黒い霧の謎を追え

Last-modified: 2017-02-13 (月) 23:48:11

ストーリー概要

  • 房総半島沖に突如、黒い霧が発生した。そこでは一切の内燃機関・原子力機関が停止し、ミサイルをはじめとしたほとんどの現代兵器が使えなくなるという異常な空間となった。
  • この謎を調査するために、急遽、いくつかの鎮守府から艦娘が派遣されたが、艦娘たちのほとんどが帰ってこなかった。かろうじて戻ってきた艦娘から話を聞くと、艦娘の艤装もまた、機能を停止ししてしまい、多くの艦娘が海に飲み込まれてしまったという。
  • 事態を重く見た政府は皆さんに調査と問題の解決を依頼するのであった。

ストーリー概要

  • 四部構成を予定しています。各部のタイトルは以下の通り。
    1.死の霧
    2.出帆
    3.決戦
    4.正宗教授

1はオープニングですが、一部の方にご参加いただくかも。
2からが本番です。そして、文字通り3が決戦。帆船での海戦を行います。
4は結末ですが、小規模な白兵戦の可能性もあります(時間による)。

「囚われのお姫様」

  • NINJA提督
    • 扶桑・山城
  • 飛鳥提督
    • 悪雨(駆逐棲姫)
  • サイダー提督
    • 青葉
  • 近江提督
    • 鹿島

海域

後日、マップを用意しますが、大まかには以下の通りです。
1.横須賀港から出撃する艦隊
2.横須賀沖でイベント
3.浦賀水道入り口で海戦
4.黒い霧の発生源?へ

帆船海域MAP

帆船イベント
※この海域MAPには「艦これRPGの公式ホームページ」からの画像を借用しています。

レギュレーション

    • 今回は帆船での海戦がメインです。帆船ですので近代以降の艦砲は積めません。積んだら沈みます。壊れます。
    • なお、ガレー船もOKです。が、大砲を積まないとあまり役に立たないと思いますよ?
    • 艦砲
      • 基本的に黒色火薬で使う大砲がメインの艦砲となります。色々とありますが、めんどくさい方は……カノン砲、キャロネード砲、カルバリン砲、臼砲とかとかでいいかと。
      • 大砲の門数は以下を参考にしてください。大体、小型艦が一桁くらい、中型が10~30、大型なら50門以上と思っていただければ。
        ・大航海時代の小型船:一桁
        ・大航海時代の中型船:10~30門
        ・ガレオン:大型なら50門ほど
        ・スループ:10~20門
        ・戦列艦:60~120門
    • その他武装
      • ラム(衝角)の使用はOKです。
      • 火炎放射器もOKです(いわゆるギリシャの火ってやつですね)。
      • 黒色火薬使用なら焙烙玉(爆弾)の投擲・火箭(原始的なロケット)も可です。どこまで役に立つかはわかりませんが……。
    • 白兵戦用武器について
      • 白兵戦用の武器も用意しておいてください。そもそも、帆船での戦いでは斬り込みもありましたし、最後で使うかもしれません。
      • レギュレーションは基本、船と同じです。黒色火薬使用なら銃火器の使用もOKです。

開始時期

5月28日土曜日午後8時出帆!
(3、4時間を予定)

参加者と戦力

  • 1.富幸神社(NINJA鎮守府)
    • 2.船舶:アテナ号/ジーベック(大型船)、シリウス号/フリゲート(小型船)、ヴェガ号/コルベット(小型船)
    • 3.アテナ号/キャロネード砲50門、シリウス号/カルバリン砲20門・神火飛鴉(しんかひあ)、ヴェガ号/シリウスと同じ
    • 4.NINJA提督/手裏剣20個・村正、吹雪/村正・馬上筒、大和/村正、千歳/短刀・弓矢、足柄/村正×2
  • 雷鳥鎮守府
    • 2船舶:戦列艦越後(大)、フリゲート艦能登(小)、ブリッグ艦皇海(小)
    • 3兵装:越後132門、能登52門、皇海18門
    • 4:提督(火龍、電龍)日和(桜吹雪)彩乃(弓矢)筑摩(石火矢というか火槍)秋雲(マスケット銃×∞)
  • 1.Mago鎮守府
    • 2.船舶:カレドニア/戦列艦(大) ウィンチェスター/フリゲート(小) コンウェイ/ウィンチェスター級フリゲート(小)
    • 3.カレドニア:120門 ウィンチェスター&コンウェイ:60門
    • 4.Mago提督:槍・吹き矢・薬品壺 川内:ボウガン・薬品壺・トンファ 漣:投げナイフ・薬品壺・調味料セット・火縄銃 かわち:焙烙火矢(正直魚雷にしか見えないけど焙烙火矢。一部胡椒入)・日本刀 かわうち:日本刀・多連装水鉄砲(エアーコッキング式・ハバネロエキス入)・水鉄砲用水タンク(2.5L×2)
  • 近江鎮守府
    • 戦列艦:(大)インペラトリーツァ・アンナ フリゲート:(小)ペテルブルーグ、モスクワ
    • アンナ:カロネード合計砲門数 110/114/130 門  砲列甲板24 ポンド砲15 門  中央甲板16 ポンド砲16 門  作戦甲板8 ポンド砲16 門  後甲板6 ポンド砲 ペテルブルーグ、モスクワ:56門
    • 提督【粛清剣サモセク(サーベル)】 比叡【へし切り長谷部(日本刀)】 加賀【与一の弓】 大鳳【マスケット銃】 Pola【素手/ワイン数10本】
  • 1:三ツ矢鎮守府(サイダー提督)
    • 2.使用艦艇:りゅうきゅう/ジャンク船(小型)のみ
    • 3:カノン砲6門(片舷3門)。
    • 4:提督(火縄銃・麻酔吹き矢) 加賀(弓矢・麻酔吹き矢) 蒼龍(弓矢・麻酔吹き矢) 巻雲(火縄銃・麻酔吹き矢) およびてつはう(256個) 鳳翔さん(弓矢・麻酔吹き矢)
  • 1:飛鳥鎮守府
    • 2.NINJA艦隊に便乗
    • 4.飛鳥提督:弓と矢文、村雨:弓と矢文
  • 1:氷龍鎮守府
    • なし。Mago提督の帆船に便乗
    • 3は省略
    • 4:提督(大剣、大型鉄扇、魔導器『凍て付く夜天(籠手兼パイルバンカーとして使用)』)、瑞鶴II(銃剣付きマスケット銃4丁、罰直棒、ワイヤー)、鈴音(アルカナキャリバー、スローイングダガー、合体式装甲シールド×2)、時雨II(薙刀、籠手、タル爆弾[ 大50発+小80発 ])

帆船なんて知らねぇぞゴルァな方へ

ここでは、必要最小限のざっくりとした説明だけに止めます。もっと深いところまで……という方はウィキ先生へGo!

