近距離自動列車停止装置
近距離自動列車停止装置は
迷北グループの路線で使われている閉塞方式である
略称はATS-SD (SDは Short Distance )
元来迷北グループでは 営業運転する列車と列車の間隔が狭い
(A7/A8で最小2マス A9で約40m)
このため通常のATSやATCでは万が一事故等で先行列車が遅れた場合
後続の列車の追突確率が高かった
初期には閉塞間隔を短くして対応していたが 少しの遅れで非常ブレーキがかかることが多く
運行の妨げになっていたために新しく導入された閉塞方式が当頁のものである
概要
- 特になにも設定していない場合は 通常のATSとして作動する
迷北グループ管轄路線でも 本数の少ないローカル線ではこちらで運転している場合もある
- 列車間隔の狭い区間を走行する列車は
後述の起動スイッチを操作し 近接モードに切りかえる
近接モードの列車が狭間隔の区間を走行中は 先行列車の運転操作がリアルタイムで送られ
規定と違う動作を感知した場合 衝突しない範囲で自動的にブレーキをかけて減速する
停止はしないので 動作はATCに近い
逆に先行列車のほうでは 列車を自動で加速させることもできる
十数キロ程度の加速のみ取り扱うため ATOのような動作は行わない
(一部対応操車場と列車では AVC(自動回送)の動作は可能)
この動作は対人対物衝突を避けるため 後述のペダル操作で切ることもできるほか
駅や交通量の多い踏み切りに近い場合、信号機が【警戒進行】を出している場合などは自動で切れる
こうして通常より狭い列車間隔を さらに狭くすることを回避している
装置
通常のATSに使用される地上装置・車上装置に加え
ATS-SDでは次の装置により構成される
- 列車制御感知装置
各列車の運転台に取り付けられている装置群
路線異常や動物の飛び出しなどで通常ブレーキをかけない場所で操作されたりすると
後続列車にその情報が送られ 先述の動作を促す
後続列車からの情報で加速を行う装置もこの中に含まれる
構内再加速などが逐一バレるおまけつき
- 加速抑制ペダル
運転士の足元 警笛ペダル側に設置されている
かかとで押し込むようにして踏んでいる時 先述の加速動作を行う
かかとになっている理由は 動作中でも警笛を操作できるようにするためなのと
逆の足はデッドマン装置の操作に使うため
加速させる動作が異なるSL列車には設置されていない
- 列車位置測定装置
地上に設置されるもので センサーを主とし
列車の通過速度や現在地を正確に把握することができる
閉塞区間に車両が「いるか」「いないか」のみを判断するATSと違い
「どこにいるか」「どれだけの速度を出しているか」を正確に把握することができ
列車通過直後のポイント切替が可能となった
- さいころ信号機
ATS-SDでは 通常の信号機では表示できない【警戒進行】の指示を送る場合がある
これは『先行する列車(最接近している場合が多い)の動作にあわせて進行せよ』を表し
操作を運転手の判断にある程度任せる指示である (このとき自動加速は切られる 手動加速は可)
運転手は先行列車との間隔に注意しながら列車を進めなければならない
この表示に対応した信号機の見た目がサイの目の六のような形をしていることからこう呼ばれる
最近動画では登場していないが さいころ信号機もご健在である
ちなみに現実のGG表示ではないが 【高速進行】を出すこともでき
『ディメンション』『光流』『アルカディア』などで使用中
対応路線・列車
- 迷走北都鉄道
- 北将交通局
- 北将管轄線
天夢スカイアクセス線・志季スカイリニアライン・
練幌線の一部・丑河線を除く在来線全線
(上段および新幹線はATC 下段は通常ATSで運転)
神幌運転所・西志季上操車場・谷衣操車場・来見操車場・
東志季上操車場・夢見操車場はAVC対応
管内を走行する次の直通列車
特急『飛翔』『豆腐小僧』
特急『Kestrel』
特急『ワルキューレ』(AVC対応)
直通普通列車のうち 南13条東-谷雲間
新幹線『こだま』のうち 神幌-邦雷間- 空港連絡特急は全区間臨海本線のためATCにて運転
- 空港連絡特急は全区間臨海本線のためATCにて運転
- 神幌軌道
全線
- 北将管轄線