ワークショップの余韻・・・
を感じています。
いつもそんなもん感じないんですが。
年のせいか、やはりちょっと違うセッティングが効いたのか。
学生対象っていうのは、使うエネルギーが全然違うのかも。
いつもそんなに気にしないんだけど、今回はアンケートに大注目でした。
継続的な案内を希望するのは、学生が80%。
一報で、薬剤師、医師などプロフェッショナルは35%ぐらいでした。
なんでそうなるの?
内容がプロの使用に堪えない未熟だから・・
と感じて今までやってきました。
でも、違うと思い始めています。
ワークショップで、論文の吟味方法をやるのは、いいんですよ。
それは良い。
ようは、各自のニーズに微妙にずれるんです。
薬剤師さん、研修医、消化器内科医・・・
などいろんなセッティングでジャーナルクラブを担当してきました。
全体に、やんわりと感じるのは、プロの医療従事者のつかみ難さ。。
特にお医者さんたち。
全員がそれぞれに考えをもっている感じなのと、思考パターンが違うのと、スピードがそれぞれ個性的です。
勉強会、というセッティングになじまないんですね。
もともと1人で勉強するのに向いているのが、仕事になって一層加速しているのでしょう。
自分もそうだし。
前からずっと感じてたんですが、勉強会まで来るのに不満足気な医師って・・・
だってやる気はあるんですよ。情報も求めている。
でも、勉強会では不満。
早く帰りたい。
まあ、考えたら論文を一人で読む時ってね、好きな椅子に座って、コーヒーでも淹れて。
テレビでも、好きな音楽でも流してやるわけですわ。
論文読み=快適な自分の時間
なわけです。
ワークショップとか、論文の抄読会は、
(快適な自分の時間)-(おいしいコーヒー)-(好きな音楽その他)=論文のみ
なので、そりゃ楽しくない。
・・・まあこれ↑は言い過ぎかもしれないけど、たぶん近いですよ。
「自分の」「自分的な」が抜かれてしまうのが、すごく気持ち悪いんだと思う。
薬剤師さんは、比較的均質で、つかめることもあります。
たぶん、EBMってなんだろうという気持ち、習おうという気持ちがWSにもつきあおうと思うんでしょうね。
研修医は、僕はうまくつかめた記憶がないです。
EBMにも論文にも興味がない。
かつ自分ペースの勉強ではない。
それも問題ですからね。
WSで、各自が自分のペースで、好きにやれるようなデザインがあればきっと満足度が高いのでしょう。
オックスフォードの大学みたいな感じですなぁ。。
(完全に放置されて、時折り指導教官と話し合いがあるだけらしい)
学生は、その点非常にスムーズに導入できる。
ようは、揃ってるんですよね。サンプルとして。
かつ、授業になれているから、全体で動くことに抵抗が小さい。
ICLSなんかも、もっと学生にガンガンやらせた方がいいでしょうね。
EBM教育の効果って、あとで教えた内容のテストで点数を測定するとかではちょっとね。。
やっぱり行動変容が必要で、医療情報を自分で検索したり、論文を読むというアウトカムを設定しないといけません。
これらを・・・年に何回したか?なんてことの方が、EBM教育のアウトカムに合致する・・。
それに、働きながらEBM実践ってねぇ。。
同時に各科の専門的内容を実際に学びながら、疫学データのことも考える??
・・・無理だわ~。
まずEBMのマスターありきで、臨床でないと。
うんうん、やっぱりそうだわ。
来年も、Student CASPでがんばるぞ! ![[star]](https://cdn.wikiwiki.jp/to/w/common/image/face/star.gif?v=4)
あと二週間で来年な、ある日です。