長いので折りたたみ。Ver1

  • ラテンセイル
    • 三角帆のこと。ヨットとかで使われているヤツです。横風や向かい風を受け止めて航行することができます。そのため、風向きの変化に強く、小回りが利きます。ただし、追い風ではあまり早く航行できません。
  • スクエアセイル
    • 四角帆のこと。よく見る帆ですね。追い風を存分に受けることができるので、船足が早いです。反面、追い風でないと速度が出せません。

帆船

本当はマストの数とか帆の種類とかで色々と区別されるんですが、そこまでするとややこしくなるので、大まかな特徴だけ紹介します。

  • カラベル(小)
    • 某『大航海時代』の初期船としておなじみの小型船です。マストは2~4本。小回りは効くんですが、何せ元々が探検家に愛用された小型船なので、武装はそんなに積めないかなぁ。
  • キャラック(中)
    • 大航海時代の初期に活躍した中型船です。
    • ガレオンほど積めず、カラベルほどの機動性もなく、安定性もいまいちなので、どっちかというと中途半端なイメージが……
  • ガレオン(大/中/小)
    • 大航海時代の後期に商用・軍用としても活躍した帆船です。基本的に大型なんですが、バランスのとれた船体だったので、様々なサイズのものが作られました。
    • 大型なら50門程度の大砲が積めたようです。
  • ガレアス(大)
    • いわゆる大型ガレー船ですが、帆船の特徴も兼ね合わせています。ただ、軍用ガレアスは重装備がたたって、浮き砲台のような扱いだったようで……
  • ジーベック(大/中)
    • 地中海で暴れ回っていたバルバリア海賊などや地中海勢力やオスマン帝国で使われました。通称海の虎。中大型船。NINJA提督一押しw
  • 戦列艦(大)
    • 装甲艦が主流になるまで海軍の主力だった大型帆船です。大砲も100門以上積めますし、頑丈です。
    • 多分、一番無難な選択でしょう。
  • フリゲート
    • 中小型帆船です。偵察・哨戒に使われた帆船で、のちに巡洋艦へと発展していきました。現代のフリゲートとは別です。中小型船としては一番無難でしょう。
  • バーク
    • イギリスで石炭輸送に使われた船です。有名なのはダーウィンが乗ったビーグル号ですね。また、日本丸・海王丸のように現代でも使われています。
    • 基本的に民用船ですが、武装すれば軍用としても十分に使用に耐えられるかと。これも無難な選択です。
  • シップ
    • 現代の大型帆船です。
    • 基本的に民用船ですが、武装すれば軍用としても十分に使用に耐えられるかと。特に臼砲が搭載されました。これも無難な選択です。
  • 三段櫂船(中)
    • 世界史で出るアレ。古代ギリシャの主力ガレー船です。大砲は……積めるんですかね? ラムと斬り込みで戦いたい方にはおススメw
  • 安宅船
    • 戦国時代の水軍の主力和船で、中大型です。和船なのでガレー船の一種ととって構いません。

これはほんの一例です。極端な話、人力か風力で動けば「帆船」とみなします(オイ)。

帆船の戦い

とりあえず、ざっくりとした流れだけでも。

帆船時代の海戦ですが、当時の大砲の命中率ってそんなに良くないんです。また、大砲の性能もあって、砲撃だけで船を沈めるのは難しかったのです。
そのため、砲撃で帆を破ったりマストをへし折って航行不能にしてから斬り込みで制圧・拿捕するというのが一般的でした。
他には、火のついた小舟を突撃させて燃やす(赤壁の戦いのアレ。アルマダ海戦でも行われていたり)ということも行われていました。

あまりいないと思いますが、ガレー船の戦いについても少し。ガレー船の場合は風向きにあまり左右されないこと、接舷斬り込みがメインだったことから単横陣で敵艦隊に接近するのが一般的でした。
ガレー船の戦いは接近戦となるので、近づいて弓矢・火矢や小銃で攻撃します。後の時代になると、爆弾を投げ込む(村上水軍)、火箭で小規模な爆発を起こす(明代)、火炎放射器で燃やす(ギリシャの火)という戦術も開発されました。

ネタバレのコーナー

ネタバレのコーナーです。私の妄想とか元ネタとかとかw
  • 敵・神聖機関
    • 名前の元ネタはGENERATION-XTHに登場するWiz機関。元ネタがWiz(智・魔法使い)なら、こっちはHolly(聖・僧侶)にしようと安直に決定。ただ、Hol機関だと間抜けな感じなので、漢字化。
    • 行動の元ネタは刀の検非違使。艦娘の存在も深海棲艦の存在も認めない。だが、両者を滅するためなら利用することはあるという考えに基づいて行動する。今回の黒い霧もそのため。艦娘の力も深海棲艦の邪気も吸い取りつくして滅することを目的とし、正宗教授に協力する。
  • ボス・正宗人明教授
    • アライメント:カオティック・グッド(渾沌たる善)
    • 元ネタはやっぱりGENERATION-XTHの登場人物・村正天明教授。元が村正ならこっちは正宗という安直な決定2nd。ただし、元ネタの村正教授はプレイヤーの味方だが、こっちは敵。
    • 人類の平和を求めているが、行動内容は独善そのもの。
  • 極み
    • 以前、オリジナル艦娘「絶え」「果て」「極み」の三人を構想していたのを流用。
  • アイオワ
    • 以前、某さんから「お預かり」したときに「アイオワが実装されたら沈めてほしい」と言っていましたが、やはりそれには忍びなく。しかし、せめて「最後の約束」は果たそうと考えたら、MIA(作戦行動中行方不明)にしたらどうだろうと。そのため、火船とともに突撃・一時行方不明ということにしようということに。
  • 魔風砲
    • ファイアーエムブレム~紋章の謎』でガーネフが使った魔法・マフーの当て字w 元ネタは怨霊が相手を襲う魔法だったが、ここでは正宗教授が開発した、深海棲艦から抽出した邪気を解き放つ兵器に。元ネタ同様、相手を金縛りにし、得体のしれない苦痛で体力を奪う。
  • 艦これ以外の元ネタ一覧
    • 大航海時代
    • GENERATION-XTH
    • ファイアーエムブレム~紋章の謎
    • ヴァルキリープロファイル
    • 刀剣乱舞
      • 見事にゲームばっかりw アニメとか小説とかも入れろよと自分でも思いますw

