ウヴァル【1】
「コノオレニテヲカセダト……。キサマ、ショウキカ?」 杖を突きながら砂漠を旅してきたウヴァルが訝しげな表情で依頼主を見下ろすと、狂気の静寂が周囲を包み込む。 |
ウヴァル【2】
「オレノチカラヲモトメルナラバ、ハメツヲカクゴセヨ」 砂漠に吹き荒れる砂塵とともにウヴァルの身体から禍々しいオーラがユラユラと立ちのぼる。その色は、死の淵への誘い……。 |
ウヴァル【3】
「メヲトジルガイイ……エイエンノヤミヨガマッテイルゾ……」 ウヴァルの言葉とともに、依頼主の光は奪われた。それは、この世から希望がついえた瞬間でもあった……。 |
ウヴァル【4】
「ホウ、モウスグセカイガオワロウトイウノカ……」 自らが灯した炎を用い、この世界の未来を予見するウヴァル。そこには、無に近い寂寞とした情景が映し出されていた。 |