オリアス【1】
「ぬう、震えが止まらぬ……。我の心を揺さぶろうとするのものはなんだ!?」 ライオンの頭を持つオリアスは、その身が己の意思とは関係なく小刻みに震えることに気がつく。嫌な予感が頭をかすめる。 |
オリアス【2】
「おおう、落ち着け……我が下部よ。まだ、牙をむくときではないぞ」 オリアスの震えに呼応するかのように、彼が手にした二匹の大蛇が牙をむき出しにして威嚇の姿を見せる。危機が迫りつつあるのか!? |
オリアス【3】
「この星はやがて終焉を迎えるであろう。もはや救いの主が現れることを祈るのみ……」 オリアスは心を落ち着かせ、自らが立つ星の行く末を予見する。頭に浮かんだのは、見るに堪えない凄惨な光景……。 |
オリアス【4】
「大地よ、怒りの拳を突き上げろ! もはや、望みは立ち消えてしまったのだー!!!」 気まぐれな人間どもに嫌気がさしたオリアスは、この星の代弁者として力を湧き上がらせる。心奪われ、破壊の虜に……。 |