イベントログ

  • 第三章「決戦」 -- NINJA提督? 2016-05-28 (土) 23:31:23
    • 浦賀水道の出口に向かって南下する帆船艦隊。しかし、黒い霧を目前にして、謎の帆船艦隊が現れる。そして、帆船艦隊はいくつもの単縦陣を敷くなり、提督たちの艦隊に砲撃を開始し始めた。 -- NINJA提督? 2016-05-28 (土) 23:34:11
    • とりかーじ! 加賀「とりかーじ」 とりあえず避けて……! 高波、てつはうをぶん投げてやれ! 高波「どのようにですか?」 山なりにぶん投げてやれ! -- サイダー提督? 2016-05-28 (土) 23:35:56
      • 鳳翔「スターに被弾!」 鳳翔さん、できる限りのダメコンを! 蒼龍「うちらもぶっ放すよ!」 やってやれ!高波!あそこの塊めがけててつはう叩き込め! 高波「は、はいっ!」 -- サイダー提督? 2016-05-28 (土) 23:40:20
      • 友軍艦隊への砲撃を避けつつ、敵艦隊へ砲撃を集中させて。足が出るのがウチの船だから。 加賀「わかったわ。とりあえず寄れるだけ寄るわ。あとはマストに集中させるべきよ」 鳳翔さん、てつはうを帆に。 鳳翔「え?打ち込むんですか?」 帆を焼きます。 -- サイダー提督? 2016-05-28 (土) 23:46:36
      • 鳳翔「やりました、命中です!」 よし、一隻航行不能!これはかなりの効果……。小型艦の帆を優先的に焼いていきましょう。 蒼龍「じゃあマストを中心に打ち込めばいいのね」 おう。 -- サイダー提督? 2016-05-28 (土) 23:50:55
      • 加賀、怖いがRAM出来るか? 加賀「強度に不安があるわ……」 まあどうせ壊れかけれの船だ、どてっぱらにぶつけてくれ。青葉の弔い合戦だワレェ! 高波「吹き矢ですか?」 ああ、準備してくれ。 蒼龍「じゃあ、行きましょう」 ああ。 -- サイダー提督? 2016-05-28 (土) 23:58:08
      • なんか降ってきた! 鳳翔「ろ、六法全書……」 高いのよこれ……。おっと、切り込むぞ!GO!GO!GO! 高波「いきましょう!」 蒼龍「フッ!」 (ピシッツ!) \うわぁぁぁぁぁぁ……/ -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 00:03:57
      • おらぁ!\ズガン!/ うわぁぁぁぁぁぁ……! 高波「こっちもかもです!(フッ!)」 ギャー! 蒼龍「ブリッジ制圧!」 こっちもオーケーだ。こいつ(小型艦)は完全に制圧完了だ。 -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 00:10:33
    • よし来た!筑摩「でも砲弾が少なくて…」構わん!何でも詰めてぶっ放せ!(ドゴォン!) -- 鳳雷鳥? 2016-05-28 (土) 23:37:14
      • 戦列艦越後を先頭に能登、皇海も艦首砲で砲撃を開始する。そして続けて左に大きくターンすると同時に両舷の砲門から派手に飛び出した。しかしそれは… -- 鳳雷鳥? 2016-05-28 (土) 23:39:16
      • (ヒューン…ガスッ!ザスッ!ギーコ、ギーコ…)敵味方問わず船のあらゆる場所に突き刺さる!それはスプーンやフォーク、ナイフといった食器類だった! -- 鳳雷鳥? 2016-05-28 (土) 23:41:01
      • 千歳お姉「雷鳥さんの所から変なものが!?」 -- NINJA提督? 2016-05-28 (土) 23:42:30
      • 日和「やりました(ドヤ顔)」彩乃「なんか味方の船にまで刺さってるんだけど…」秋雲「細かいことは気にしなーい♪」 -- 鳳雷鳥? 2016-05-28 (土) 23:42:40
      • 吹雪「確かにこの大砲じゃ、船を沈めるのは無理だからこれ、間違っていないけど……(汗)」 -- NINJA提督? 2016-05-28 (土) 23:43:56
      • うわわわ!なんか飛んできた! 高波「し、食器!?」 刺さっちゃってら。抜いて状態いいのは使うか……。 -- サイダー提督? 2016-05-28 (土) 23:44:05
      • オイシイ戦闘をどうぞ~!なんてね?筑摩「というか敵と味方の間なのですが…」構わん!次々ぶっ放せ! -- 鳳雷鳥? 2016-05-28 (土) 23:44:22
      • (ヒュン)千歳お姉「ひえっ!? わ、私の横を今、フォーク飛んでなこなかった(汗)」 -- NINJA提督? 2016-05-28 (土) 23:45:49
      • (ヒューン…ドガン!カランカラン…)更に砲弾に混ざってMago鎮守府謹製の爆夜の空き瓶が飛んでくる! -- 鳳雷鳥? 2016-05-28 (土) 23:47:20
      • ナニばら撒いてんだwwwwwwww かわち「おー?w」 かわうち「 工エエェェ(´д`)ェェエエ工工 中身ないのー?」 川内「あなた達が使う用はないでしょ・・・(汗)」 漣「空き瓶、どれだけ持ってるんでしょう(汗)」 -- Mago提督? 2016-05-28 (土) 23:49:24
      • さらに赤ベコ将棋の駒輪島塗などまさしく物産展状態の砲弾もどきが飛んでくる!!! -- 鳳雷鳥? 2016-05-28 (土) 23:49:55
      • 秋雲「次!連結砲弾撃てえっ!」(ヒューン…ブオンブオンブオン!バキイッ!)皇海から放たれた鎖で連結された砲弾が敵船のマストをへし折っていく! -- 鳳雷鳥? 2016-05-28 (土) 23:53:07
      • 日和「あ~もう弾が足りないっす!」彩乃「こうなったら…撃てえっ!」(今度は能登からスピリタス(中身入り)が砲弾とともに放たれる!) -- 鳳雷鳥? 2016-05-28 (土) 23:54:56
      • わおw筑摩「色々詰めて撃っているのですごいことに…」まさに阿鼻叫喚のカオス~♪ -- 鳳雷鳥? 2016-05-28 (土) 23:56:49
      • 雷鳥艦隊の艦からは砲弾と共にもはや武器と呼んでいいのかもわからない代物が次々と放たれていく… -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 00:00:23
      • (ヒューン!ガスッ!)六法全書も命中か…筑摩「なんでそんなものまで…」まさに法の裁き(物理)だなw -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 00:01:57
      • 秋雲「あ~もうこの海賊版同人誌も詰めちゃえ!」彩乃「どの船も武器じゃないような…」 -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 00:05:44
      • (注:飛んでくるものは上記の他に爆夜(中身入り)ゴム(箱入り)ペンダイヤモンドなどの宝石類、さらには不発弾などありったけの物が放たれる!) -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 00:09:48
    • (Mago鎮守府・カレドニア) 敵艦隊視認! 川内「砲撃確認!回避行動!」 かわち「至近弾!」 かわうち「・・・といっても、爆発する榴弾じゃないから、まぁまぁ大丈夫かな」 当てやすそうな大型艦を狙って打ちまくれ!! -- Mago提督? 2016-05-28 (土) 23:37:50
      • T不利風上・・・回頭!せめて同航戦! 川内「とぉ~りかぁ~じ!」 (スコーン!)漣「はにゃぁぁぁぁぁぁ?!ナイフとかスプーンが飛んできてるんですけどおおおお?!」 かわうち「一体誰が・・・?(汗)」 -- Mago提督? 2016-05-28 (土) 23:43:03
      • 川内「第二斉射ー・・・じゃなかった(汗)」 慣れないから仕方ないw かわち「敵戦列艦一隻大破炎上!傾斜角増大!転覆します!」 漣「フリゲート二隻炎上中!」 かわうち「も~えろよもえろ~よ~~~♪」 -- Mago提督? 2016-05-28 (土) 23:52:16
      • (BAKOOOOOOON!!) う゛ぉーーー?!あぶねぇぇぇ?! 漣「一発被弾!甲板が少しやられましたが・・・」 かわうち「被害は軽微!」 かわち「戦闘に影響なし!」 -- Mago提督? 2016-05-28 (土) 23:55:22
      • 川内「打てば当たるってわけでもないからね・・・とにかく絶やさず打とう!」 かわち「味方フリゲートは二隻とも被弾なし!」 被弾してもらっては困る。アレは最後の切り札なんだ・・・  漣「敵フリゲートが新たに多数被弾!マストへし折られた直後にいっきにひっくり返ります」 -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 00:02:03
      • あの船ちょうどいいや・・・接舷!切り込むぜぇ!! かわち「みつるぎりゅうぅぅぅぅ!(逆刃刀を抜刀しながら)」 かわうち「おとりよせぇぇぇぇん!!!」 川内「そう言う知識はどっから取ってくるのorz」 漣「さぁさぁ、調味料攻撃も覚悟してもらいましょう~~♪」 -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 00:08:56
      • かわち「りゅーかんせんこがらし!」 かわうち「くずりゅーせん!!」 やるなww(吹き矢噴きながら) 川内「いつの間にあんな大技(汗)」 -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 00:15:10
