血管疾患

Last-modified: 2024-09-01 (日) 15:55:43

血管疾患

  • 突然の強い痛みが、背部寄りに出る(≒大動脈解離)のが典型像。
    • 突発症状は「詰まる」「破れる」「裂ける」「捻れる」のいずれかが起こっていると考える。

末梢血管疾患

  • ASOとTAOは、慢性の経過で間欠性跛行をきたす(歩くと悪化し、休むと治まる下肢の痛みによる)。
    • 両者は共通で、Fontaine分類という重症度分類が使われる。
      Ⅰ度:無症状かしびれや冷感がある程度
      Ⅱ度:間欠性跛行
      Ⅲ度:安静時疼痛
      Ⅳ度:潰瘍・壊死
    • 間欠性跛行は、血管性と神経性を鑑別する必要がある。
      間欠性跛行をきたす神経性の疾患としては、脊柱管狭窄症がある。
      神経学的所見や、足背動脈の触知可否を確認することで鑑別する。
  • 急性動脈閉塞症とDVTは、急性に血管が詰まることで突然発症する疾患。
    身体所見で両者を鑑別する。