江田島秋月ラインは、江田島市北区の江田島中央駅と同市秋月区の秋月駅を経由し、本線?と矢矧野線及び空港線?と大鳳線?を直通運転する運転系統の愛称である。2108年4月1日に開業した。
江田島秋月ライン
運転経路図
概要
本社の位置する起点駅ながら長らく中心都市としての機能を秋月に奪われ、さらには瑞雲の経路変更で優等列車の発着もなくなり、空港アクセスすらなくなった江田島中央駅の大規模な再開発事業の目玉として計画された。
- 秋月を起点とする空港線を江田島中央まで延伸、また能代原を起点とする大鳳線も江田島中央まで延伸、空港線列車の一部を大鳳線に直通運転する
- 矢矧野線から本線への乗り入れを可能にし、矢矧野線(及び同線に直通する川沿線の一部列車を本線に直通運転する
という二本立てのプロジェクトであり、「江田島秋月ライン」という名前で運行される列車が存在するわけではない。
2105年夏頃から建設が開始され、2108年4月1日のダイヤ改正で完全に開業した。
経緯
江田電設立~A7時代まで
当初江田島中央~秋月の本線からスタートした江田電は、その後江田島中央~仁淀間の矢矧野線開業や本線環状線化等を経て順調に発展していった。しかしながらその中で都市機能の発展は秋月や矢矧野が中心となり、江田島中央自体は一段落ちる発展度となっていた。
最終的に空港線は秋月止まりとなり、また矢矧野線の主要ターミナルも矢矧野と能代原になっていた。
A9移植後
リゾートみのりの運行休止、そして瑞雲の経路変更と江田島中央の相対的地位は更に低下した。川内新都心?の開業後、第二都市圏の地位も奪われた。駅周辺にも空き地が散見される状況であり、江田島市としては周辺を再開発し、これらを有効活用する必要性を感じていた。
一方、川沿線や仮称六号線(現在の大鳳線)の始発駅となっていた能代原駅や空港線の始発である秋月駅の乗降客数は順調に増加し、それらの間をいかにスムーズに接続するかが議論されていた。
計画
2101年度、江田島市は江田島中央駅周辺の再開発事業の開始を決定。合わせて江田電は江田島中央駅自体の大規模な増築を決定した。水平方向への拡張は周辺への影響が大きすぎると判断されたため、現在の上下二層式をとることとされ、また直通しない列車のための検車区を南北に整備するものとされた。
本線は既にかなりの高頻度運転をしていること、大鳳線は空港線と違い6両を前提に整備されていること等に鑑み、直通するのは優等列車を中心とする一部列車のみとされた(本線の複々線化も検討されたが、秋月~平賀研究所は空港線・本線の複々線状態であり、実質的に三複線となるのは過剰だという判断であった)。
運行形態
本線系統
区間運用を除く全ての本線?列車に加え、矢矧野線特別快速アーバンが秋月駅まで、同線特急晴嵐が平賀研究所前までそれぞれ乗り入れる。また、江田電川沿線 の特急 蛟龍も(能代原~江田島中央間を矢矧野線経由で)秋月まで乗り入れる。
更に、本線の支線である岬線?の急行 蒼空?も江田島中央から北回りでさなえフェリーポートまで運行する。
空港線/大鳳線系統
大鳳線? の一部普通・快速列車と特急 烈風?は秋月駅まで乗り入れる。また、空港線?の直通快速と特急 景雲?は大鳳山または瑞鳳台(ダイヤによる)まで乗り入れる。