この数年、CASP関西というグループでEBMワークショップを開いたり、チューターとしてみんなで参加したり、チームとして活動してきた。
非常にスムーズで優れたチームだった。
自分の中で、現在の活動をNPO化した方がよいという構想が湧いてきたため、どのチームをNPO化するのか検討した。
CASP JapanのNPO化も魅力的っだったが、チームが各地にわたり、大きくなる。
自分の手に余る可能性もある・・
そう考えて、身近で小回りの利くCASP関西のNPO化・・という方向に進んでいこうと考えた。
CASP関西のスタッフに何度も相談し、同意を頂いてNPO CASP関西の設立に向かって2015年は進んでいた。
しかし、残念ながら中止することになった。
いろいろな問題があったが、基本的に医療者の兼業禁止ルールが厳しいようで、NPOに所属することだけで問題となる職場が多い・・みたいである。
これはたぶん、パワハラに近い問題も含んでいると思う。
NPOの活動は休日を利用して行うため、職場から時間的な問題を指摘されることはない。
かつ、ほぼ無報酬のため、何も言われる筋合いはない。
しかし、報酬について設立時の定款や設立趣意に書くことは、一般的にしないことである。
報酬については、ワークショップ主催者やその時々の条件で変わる。
いずれにせよ、報酬と言うよりも交通費や食事代であり、ワークショップについては完全に「シロ」だ。
そこがうまく伝わらないのか、何人もの方がNPO参加を断念された。
結局、CASP Japanに相談して、CASP JapanのNPO化で方向性を変えることとなった。
残念・・・
身近な地域密着のグループをNPOにしたかった・・・本当にそう思う。