バフォメット【1】
「民衆達よ我を畏れ崇め奉れ」 山羊の頭と下半身、人間の肉体を持つと言われるバフォメット。突如としてこの世界に姿を現したこの怪物の正体は誰も知らない。 |
バフォメット【2】
「そうだ、私に従っておればよい」 自らを信じ、信仰を捧げる人間に対しては、バフォメットは寛大だ。その知識も財も、惜しみなく与える。だが、そこには黒い誘惑があった。 |
バフォメット【3】
「混乱した世界というのは、見ていて心地がよいぞ」 バフォメットの視線の彼方には、醜く争う人間たちの姿がある。それはバフォメットにとって望むべき世界の形であった。 |
バフォメット【4】
「時は来た。今こそ世界を我が手に収めるのだ」バフォメットは雄叫びを上げながら自分に従う人間たちを鼓舞する。支配のために生まれたバフォメットの野望は果てることが無い。 |