スコルピオ【1】
生の根源が絶える地と呼ばれる悪夢の砂漠…スコルピオはその中心に鎮座する。わずかに残る草木の萌芽ですらその猛牙より逃れることはかなわない。 |
スコルピオ【2】
スコルピオは大いなる砂漠の大地を、時に潜り、時に滑るように悠々と闊歩する。この地に足を踏み入れ還ってきた者はいない。 |
スコルピオ【3】
神の使徒をその鍵顎で屠った時から、この魔物は粛清の対象となった。主も知性も持たない獰猛な怪物はさしもの神族ですら手を焼いている。 |
スコルピオ【4】
スコルピオは度重なる進化により屠った生物の要素を余さず取り込んだ。その忌むべき姿に正対した時、それこそが死の際と言えるだろう。 |