Leningrad

Last-modified: 2019-02-21 (木) 21:54:27

作戦概要

1.8ウェーブにわたる、ドイツ軍の猛攻から初期陣地を防衛する
2.MAP中央の河川で故障し孤立した友軍を救出する

攻略例

概要

茂みと雪原の多いMAPで、初期配置の陣地を防衛します。
敵はMAP北側から押し寄せてきて、一正面作戦となります。
全部で8つのウェーブがあり、各ウェーブは4分、休憩時間が1分あります。
敵の主力は装甲戦力です。ウェーブを経るごとに敵の装甲戦力が強力になっていきます。

初動

陣地の戦車壕のKV重戦車2両は動かしません。彼らは最後まで陣地防衛の要となります。
陣地内に放棄された自走式の対戦車砲があります。戦車兵を載せて後方に配置します。
軽戦車2両は残念ながら序盤しか役に立ちません。陣地後方で、浸透してきた敵兵の処理を行ってもらいましょう。

T-34/76と、T-34/85の2両、そして歩兵戦力の大半を率いて、MAP中央へと進軍を開始します。
正面の森林地帯は敵兵の近接攻撃を受けやすいため、戦車はひらけた場所から進軍させます。

友軍車両救出

作戦開始後すぐに、MAP中央で友軍の重戦車「IS-2」が敵陣を蹂躙し、敵中で故障します。この突撃命令を出した同志は懲罰部隊に編入されました
このIS-2重戦車が、本MAPで自軍最強の戦力です。助け出しましょう。
T-34姉妹をIS-2の前方に出し、敵歩兵や敵戦車の接近を防ぎます。序盤なら敵はⅡ号戦車やⅢ号戦車の中期生産型しか来ないのでT-34の敵ではありません。
自軍歩兵は物陰に隠し、T-34に肉薄しようとする敵歩兵を撃ちます。

付近の自軍歩兵を選択し、インターフェースのレンチのアイコンを選択後、IS-2をクリックします。
するとその歩兵が修理を行います。故障個所は複数あるので、必ず複数の歩兵に修理させましょう。

修理後は、対戦車能力を持たない歩兵、T-34とIS-2は自軍陣地まで後退させます。
対戦車能力を持つ歩兵はインターフェースから「応戦射撃」にし、MAP中央あたりの、左右の茂みに「伏せた状態で」隠しましょう。

増援について

このMAPでは有限で増援を呼べます。増援ポイントは1ウェーブをしのぐと増えます。
呼べる兵種は限定されていて、歩兵は「戦車兵」「AT兵」しか呼べません。ただ戦車兵も短機関銃を装備しており歩兵戦は可能です。

まず序盤の敵の攻勢が手ぬるい頃に、歩兵をそこそこな数呼びます。呼んだ歩兵に補給車を調べてもらい(インターフェースの目玉のアイコン)、
『対戦車手榴弾』を1人1~2個持ってもらいます。
彼らはMAP中央あたりの、左右の茂みに「伏せた状態で」隠します。「任意射撃」から「応戦射撃」へと変更することを忘れずに。
これで敵をスポットして陣地の砲の援護をしつつ、いざという時には敵戦車の側面に特攻を仕掛けることができます。
呼んだAT兵は最初から対戦車手榴弾を持っていますが、呼んだ戦車兵は持っていません。注意してください。

陣地の土嚢には、呼んだ戦車兵を配置します。それでも終盤には土嚢がボロボロになるので、陣地前の草むらに伏せて隠しておきます。

陣地の補強は「Zis-2」対戦車砲をメインに。本砲はティーガー、パンターを除き、最後まで敵の戦車に有効打を与えることができます。
敵の攻撃は戦車壕のKV重戦車が踏ん張ってくれるので、その後方で射界がある程度通るところに配置していきます。

その他、各1両ずつ、Su-85、Su-100駆逐戦車、およびIS-1重戦車を呼べます。どれも陣地防衛に役立つので中盤から呼んでおきます。

中盤

ウェーブ3~4、ウェーブ6あたりに、ヴェスペやフンメルなどの自走砲が混ざります。
これは放っておくと陣地をどんどんボコボコにしていくので、こちらから出向いて倒す必要があります。

MAP左右に相当数の歩兵を隠しておけば、自走砲がどこにいるかはわかると思います。
T-34/76とT-34/85の2両、IS-2重戦車、そして随伴の歩兵少しで、おしおきに行きます。
随伴の歩兵は、増援で呼んだ戦車兵でも使っておけばいいでしょう。彼らの装備は短機関銃であり、戦車に肉薄しようとする敵歩兵の掃討に役立ちます。

Ⅳ号戦車や駆逐戦車が混ざるようになると、自軍戦車の故障も増えます。
こまめに修理して大事に使いましょう。
砲や戦車は、射界と位置取りを意識しましょう。本MAPは見えづらい起伏があって、その起伏が側面からの攻撃を防いでくれたり、敵の戦車への攻撃を妨げたりします。

最後のウェーブ8

ベテランティーガー2両、パンター2両が来ます。
この正面装甲を貫徹できる戦車は自軍にはわずかしか存在しません。IS-2が何とかタメを張れるくらいでしょうか。

各対戦車砲は随伴の戦車(主にⅣ号駆逐、自走砲が来ます)を狙います。ティーガー、パンターを狙ってもはじかれて終わりです。
陣地のKV重戦車達は、しばらくは持ちこたえてくれます。彼らの粘りに期待しましょう。

粗方、随伴の戦車や歩兵が減ったら、序盤からMAP左右に隠しておいた歩兵たちを「立た」せ、画面下の武器選択で「対戦車手榴弾」を選択。
その状態でティーガーやパンターに攻撃指示を出します。すると、歩兵が特効を仕掛けます。
この頃は、ティーガー、パンターは陣地のIS、KV重戦車や各種対戦車砲にかかりきりで、側面に注意を払っていません。
対戦車手榴弾の直撃が入れば、いかな猛獣戦車とはいえ沈むでしょう。

あとは残敵を掃討すればクリアです。

史実

革命の指導者レーニンの名を関するレニングラードは、フィンランドとの国境近くに存在するソ連の重要都市である。
この都市は独ソ戦初期からドイツ軍に包囲され、飢餓・疫病・空襲や砲撃などで凄惨な状態と化したが、3年近く降伏せず持ちこたえた。
はじめのシナリオ「イスクラ作戦」はこのレニングラードの解囲を狙ったものである。

レニングラード戦でも、枢軸・ソ連双方から100万以上の犠牲者が出ており、民間人も多数死んでいった。
ドイツ軍は包囲にあたりレニングラードを飢餓と凍結で締め上げる作戦に出ており、当時の市内では人肉を食べて飢えをしのぐ有様だった。
冬は燃料が尽きた街で凍死者が続出した。北のラドガ湖も結氷し、その氷を渡って避難民や物資が行き来したが、ドイツ軍もその廻廊に攻撃を加えたため「死の道」とも呼ばれた。

本シナリオは1944年でレニングラードの解放の時でもある。
史実では、前代未聞の数のカチューシャがオルガンを弾いたその時だが、どういった皮肉なのか本シナリオは防衛戦である。