ビフロンス【1】
人の顔に、杯のような形をした体。金属でできた腕を持ち、足はない。 動くときは宙に浮く、この奇妙な魔物は、何のために存在するのだろうか。 |
ビフロンス【2】
その魔物は目に付くものを端から攻撃し始めた。 鋼の皮膚と、岩をも砕く拳。並の人間であれば、たちまち握りつぶされて肉塊にされてしまうだろう。 |
ビフロンス【3】
魔物の不気味なところは、人の顔を持っているところだ。 敵を殺しているときは歓喜に歪み、攻撃されると憎悪が浮かぶ。まるで感情があるようなその顔が、恐怖心を増大させる。 |
ビフロンス【4】
兵器として利用しようとするものもいた。 だが、制御する方法がわからず、結局は人形の攻撃を受けて死ぬことになる。その力は誰も制御できないのだろうか。 |