アイム【1】
「ほらほら、おとなしくしろ! まだその時ではないぞ!!」 大蛇に跨り旅をする悪魔アイムは、まるで盛りがついたように落ち着きがない猫と蛇の頭をなだめながら、その先を目指す。 |
アイム【2】
「なるほど……私が再び召喚される時がきたようだな」 吹きすさぶ風の中を行くアイムは、自らに与えられた新たな運命を感じ取っていた。破滅に向かうこともいとわずに……。 |
アイム【3】
「なぜ拒まないのかって? それはこれからじっくり教えてやろう!」 誰からの問いかけでもない疑問に対して、アイムは呟くように答える。それは、自らの決意と覚悟のようなもの。 |
アイム【4】
「この焔の中で、すべて滅ぶがいい!!」 屈強な悪魔が焼け跡に再び焔を放った。目が覚めるような火焔の眩しさが地平の彼方まで伸び、この世は再び混沌とした闇に堕ちる。 |