      • おし、この船は大体終わり! -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 00:15:59
    • ・・・一々聞くまでもなく砲撃してくれるのは実にありがたい。つまり彼らは敵だからな・・・。さ、頑張るか! 時雨II「さぁ、生身での砲撃だけど頑張って当てなきゃね・・・」 瑞鶴II「しっかり撃ち込んで数をそがないと・・・でもその前に!」 (Mago艦隊に協力して一斉砲撃を仕掛け、取り巻きの小型帆船を含めて数々の敵艦に的確なダメージを与えて行く氷龍鎮守府一同。しかし丁字不利の為中々致命傷を与え切れていない様である) く・・・やはり頭を押さえられないと厳しいな・・・・・・ -- 氷龍提督? 2016-05-28 (土) 23:39:25
      • 時雨II「やっぱり一度に指向できる砲数の差が大きく出る帆船は厳しいかな・・・・・・」 瑞鶴II「小型船は何隻か手痛いダメージ入れたけど、やっぱりクリーンヒットは出ないかな・・・・・・」 鈴音「でも、細かいダメージを続けて入れれば!」 -- 氷龍提督? 2016-05-28 (土) 23:41:51
      • (ヒューン・・・プスドスザク!) ふぎゃあ!何でいきなりナイフやフォークが飛んでくr・・・雷鳥さんの所か・・・・・・ 鈴音「父様、事がすんだら『ヘイムダル』発動良いですよね?」 構わん、かき氷をご馳走して差し上げなさい・・・・・・。でも、こいつは使えるか・・・・・・? 瑞鶴II「提督さん・・・どうするの?」 時雨II「矢の先にこれ括りつけて、布巻いて油に付けて火をつけるってのもありかな・・・・・・」 火矢か・・・丁度いい、こちらは風上だしやってしまおう。瑞鶴!艦載機発艦とはいかないが盛大にやってしまえ!! 瑞鶴II「オッケー!やっちゃうわよ!!」 -- 氷龍提督? 2016-05-28 (土) 23:46:29
      • 瑞鶴II「風向き良し・・・風力良し・・・」 時雨II「敵船との距離、角度測距誤差修正完了・・・目標、敵船メインセイル・・・・・・」 よーし、撃て! 『バシュン!・・・ヒュルルル・・・ボゥッ!』 瑞鶴II「(パチンと指を鳴らし)オッケー!第一射命中!」 よーし次行くぞ次! -- 氷龍提督? 2016-05-28 (土) 23:51:13
      • さて、そろそろ使い時の距離になってきたが・・・時雨!作っておいたあれ行くぞ! 時雨II「うん、鈴音さん。例のタルを!」 鈴音「えぇ、艤装のない艦娘を甘く見ると痛い目を見るという所、見せてあげましょう!」 -- 氷龍提督? 2016-05-28 (土) 23:58:01
      • (敵船に肉薄するなり舷側の時雨と鈴音が・・・) 時雨II「ただの酒樽と思ったら大間違いだよ・・・!」 鈴音「私達が教科書通りの戦いをすると思わないでくださいね・・・!」 二人『いっけー!!(タル投擲)』 さて、とは言えあのタルだけでは面白みに欠けるから・・・瑞鶴! 瑞鶴II「オッケー、狙うのはあのタルね・・・?」 二人『あ、そぉーれ!!(タル投擲)』 (投げ込まれた大タルの傍に落下した小さなタルが暫く沈黙した後・・・) 『カッ!ドカァアアアアン!!!!!』 お見事~ 時雨II「さすが黒色火薬満載のタル爆弾だね・・・」 ま、一隻撃沈だ。次行くぞ次!! 一同『りょうかーい!』 -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 00:10:12
      • (そんな事をしていると・・・) 『ひゅ~ん・・・カラン』 鈴音「あら?雷鳥さんの船から飛んでくる珍品ガラクタの山に混じって・・・こ、これは!(時雨と顔を居合わせる)」 時雨II「あ、僕の所にも・・・え、これって・・・・・・(鈴音と顔を見合わせる)」 二人『ラッキー!プラチナベースのダイヤモンドサファイアの入った指輪!!早速・・・・・・!(ホクホク顔でネックレス用チェーンを転送して指輪を通してネックレスにする二人)』 お、良いボーナスだな・・・・・・ 瑞鶴II「あーあ、私の所にも飛んでこないかなー・・・・・・」 -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 00:17:40
    • NIN「先手を取られたか! 仕方ない! こちらも応戦開始!」大和「提督、どこを狙いますか!」NIN「マストを狙え! どうせこの大砲じゃ船を沈めるのは無理だ。航行不能にしたうえで拿捕していくぞ」大和「了解! 各艦に通達!」 -- NINJA提督? 2016-05-28 (土) 23:40:35
      • 千歳「な、何か雷鳥さんの所から変なものが飛んでいるけど……まぁいいわ。(といって弓矢をつがえる)」千歳の矢が放たれると同時に他の船員たちが原始的なロケット兵器・神火飛鴉が飛んでいき、敵艦の帆を焼く。 -- NINJA提督? 2016-05-28 (土) 23:51:03
      • 大和「接舷斬り込み……いいわね!」船員「アイアイサー!」ジーベックの足を生かして、アテナ号が航行不能になった敵艦に接舷する。大和「大和は……あまり、こういうのは慣れていないけど……いくわ! 大和! 押して参ります!」 -- NINJA提督? 2016-05-28 (土) 23:55:02
    • 敵は我々の頭を取りにきてるな・・・ 比叡「T字不利ですね・・・どうします?」 このまま突撃!!敵陣形に割って入ってかき乱すぞ!! -- 近江? 2016-05-28 (土) 23:41:26
      • 帆を張って風を全力で受けるんだ!!全速前進DA!!! 比叡「雷鳥艦隊が砲撃!!って、きゃっ!?」 (すとすとすとっ!!) これは・・・フォークか・・・!?なんてものぶっぱなしてやがる!! ポーラ「ほらほら~見てください~フォークが曲がりました~」 水兵「す、すげえ!!」 水兵「神童だ!!」 比叡「遊んでないで仕事しなさい!!」 -- 近江? 2016-05-28 (土) 23:49:58
      • がちゃん!!ばきっ!!) ポーラ「っ!?ビン!?ウォッカの!?・・・なーんだ媚薬ですか・・・おーい!!ウォッカ持ってきてください!!今は突撃中ですし暇です~」 水兵「嬢ちゃん肝が据わってるぜ・・・」 比叡「だから・・・」  -- 近江? 2016-05-28 (土) 23:53:55
      • 比叡「きゃっ!!今度は!?」 加賀「これは・・・スピリタスね!!」(ペトロブルークから大声で) ポーラ「ス☆ピ☆リ☆タ☆ス☆!?なんていい響きなんでしょう~!!」 水兵「嬢ちゃん、流石にスピリタスは・・・」 ポーラ「なんにでも挑戦したいお年頃~♪スピリタスにも挑戦します~えい!(ごくっごくっ)・・・・おおおおお!!!!すごい!!すごいです!!漲ってきました!!これが!!!スピリタス!!」  -- 近江? 2016-05-29 (日) 00:00:00
      • ポーラ(覚醒)「おーい!!てめえら!!取り舵だァ!!!」 船長「ちょ、ま・・・!!」 水兵『うぇーい!!』 比叡「いきなりの点舵は!!ってうわあ!!」 加賀「まわせええ!!」 -- 近江? 2016-05-29 (日) 00:03:14
      • ポーラ「いまだ!!フォーコ!!!!」 水兵『フォーコ!!!』 (どおんどおん!!) (3隻の船が一斉放火を行う。片舷120門近い砲が唸りを上げ、放たれた砲弾はぎりぎりまで肉薄した敵艦の横腹に吸い込まれていく。まともに食らった敵艦は木っ端微塵に吹き飛び轟音を上げて漆黒の海に消えていく) -- 近江? 2016-05-29 (日) 00:07:55
      • ポーラ「てめえらァ!!ぶつけろォ!!乗り込むぞ!!」 水兵『да!!!』 (ポーラに言われるまま船長は敵の横腹に船を付けた。) ポーラ「Ypaaaaaaaaaaaaaaa!!!!」 水兵『Ypaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!』 -- 近江? 2016-05-29 (日) 00:11:47
      • ほらほらほら~!!!どこ見てるんですか~ポーラはそっちじゃないですよ~ 敵兵「こいつ・・・早いぞ!?」 ふふふ・・・・古代ローマ空手を受けてみよ~!!イヤー!!! (南無三!!酔拳の独特のつかみどころのない動きから放たれた一撃は敵兵の思わぬ方向から入って一撃だった。敵兵は頚椎をへし折られ口から泡を吐いて甲板に崩れ落ちた!!) -- ポーラ(近江)? 2016-05-29 (日) 00:16:30
      • ふふふ・・・まだです・・・まだ酔いが少し回っただけです~・・・まだポーラはあと5段階酔いを残しています・・・これだけじゃ満足できませんよ~・・・ -- ポーラ(近江)? 2016-05-29 (日) 00:19:22
      • 敵兵「そんなに・・・そんなに俺らの力が見たいのか・・・みたけりゃせてやる」 -- ポーラ(近江)? 2016-05-29 (日) 00:21:14
      • 敵兵「しねえ!!!(銃を向ける)うっ・・・」(マストにいた敵兵が甲板に落ちる) 加賀「あなたの相手はこの私です・・・」  -- ポーラ(近江)? 2016-05-29 (日) 00:23:23
      • ふふふ・・・ここには私を満足させられる相手がいないようです・・・(死屍累々の船の舳先に立って)ん・・・?ふふ・・・次はあの船です~!!(獲物を見つけた虎のように船と船の間を軽々と跳び越してゆく) 敵兵「なんだあいつ!?この距離を!!」 ふっふふふふ・・・・さあ・・・ポーラの酒宴に付き合ってくださいね・・・?(スピリタスを一本飲み干してにやりと笑う。目は据わっているが。) -- ポーラ(近江)? 2016-05-29 (日) 00:29:04
