ヘルプ日本語訳 > The objects > Inventory > The Layer Object > Description
説明
レイヤーオブジェクトは、オブジェクトを他のオブジェクトより前面に移動させたり背面に移動させたりできます。レイヤーオブジェクトはMultimedia Fusion 2 Developer オブジェクトの「最前面に移動」「最背面に移動」アクションを拡張させたものです。レイヤーオブジェクトは、一部のオブジェクトを除くすべてのオブジェクトの順序を変更できます。(背景オブジェクトは常に他のオブジェクトよりも背面に表示されます。ビデオオブジェクトやウィンドウコントロール(エディット、リスト、ボタンなど)のようにオブジェクト自身がウィンドウを持つオブジェクトは常に他のオブジェクトより前面に表示されます。)例えば、レイヤーオブジェクトはカウンタや文字列オブジェクトの表示順を変更できますが、AVIオブジェクトはアクティブオブジェクトの背面に移動できません。(AVIオブジェクトは自身のウィンドウ内に表示されます。)
このオブジェクトはMultimedia Fusion 2 Developerに新しい「次元」を追加します。それはZ順序あるいは単にZと呼ばれます。XとYは画面上の2次元の座標を表わしていますが、Zを使うことでゲームやアプリケーション中のオブジェクトの3次元の深さ関係を表現することができます。
レイヤーオブジェクトはレイヤー全体を変更することもできます。そのようなアクションは2つのパートに分かれています。
「レイヤーを表示」「レイヤーの位置を変更」のようにレイヤー全体に作用するアクション
これらのアクションは与えられたレイヤーのすべてのオブジェクトに作用します。例えば「レイヤーを非表示」アクションはレイヤーのすべてのオブジェクトを非表示にしますし、「レイヤーの位置を変更」アクションはレイヤーのすべてのオブジェクトを移動させます。
「並び替え」「移動」のようにオブジェクトのZ順序に作用するアクション
これらのアクションは特定のオブジェクトにのみ作用します。オブジェクトが決定された場合、同レイヤー中のそれらのオブジェクトにアクションが作用します。例えば、「オブジェクトを最前面に移動」アクションは与えられたオブジェクトを同レイヤー中の他のオブジェクトよりも前面に移動させます。オブジェクトが決定されていない場合、アクションは現在のレイヤーに適用されます。現在のレイヤーは「現在のレイヤーを変更」アクションで変更します。例えば、「オブジェクトをX座標順(昇順)に並べ替え」は現在のレイヤーのすべてのオブジェクトをX座標昇順に並べ替えます。
重要:現在のレイヤーオブジェクトは独自のウィンドウに表示されるオブジェクト(ボタンオブジェクト、エディットボックスオブジェクト、サブアプリケーションオブジェクトなど)には作用しません。これらのオブジェクトは常に他のオブジェクトよりも前面に表示され動かせません。レイヤーの表示/非表示でオブジェクトを表示/非表示にすることはできません。これらのオブジェクトの順序を変更することもできません。