇は」 それでも龍に挑む戦士は絶えることがない。どれほどの小さき者でも、黄龍は全身全霊で叩き伏せるのみ。 |
黄龍【4】
「なるほど、ここは我にふさわしき舞台だ」 獰猛な笑みが浮かぶ。強すぎる龍の力を、この戦乱の世でなら存分に発揮できることを知ったのだ。 |