      • 敵兵「くっ・・・なめやがって!!」 敵兵「貴様もプロフェッサーの実験の材料にしてやる!!」 お~血気盛んですね~♪それでこそ男です!!行きますよ!!イヤー!! (刀で切りかかってくる二人の敵兵に向かって走り、寸でのところでスライディング。二人の間を抜けて) -- ポーラ(近江)? 2016-05-29 (日) 00:32:09
      • (続き) (敵兵の間を抜けながら敵兵の足をつかんで引き倒す。そして甲板に顔面を強打した敵兵を一人抱え上げ、起き上がってきたもう一人にぶつける。もんどりうって倒れた敵兵に飛び掛りマウントポジションで殴打。もう一人が起き上がって切りかかってきたところを振り返らずに刀の柄を受け止め、そのまま、敵兵を前にぶん投げる。壁にぶつかり鈍い音を立てて崩れ落ちる敵兵。) -- ポーラ(近江)? 2016-05-29 (日) 00:36:56
    • 敵?って~をいをい、村雨、おいら達の戦略兵器はなんだっけ…。 村雨(矢絣袴)「あ~、これねっ。【矢文w】」 飛鳥「【矢文】かいっ!」 村雨(矢絣袴)「大丈夫~。当たったらほらw 矢文内容がこれねw 【お前は既に死んでいるw】 これで心理戦がイチコロw」 飛鳥「戦闘中にいちいち読むかなぁ。内容…。う~、取りあえず当たればいいってか!」 -- 飛鳥提督? 2016-05-28 (土) 23:43:29
      • (カンカンカンッ) おわわっ、食器w スゲーw 18禁! 村雨(矢絣袴)「もうっ、18金でしょw 雷鳥鎮守府からの砲弾ね。さすが治療費まで入ってるなんて!」 -- 飛鳥提督? 2016-05-28 (土) 23:48:48
      • おおっ、マストを狙って戦線離脱艦を作る作戦だな! さすが、NINJAさん。的を得てるw  村雨(矢絣袴)「あ、その辺の酒樽に火をつけてなげちゃえばw」 -- 飛鳥提督? 2016-05-29 (日) 00:01:55
      • 足柄「ナーイスアイデアね [star]  じゃ、行っちゃうわよ~!!」(と言いながら、千歳お姉の秘蔵のラム酒に導火線をつけて、投石機から射出!) -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 00:07:07
      • なにか、近江さんの帆船…。ポーラさん? すごいね~w ふらふらなのに命令してるw かっこいいねぇ~。姉さんw さすが酔いどれ重巡w -- 村雨(矢絣袴)? 2016-05-29 (日) 00:07:26
    • あらかた迎撃してきた艦隊の制圧が完了していた頃……さらに黒い霧の合間を縫って、大量の艦隊がやってきた。その数は最初に迎撃してきた艦隊の二倍ほど……戦列艦級の大型船が20隻、小型船に至っては40隻が戦闘海域に突入してくる。そして、提督たちの艦隊に向かって一斉射撃を開始する。 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 00:11:21
      • 千歳お姉「ちょっ……何よ艦隊の量……こんなのに包囲されたら……」吹雪「いくら皆さんでもこれだけの船に囲まれたらひとたまりもないわ(汗)」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 00:14:19
      • こ、これは……。 加賀「これは……あまりにも無理……」 鳳翔「どうしましょう……」 うまく穴を突くしかないでしょう。 -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 00:15:58
      • さーて、次だ次・・・って、なんじゃありゃぁ?! 川内「なんて大船団・・・!」 かわち「あああああ・・・これはもう無理・・・」 かわうち「数が多すぎ・・・」 ・・・いや!手段はあるぞ!!フリゲートに何を積み込んだか忘れたか?! 漣「( ゚д゚)ハッ!」 -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 00:17:52
      • フリゲート要員、総員退避命令!ドラ鳴らせ!! \ジャーンジャーンジャーン!!/ \ジャーンジャーンジャーン!!/ (フリゲートから避難船が大量に排出され、総員が「安全距離」に退避していく。乗組員の居なくなった船は、まっすぐに敵船団に向かっていく) -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 00:22:30
      • ????「私たちも援護するわ!」どこからともなくカラベル船が10隻ほど敵艦隊に接近していく。カラベル船特有の船足の軽さでみるみる艦隊に近づいていくと、突然、全ての船が炎上し始める。 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 00:25:39
      • 千歳「あれ……アイオワさん!?」炎上するカラベル船の先頭に立つ艦娘に目が行く千歳。 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 00:27:49
      • (フリゲートから脱出した船が、カレドニアに収容されていく) 時限だったな? 船員「はっ・・・導火線によって・・・間もなくかと!」 (フリゲート甲板上では、いくつもの導火線がしゅうしゅうと音を立てて燃えていく。その燃えていく先は、甲板上の木箱、船内の各部屋に誘導され・・・) 船員「時間です!!」 ゴオオオォォォォォォ!!!(燃料や火薬に次々に点火され、二隻のフリゲートが敵艦隊目前で火だるまと化す!そして勢いを保ったまま、敵艦隊にラムアタックをぶちかます!) -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 00:28:57
      • ????→アイオワ「こんなときこそ、私の出番よ!」焼討船団は敵艦隊に接近し、次々と船員が退避する。だが、アイオワだけは何故か退避しない。 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 00:30:27
      • げえっ!?孔明!!!日和「待て、慌てるな!これは孔明の罠だ!…っていうか最高のショーだと思わんかね!秋雲「見ろ!敵船がゴミのようだ!!!」 -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 00:31:47
      • アイオワ!無茶だ! 鳳翔「に、逃げて!」 高波「も、燃えちゃうかもです!」 -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 00:32:00
      • アイオワ「Magoさん達も火船が成功したみたいね。それじゃあ、私たちは残った船団に突撃する!」残ったわずかな船員たちに指示して、回頭。かろうじて炎上を免れた残りの船団に体当たりをかける! -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 00:33:12
      • ウヒョー(゜∀。)燃えろ燃えろ~~~~~  ・・・ん゛?!聞かされてない友軍艦隊?!政府軍か?! 漣「あ、あちらも燃え始めてますよ!」 川内「しかも先頭に誰か立っている・・・?」 かわち「アレは・・・アイオワ・・・さん?!」 かわうち「ええっ?!」 -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 00:33:19
      • あれは・・・アイオワ!?あいつ何やってるんだ! 瑞鶴II「焼き討ちした船団に突っ込んで行くなんて無謀よ!」 鈴音「早く救助しないと!!」 -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 00:34:58
      • アイオワ「多分、扶桑たちをあんな目に合わせたのはこいつら。こいつらだけは私の手で……ね。Good-by」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 00:36:49
      • だんちゃ~く! いまっw (ドオンとまた一隻轟沈して逝く) すごいね~。もう数えるのがやんなっちゃったよw~。公式春のE-7戦のようだねw 飛鳥「うんうん…(涙目)」 -- 飛鳥提督? 2016-05-29 (日) 00:36:57
      • アイオワの指揮する焼討船団が残る敵艦に衝突する。そして、火薬に引火した敵船団が次々と炎上していく。 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 00:38:16
      • ずがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!! ぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉ…… -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 00:39:50
      • あ~燃えてますね~っと!(ポーラをはさむような形で切りかかってきた二体の敵兵を跳躍し、両足を広げて顔面に蹴りをお見舞いしながら) おや、あれは・・・アイオワ・・・? 水兵「ありゃ無茶だぜ!!」 いえ・・・あれがこの国の魂・・・大和魂です・・・うつくしいのです・・・ -- ポーラ(近江)? 2016-05-29 (日) 00:40:52
