ウォーレス

Last-modified: 2009-03-25 (水) 13:35:59

六門世界の西部に位置する港湾都市。
“千の水路を持つ都市”といわれ、大河フラテスが街を東西に流れている。
水路には『時計小路』や『山の手小路』などといった名前がつけられている。

海岸すれすれまでせり上がった陸の上に立てられているので、三角州などが発達せず、滝となっている。
街は傾いていて、段々畑のように建物が建っている。

一種の自治都市で、領主は有力貴族、商人らの議会によって選定される。
A.R.50年現在の領主はロウウェンだが、先代の(おそらく)領主はデュラン・ド・ブランシーだった。
魔獣使いの少女」ではこの都市を中心に陰謀が繰り広げられた。

リコル編では、有力な商家としてメイファーの壷を購入したアンドレアス家、盗賊組合と裏でつながっているカタリ家、カプチオ家が登場した。
アンドレアス家は領主とつながっており、最も有力な商家。
カタリ家の末席にギョーム・ド・ポリが属し、メイファーから古代の魔法知識を得ようとした。
カプチオ家の当主はジョルジュで、家宝は〈憂える瞳〉という水成岩の宝石が瞳になっている乙女の像だったが、ガスパーニュに盗まれてしまった。