ソウルイーター【1】
闇の中に、赤く光る六つの目。三本の手に強靱な尾を持つその怪物は、仲間も持たず、単独で荒野をさすらっていた。何を思い、何を求めて生きているのか、全くの不明である。 |
ソウルイーター【2】
その怪物が山に住み着いたのはいつからだろう。 山に入った旅人や漁師を襲い、その魂を喰らう。いつしかその山は、帰らず野山と呼ばれるようになった。 |
ソウルイーター【3】
その怪物は、人間の頭蓋骨を集めるというおぞましい趣向を持っていた。 彼または彼女にとって、それは勝利の記念であり、自らの強さの証でもあった。 |
ソウルイーター【4】
ついに怪物が人里に降りてくるようになった。人間達は武器を取って戦ったが、怪物には歯が立たない。瞬く間に村は全滅した。怪物はさらなる獲物を求めて、人間の住む都を目指した。 |