      • いや~爽快爽快~筑摩「というか今火の中にアイオワさんが…」はいいいっ!?彩乃「まさか…」 -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 00:42:31
      • 次々と炎上していく敵艦隊。燃える炎は黒い霧ですら明るく照らしていく。海面には離脱できなかった敵艦隊の船員たちの姿がある。だが、その海面にはアイオワの姿はなかった…… -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 00:42:51
      • うわっ!!炎が!!お酒が燃えちゃいます~!!! 比叡「ポーラさん!!早く船に戻って!!」 水兵「嬢ちゃん、逃げるぜ!!」 は、はい~!! -- ポーラ(近江)? 2016-05-29 (日) 00:43:19
      • アイオワ・・・ 川内「なんでそうまでして・・・」  -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 00:44:19
      • アイオワ・・・何もそこまでせずとも・・・・・・ 瑞鶴II「でも、きっと彼女は生きてると思いたいわ・・・・・・」 時雨II「・・・うん、きっとまた何処かで出会えるよ・・・・・・」 鈴音「アイオワさん、貴女がどうか無事でいますように・・・・・・」 -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 00:48:00
  • 第四章「正宗教授」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 00:44:40
    • NIN「扶桑姉様と山城……それに続いてアイオワまで……」吹雪「……行きましょうこの霧の先まで行かないと、何もわからないですから……」NIN「そうだな……にしても、酷い嵐だ」大和「提督~、私船酔いしそうです~」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 00:48:21
      • か、かなり揺れる……帆をたたんで! 鳳翔「かっぱ、持ってきていて正解でしたね」 ですね!台風並みだ……。 加賀「提督、い、意外と平気なのね」 まあ、沖縄じゃあ台風は割とよくあること。 蒼龍「だから動じないのね……って高波?」 高波「うぅ……怖いかもです……」 -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 00:50:21
      • うわー・・・本当にすごい嵐だなおい・・・。 川内「やっぱり二次大戦艦の比じゃなく揺れるね・・・この揺れはちょっときついかも(フラフラ)」 かわち「うるどぅるっぷらorz」 かわうち「目が回るぅ~(゜∀。)」 漣「双子ちゃん、大丈夫?(汗)」 -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 00:51:30
      • 秋雲「うわっ!皇海は帆を畳まなくても大丈夫かな…?」まあ皇海なら行けるっしょ。筑摩「それよりも色々あるものを撃ったせいで重心が…」日和「第四艦隊と友鶴だけは勘弁っす…」彩乃「それはね…」 -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 00:51:55
      • おぉっとと・・・こりゃ相当揺れるな・・・・・・。 鈴音「た、確かにこれは揺れますね・・・・・・」 時雨II「でも、海戦がない分楽でいいよ・・・」 瑞鶴II「まぁそりゃ言えるわね・・・・・・」 -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 00:53:06
      • 嵐?霧? …。雨の名前の駆逐艦群…。 飛鳥「え? 村雨…。どうかしたのか?」 村雨(矢絣袴)「ん…。悪雨なら、不安な時でもそんな事を呟いて紛らわすんじゃないかなぁ…っておもっただけ…。すごい風雨…」 -- 村雨(矢絣袴)? 2016-05-29 (日) 00:53:53
      • 霧の中と言うこともあってか・・・風も波もすごいな・・・ ポーラ「・・・・うっ・・・」 水兵「船酔いには弱いのか・・・」 水兵「なんか今日一番安心したぜw」 水兵『はははは!!』  ・・・・鹿島・・・ -- 近江? 2016-05-29 (日) 00:56:45
    • 吹雪「霧の発生源……あそこ、ですね。」吹雪が指さしたところはより一層濃い霧に包まれている。NIN「あそこか……上陸用意! 吹雪、ついて来い!」吹雪「は、はい!」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 00:54:59
      • よし、うちらも行くかねえ~彩乃「お父さん、私がお供しますね」すまんな…よし行くか!筑摩「二人とも気をつけてくださいね!」 -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 00:57:15
      • ……あそこですね。 鳳翔「おそらく、ここが中心ですね……」 蒼龍「ここは……」 鳳翔「私と、提督が行きます。鎮守府を守る者として、私が行きます」 行きましょう。慎重に、かつ大胆に行きましょう。 -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 00:57:22
      • 漣・・・双子とともに留守を頼まれてくれるか? 漣「いつものことですよ♪ご主人様の帰ってくる場所を護るのは・・・私のお役目です♪」 すまんな。川内、いくぞ。 川内「うん!」 かわち「気を付けて!」 かわうち「無理しないでね!」 -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 00:57:39
      • ・・・さて、それじゃあ乗り込むわけだが・・・時雨、付いて来てくれ。鈴音と瑞鶴は漣ちゃんと一緒に船の護衛を! 鈴音「了解です!」 瑞鶴II「オッケー!」 時雨II「うん、じゃあ行こう!」 -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 00:59:24
      • あそこか・・・鹿島がいるのは・・・ 比叡「司令・・・」 お前は残れ・・・ 比叡「えっ!」 おまえは残ってもし私が帰らなかったら船の指揮をしろ。 私と行くのはポーラ。お前だ。 ポーラ「うー・・・うえっぷ・・・飲まなきゃやってられませんよ・・・うっぷ・・・ってえ?ポーラですか?ふふふ・・・もうひと暴れできそうですね・・・うっ・・・」 水兵「嬢ちゃん無理すんなよ・・・?」 ポーラ「大丈夫です・・・アルコールを摂取すれば問題ないです・・・」 水兵「どんな体の構造してるんだ・・・」 -- 近江? 2016-05-29 (日) 01:00:33
      • いよいよかな…。 村雨(矢絣袴)「だねっ…。この事件の結末。納得できずとも最後までは…」 飛鳥「しっかり見届けような!」 -- 飛鳥提督? 2016-05-29 (日) 01:01:42
    • 発生源は白亜の大きな研究所だった。そこに提督たちが乗り込む。そして、そこで提督たちが見たものは無数のカプセルとそれらに絡みつく幾筋ものチューブ。その中にはタ級・ル級・ヲ級などの大型艦、中には鬼・姫クラスの深海棲艦がいた。皆、生きているのか死んでいるのかもわからない状態だ。 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 01:01:37
      • NIN「……なんだこれは……」吹雪「生きているんでしょうか……」NIN「わからん。だが、何でこんなに深海棲艦がいるんだ……」吹雪「わかりませんけど……絶対、ロクなものじゃないですね(汗)」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 01:04:41
      • 彩乃「お父さん、これって…」深海棲艦か…いや~な実験…ロクでもないな…彩乃「氷室さんが見たら…」あいつはその辺はしっかりしてるからな…むしろブチ切れるんじゃないだろうか… -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 01:05:04
      • ここは・・・!? ポーラ「研究所・・・みたいですね~・・・あ~・・・あれ~?ル級が二人に見えるゥ~・・・?」 いや、二人どころじゃない・・・おぞましいほどの・・・ル級だけじゃない・・・たくさんの深海棲艦が!!ここはいったいなんなんだ!! -- 近江? 2016-05-29 (日) 01:05:16
      • こいつは酷い・・・この場にアビスがいなかった事を神々に感謝するよ・・・。 時雨II「海の上では散々戦ってきたけど、でもこんな彼女達の姿は見たくないよ・・・・・・」 とは言え、迂闊にこのカプセルをぶっ壊していい物かは迷うな・・・・・・ -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 01:05:24
      • う゛?!なんだこれは・・・ 川内「死んでる個体の標本・・・?いや、わからないな・・・」 グロいな。AL/MIや、今回の基地航空隊作戦での阿鼻叫喚地獄絵図とは別次元にきつい・・・(ハンカチで口元を抑える) -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 01:06:20
