ガルム【1】
魔神に仕える冥界の猟犬。体に巻かれた鎖がその証だ。 持ち場の門において、来る者はことごとく追い払い、逃げ出そうとする死者を凶暴な目で見張るという。 |
ガルム【2】
敵に対する威嚇のためか、体毛は触れただけで怪我をしそうなほど逆立っている。 そして巨大な牙はまさに必殺の威力で、何人を地獄送りにしたか知れない。 |
ガルム【3】
血に餓えた死の猟犬が、正義の臭いを嗅ぎつけて戦場に現れる。 清潔なものを見ると、その強靱な牙でズタズタに引き裂いてしまいたくなる。 |
ガルム【4】
この猟犬の生命力と闘争本能は、そこらの悪魔では及びもつかない。 たとえ瀕死の重傷を負っても、相打ち覚悟で飛びかかり、相手の喉を食い破る。 |