nuvi360

Last-modified: 2010-05-03 (月) 01:10:21

nuvi 360でできること

Garminの nuvi 360 をゲット。さらにTM-D710,D700(E),D7(E)との接続ケーブルをゲット(48ドル)
何も考えることなく、nuvi 360とD710のGPS端子と接続。
あっという間にAvMapの親戚みたいなことができちゃいました。

nuvi360詳細スペック→いいよねっと

APRS局を表示

DSCN0957-s.jpg
  • アイコンが[・]となってしまっているのは残念だが、もしかするとどこかで定義できるのかも。うじゃうじゃ表示されるよりはいいか.....

リスト表示

DSCN0959-s.jpg


673.JPG

リスト表示も綺麗に出ます。行き先指定もバッチシ

533.JPG

ただしwaypointを取り込みすぎるとメモリフルになります。

RTA.jpg

軌跡もばっちり

接続ケーブル

写真2.jpg

DSCN0961.JPG

φ2.5 pin

pin.jpg

Garmin側USB

USB.jpg

変換器

henkan.jpg
kiban.jpg
kiban_mukimuki.jpg

画像をクリックすると拡大します。

その他の機種

もし、Garminのnuviシリーズを持っていたら試してほしい(試させてほしい)

接続テストまとめ

No.リグTNCnuviケーブル
1TM-D710内蔵TNCnuvi360GTRANS Cable (Kenwood Style)
2TH-D7(E)内蔵TNCnuvi360GTRANS Cable (Kenwood Style)
3TM-D700(E)内蔵TNCnuvi360GTRANS Cable (Kenwood Style)
4TH-25(笑)Tracker2nuvi360GTRANS Cable (D-Sub Style)
5TH-25(笑)opentracker+nuvi360GTRANS Cable (D-Sub Style)
6DR-120T2-135nuvi360Garmin 010-10813-00
7VX-6TinyTrak4nuvi360GTRANS Cable (D-Sub Style)

nuvi 205

今後検証予定

nuvi 900

JM7MUU局がリサーチ中

Link

Nuvi-ichiWiki
TT4情報など
NMEA
nuvi350で接続

まとめ

最近、APRSを楽しまれている局が増え、いろいろな無線機とTNC、そして位置を知るためのGPSを組み合わせていらっしゃることと思います。

これまでもハンディGPSとの組み合わせや、コンパクトなGPSレシーバーを接続した例が数多く紹介されていますが、今回は手頃な価格で売られているカーナビとAPRSを組み合わせて楽しめる方法を紹介します。

TM-D710に接続できることはもちろん、TinyTrak4やOpenTracker+、Traker2などに接続して、RFで受信した他局のAPRSの位置情報をナビ上にアイコンとして表示できることがわかりました。


eTrex_s.jpg

これまでもハンディGPSでAPRS局を表示することは可能

eTrex.jpg

地図上に表示されるとかなり分かりやすい

資料提供:JF7ELG局

無線機との接続

今回紹介するのは、Garmin社が発売しているnuvi360という機種で、海外ではPND(Personal Navigation Device)、日本ではメモリーナビなどと言われており、地図や検索データ、それを使用する制御プログラムなどは全て本体メモリーに内蔵しているため、機械的な稼動部が無く、コンパクトで非常に軽いものです。

うれしいことにとても手頃な値段で量販店に並んでいました。

TM-D710と接続

TM-D710にnuvi360を接続するために必要なものは、Argent Data Systemsという米国のメーカー製のケーブル1本のみです。

GTRANS Garmin to NMEA Translator Cable (Kenwood Style)という名前で売られており、48ドル+送料で送ってきてくれます。

そのケーブルの片方をnuvi360の側面についているUSB(mini)に、もう片方をTM-D710のフロントパネル側面のGPS端子に接続すれば完了です。
もしAPRSのデータを受信しているのに画面上に出てこない場合は、TM-D710のメニュー番号603のWaypoint出力が有効になっていない場合がありますので確認してみてください。
また、Waypoint Name は9-characterを選択してください。

nuvi-D710.jpg

TH-D7(E)との接続

Kenwoodがヨーロッパで発売していたTH-D7(E)にも繋ぐことができます。TM-D710との接続に使用したケーブルでOKです。
そのケーブルの片方をnuvi360の側面についているUSB(mini)に、もう片方をTH-D7(E)の側面にあるGPS端子に接続すれば完了です。

nuvi-D7.jpg

TM-D700(E)との接続

問題なく接続可能

Tracker2との接続

otconfig1.jpg

opentracker+との接続

ot+config.jpg

TinyTrak4との接続

こちらを参照してください。
http://www.geocities.jp/jr7ovc/1musen/APRS/nuvi/nuvi360-tt4.htm

DR-120/T2-135との接続

Argent Data SystemsのT2-135はALINCO DR-120などに内蔵するタイプのTracker2です。

T2-135.jpg


nuvi-DR120.jpg

接続はGarmin 010-10813-00 Mini-B Data Cableを使用します。無線機側はバラ線なのでDsub9(オス)コネクタを取り付け、DR-120の背面のシリアルポートに接続します。
Dsub ピン2-白、ピン3-黄、ピン5-黒 ※Tracker2とはピンアサインが違います。