      • お、おい…。これは現実なのか…。何をしてた…。いゃ…、何をしているんだ…? 村雨(矢絣袴)「ちょ…。どういう事…。なんて事を…。あまりにも…、あんまりだよぉ…」 -- 飛鳥提督? 2016-05-29 (日) 01:06:29
      • ここは……。 鳳翔「研究所のようです……かなり気味が悪いですね……」 ええ。と言いますか……直視できません。 鳳翔「いつも交戦しているとは言えど、これは流石に可哀想です」 生きているのか、それとも……。 鳳翔「いずれにせよ、きちんと出してあげましょう……」 -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 01:07:04
    • 驚き悲しみ怒り……そんな感情に支配される提督と艦娘。そこに一人の初老の男が現れる。 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 01:08:55
      • 正宗教授「やぁ、諸君。ここの防衛艦隊はやはりアテにならなかったようだね。私は、正宗人明。この研究所の所長をしているしがない研究者だ。以後お見知りおきを」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 01:10:30
      • 貴様…よくも研究者などと抜け抜けと言えたものだな…しがないどころかお前は研究者ですらない!ただのクズだ! -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 01:11:39
      • あ、貴方がここの……。 鳳翔「言いなさい。なぜこのようなことをしたのです」 -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 01:11:51
      • 研究所ね・・・とはいえ随分穏やかじゃないな。否、これは狂気であり禁忌である。敵とは言え提督として、また一人の人として汝に問う。汝、何を望みたるや? -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 01:12:31
      • 正宗教授「研究者ですらないとは失礼な。私は深海棲艦が現れてから、ずっと彼らの研究を続けてきた。……まぁ、私の話を聞き給え」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 01:13:18
      • 正宗教授「深海棲艦にどうしてミサイルなどの現代兵器が通用しないのか……君たちは考えたことはなかったのかね? まぁ、こう言っておいて何だが、残念ながら私にもその仕組みそのものはわからなかった。しかし、深海棲艦が持つ、現代兵器と内燃機関・原子力機関を無効化する力を抽出することに成功したのだよ」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 01:14:11
      • 正宗教授「内燃機関の発明と産業革命以降、地球の資源を収奪的に利用して産業と交通を爆発的に発展させてきた。しかし、それで人類は幸福になったのかね? 地球環境を取り戻すことの出来ないレベルで破壊し、地球を何度も破壊するほどの核兵器を開発し、経済の不均衡的な発展で人々の暮らしに絶望的な格差をもたらしたのではないのか? むしろ、幸福という点ではどんどん後退しているのではないかね?」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 01:15:58
      • 正宗教授「私は深海棲艦は人類を破滅から救うために現れたのだと考えたのだ。逆説的だがね」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 01:17:26
      • 「深海棲艦が現れてからは各国間の戦争や民族紛争は極端に減った。皮肉なことだが、共通の敵である深海棲艦のおかげで人類同士の馬鹿げた戦争はなくなったのだよ。それに、交通が制限されたことで、グローバル企業の跳梁跋扈も治まった。」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 01:18:10
      • 正宗教授「艦娘が現れ、確かに人類は制海権を深海棲艦から取り戻しつつある。だが、その結果はどうだ!? また各国は軍備増強をはじめ、くだらん国益とやらのために対立し始めたではないか!?」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 01:19:03
      • 正宗教授「だから、私は深海棲艦の力を使って、真の世界平和のためにこの装置を作ったのだよ」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 01:20:35
      • むしろ私はそんなこと知らんわ。少なくともアンタや私一人で人類全体の幸福を判断できるもんじゃないだろう。 それこそ・・・その判断を全体に押し付けるというなら、それを独善という。 人類の環境破壊云々については多少思うところはあるからな・・・自分の企業でもそのあたりは気を付けてはいる。 ただ・・・生きている個体をとっつかまえて、それを束縛して利用する装置が、世界平和のために役立つとはどうしても思えんのは確かだ。 -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 01:25:58
      • ですが……。それが正しいことだとお思いですか!確かにそれは事実です。悲しいことに、私たちは再び対立項を生み出そうとしています。しかし、その中にでも、また別のアプローチを考えるものも居ます。あなたはそれで平和が訪れると?”彼女たち“の犠牲の上に?冗談じゃありません!今すぐにやめなさい!今!止めなさい! -- 鳳翔(I)? 2016-05-29 (日) 01:26:24
      • これは大義なのか…。これが大義なのか? 不毛な戦いを終わらせるため、ある程度の犠牲が必要だと問うのか…。 おいらにはわからない。 が…。 村雨(矢絣袴)「ひどい…。ひどいよ。 戦いのために必要不可欠な犠牲なんてあり得ない…。 そんなの自滅の始まりだよっ! 悪雨だって心を持った艦娘に違いないのに…。絶対間違ってる。こんな事もあなたの考えも!」 -- 飛鳥提督? 2016-05-29 (日) 01:33:09
      • 川内「一人の人間のやりよう(独裁)ですべてがどうにかなるなら苦労はないよね。でも、実際はそうはいかない」 いくならせいぜい一国の国内だな。世界を一人の力・考え方でどうこうするなんぞ、夢物語だろう・・・。 -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 01:36:46
    • 馬鹿め・・・貴様は重要なことを忘れている!!地球環境を壊すのも、経済格差が生まれるのも何もかも資本主義がいけないのではないのかね?支配階級を、抑圧された階級が逆に支配することでこの世界は幸福になる!!!貴様がこのような装置を作らなくても!!プロレタリアート独裁により!!すべては幸福になるのだ!! -- 近江? 2016-05-29 (日) 01:26:23
      • 貴様の言った、工業による自然破壊!!企業のトラスト化!!巨大銀行の専横!!侵略戦争!!すべては抑圧された人民をさらに抑圧するものであり、それはすべて資本主義から生まれたものなのだ!!侵略戦争と際限なき軍拡!!それも国家が資本主義社会の欲望を体現開いたものであるのだ!!わかるか!!!この同志マルクスとレーニンの主張を!!戦争をなくし、格差をなくすという真の平和と言うのは!!資本主義の打破!!すなわちプロレタリアート独裁にあるのだ!! -- 近江? 2016-05-29 (日) 01:39:44
    • ふう…そんなことか…彩乃「お父さん…?」伊達に国家元首兼政府首班(以下略)やってるわけじゃない。今やグローバル化が進んだ世の中だ。そんな国益が単純ではない。 -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 01:24:56
      • どの国でも近隣だろうが遠国だろうが関係がないとやりきれないのは火を見るより明らか。それに軍備増強などいずれピークが来る。彩乃「どこかで軍事力というのは限界が来ますからね…」そうだ。一時は国力を超えても、いずれは国力相応に戻る。安全保障のジレンマに囚われているとはいえ、グローバリズムを考えずにやっていける国などない。無論我が国もだ。 -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 01:28:52
      • 真の世界平和?そんなもの答えなどないのだよ。彩乃「結局のところ、それを判断するのは私たちではありません。未来が…未来が答えを出してくれるでしょう」その通りだ。だからこそ人間は…国は過ちを繰り返し、そして良き方向へ向かおうとするんだろうな… -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 01:31:12
      • 科学の事は私からは言わん。彩乃「そう…ですね…」もし言うべきことがあるとしたら、それは俺たちじゃない…あいつが言うべきことだからな… -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 01:33:15