T2-135の設定例

T2-135Config.jpg

ABAUD=9600
AMODE=GARMIN
ポートモードをGARMINにするとPCがつながらなくなるのでAUTHLISTやJumper切り替えなど事前に対策しておきましょう。

nuvi_dispatch.jpg

T2-135を接続すると「目的地検索」が「Dispatch」に変わります。
アイコンも虫眼鏡からトラックに変わってます。

T2-135_01.jpg

自局宛てのメッセージを受信するとポン、ポンという音とともに画面にメールのアイコンが現れます。

T2-135_02.jpg

メールのアイコンをタッチすると受信したメッセージの一覧が表示されます。
他局宛のメッセージは表示されません。

T2-135_03.jpg

メッセージの一覧のメッセージをタッチすると全文が表示されます。


問題点
T2-135とnuvi360の組み合わせではnuvi360が起動できなくなることがあります。
詳しい内容と対処方法は「Tracker2とつないだときの問題点」を見てください。

POIデータ生成

Waypointを無線機から取り込まないと表示できないのか?という疑問も沸いてきます。
それに対応するのが、パソコン上でPOI(Points of Interest)データをつくりnuviに転送してしまうという手法で、いろいろなツールが出回っています。
デジ、I-GATEなどの位置情報をPOIデータにしてnuviに入れておけば、似たような表示になると思います。

POIファイルの作り方

nuvi900

nuvi350輸入

nuvi350や海外版のnuvi360をTracker2やT2-135につなぐとメッセージ送信ができます。

メッセージ送信

nuvi350_sendmsg.jpg

メッセージを送信するときは相手のコールサインの前に-を付け、コールサインと本文の間にはスペースを入れます。
受信したメッセージに応答するときは-とコールサインを省略することができます。

コマンド実行

nuvi350_sendcmd.jpg

nuvi350は接続されているTracker2のコマンドを実行することが出来ます。
Tracker2にコマンドを送るときはコマンドの前に--を付けます。コマンドの実行結果はメッセージでnuvi350に届きます。

nuvi350や海外版のnuvi360を販売しているサイト

・www.radioshack.com - 日本から直接は買えないようです。
・www.amazon.com - 日本から直接は買えないようです。
・www.amazon.co.uk - 日本へ発送してくれるショップもあります。購入時は追跡可能な発送方法が無難です。

北米版nuvi350 (Refurbished)

・日本語音声によるルート案内ができます。(ルート検索対応地図使用時)
・取扱説明書以外の付属品はnuvi360日本版と同じです。
・ACアダプタもnuvi360日本版と同じのもが付属するのでそのまま使えます。

海外版nuviの地図について

海外版のnuviには日本の地図が入っていないので別途用意する必要があります。
UUD製作所から英語版nuviに対応した地図が発売されています。
・フリーの日本地図を入れる方法もありますが、実用的な地図は少ないようです。
・フリーウェアを使って国土地理院で公開している地図データをnuvi用に変換して使うこともできます。

nuvi350_map01.jpg

左:日本地図を入れないと道路などは表示されません。 右:UUD製作所の地図などを入れると道路などが表示されます。

nuvi350_map02.jpg

左:フリーの日本地図(ルート検索非対応) 右:UUD製作所の地図(ルート検索対応)

海外版nuviに日本地図を入れる

海外版nuviに日本地図を入れる方法はこちら

わかっている問題点

上書きされない

533.JPG

waypointは上書きされないため、取り込み数の上限になるとメモリフルになります。
この場合、お気に入りを全削除することにより、新たに読み込むことができます。
ただし、これまでのwaypointはすべて消えます。

出力停止

ps.jpg

エンジンを切ったり、内蔵バッテリーで動作させようとすると外部への出力が停止します。
ただし、ナビとしては使用することはできます。当然、新たなwaypointは画面に表示されません。

Tracker2関連


Tracker2とつないだときの問題点
nuvi360をTracker2やT2-135につないで使っているとnuvi360起動時に「地図データロード中...」で止まってしまう場合があります。nuvi360に外部電源が接続されていない場合は「地図データロード中...」の表示後に電源が切れます。この現象は「お気に入り」に登録されているT2-13から受信したWaypointが多い(10~20件以上)ときに発生します。お気に入りの「全削除」を実行してからnuvi360の電源を切ればこの現象は発生しません。
この状態から回復するにはnuvi360の取扱説明書に記載されている「全ユーザデータの消去」を実行します。全ユーザデータの消去を実行すると「お気に入り」のすべてのデータが消去され、設定内容が初期化されてしまいます。