    • ・・・成程、汝の論には一理ある。だが、我はその論に斯く答えよう『確かに人は数多道を誤った。だが、その中でもそれを正そうとする者は現れた。人の世に在っては戦争を悲しみ、核を手放せと諭した者がいた。海に在っては人の営みに嘆き悲しみ、人より海を奪い自らの過ちに気付かせようとした深海の麗しき姫とその忠勇なる従者がいた』 -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 01:21:56
      • 『・・・そして、彼の白き姫君の想いを一部なりとも理解した艦娘達もまた、彼の姫君より託されたこの海を守りつつ、人の世の新たな悲しみを防がんと戦っている。しかし汝はその想いを共有していない。己だけの勝手な結論によって事を起こし、己が絶対の正義と思い込み多くの悲しみを生み出している。思い上がるな外道!汝、彼の機械に繋がれたる哀れな深海棲艦達の犠牲の上から狭い世界を睥睨するその考えこそ害悪と識れ!』 -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 01:30:57
    • 正宗教授「どうしても、私の理想は理解してもらえないようだな……。彼女たちはよく理解してくれたというのに!」正宗教授が何かボタンを押す。そこには…… -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 01:36:38
      • 扶桑、山城をはじめとした、行方不明になっていた五人の艦娘(+深海棲艦)たちがそこにはいた。彼女たちは何やら妙な機械に磔にされていた。ボロボロになった服から覗く素肌には傷一つついていない。が、深海棲艦と同様、生きているのか、もう死んでしまったのかもわからない。もしかしたら、生ける屍、というのが正確かもしれない。遠目から見ると呼吸しているようでもあるが、それも怪しい。 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 01:39:00
      • NIN「貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!! 殺すっ!!!!!」激高したNINJA提督が斬りかかる。 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 01:40:35
      • 時雨II「扶桑!山城!・・・ぇ・・・お前・・・・・・お前がぁあああああああああ!!!!!!!!!!!!!(逆上)」 時雨!?・・・フゥウウ・・・・・・来よ、凍て付く夜天・・・そして汝のその首・・・吹き飛ばしてくれるわぁあああああ!!!!!!!!!!!(逆上) (薙刀を構えた時雨と大剣を構えた提督が猛スピードで突撃) -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 01:43:12
      • うわぁぁぁぁぁぁ……! 鳳翔「ひどい……青葉ちゃん……扶桑ちゃん、山城ちゃん、悪雨ちゃん、鹿島ちゃん……」 青葉!今出してやるからな!青葉!帰るぞ! (彼は韋駄天、装置の方へ駆け寄ろうとする。) -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 01:44:52
      • 彩乃「皆さんが…」いいんだ…俺は手を出さん。彩乃「やっぱり…」そういうのも含めて…な… -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 01:45:14
      • は・・・なんだ?またおもろいものを用意しとるやないけぇ・・・(瞳孔が針のように細くなる。伸縮式の槍を伸ばし、牙突の体勢を取る) 川内「とりあえずしびれ薬で良いかな?」 (その槍の先端に、川内がしびれ薬を塗る。自らもトンファにハバネロ成分を塗りたくる)  -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 01:46:33
      • か、鹿島!?・・・・きーさーまー!!!!!!!!崇高なマルクスの教えも理解できない挙句に、鹿島をあのような目に!!!貴様!! 粛清だ!!! 行くぞポーラ!! ポーラ「は~い!!」(スピリタス一気) -- 近江? 2016-05-29 (日) 01:46:48
      • 飛鳥っち!奪還いくよ! わたしの公式武器の錨に怒りを込めて! 飛鳥「おう!行くか!」【突っ込んでいく二人】 -- 村雨(矢絣袴)? 2016-05-29 (日) 01:50:28
      • 正宗教授「私に斬りかかっても無駄だ」正宗教授が何やらバズーカ砲のようなものを取り出す。彼がその引き金を引くと、海を覆っていたよりも濃い、闇の霧が提督たちと艦娘達を覆う。 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 01:50:55
      • 「痛い……痛いよぉぉぉ……」「まだ俺は死ねないんだ……死ねない……」「おかぁさーん!」「苦しい……助けてくれぇ……」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 01:52:23
      • げほっ!げほっ!ガスマスクでももってくりゃ良かった! 鳳翔「こほん、こほん!わ、私も前が……」 -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 01:53:45
      • NIN「ぐはっ!!」吹雪「きゃぁっ! く、苦しい……」真っ先に襲い掛かったNINJA提督と吹雪が黒い霧に覆われて、もがき始める。 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 01:53:49
      • ・・・そんな攻撃、織り込み済みだ!時雨、血路を開くぞ!!(駆け込むスピードはそのままに、大剣の広い峰を真正面に構えて桐を真正面から受け止める) 時雨II「うわぁああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!(薙刀を高速回転させて受けきれなかった霧を跳ね飛ばしながら突進)」 -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 01:54:09
      • うわなんだこれ?! 川内「ゲホゲホ!それになに?!この声は・・・?!怨霊?!」  -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 01:55:15
      • 伏せろっ!!!彩乃「きゃあっ!」(彩乃を抱きかかえて、床に押し倒す!) -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 01:55:15
      • うわわん。煙幕? 使うの得意だけど~。 飛鳥「う、い、息ができん…」 -- 村雨(矢絣袴)? 2016-05-29 (日) 01:55:25
      • やめ、やめろぉぉぉぉ…… 鳳翔「どこ、どこなの?待って、私が今……だから、待って……!」 -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 01:55:34
      • くっ・・・!!何だこれは!!! ポーラ「錬気拳~!!」(霧から身を守る) そもそもそんな使い道じゃないだろ・・・げほっげほっ!! -- 近江? 2016-05-29 (日) 01:56:35
      • 正宗教授「ほう。まだ突っ込むか。魔風砲最大!!」より一層濃厚な闇が時雨を包み込み、卒倒させる。 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 02:00:08
      • 正宗教授「最初からこれで始末しておけば早かったか。これは魔風砲といって、深海棲艦の負のオーラを極限まで濃縮したものだ。そこの役に立たなそうな提督たちはそのまま、死にたまえ。艦娘たちはまだまだ協力してほしいからな……生きてもらうぞ。」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 02:00:52
      • 時雨II「・・・うぐ・・・やっぱり・・・届かない・・・・・・」 ・・・くそ、なんて無様な・・・・・・ (黒い霧に押し潰されるように崩れ落ちる二人) -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 02:02:00
    • 正宗教授の放つ深海棲艦の邪気に苦しめられ、息も絶え絶えな提督・艦娘達。しかし。 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 02:02:30
      • 完全に瞑目していた艦娘達。その瞳から一筋の涙が流れ始める。 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 02:03:34
      • 扶桑姉様「て……い……と、く」山城姫様「みんな……きちゃ……だめ……」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 02:05:13
      • これまで全く動かなかった唇も動き出す。 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 02:06:07
      • ありがとう……司令官……また……。さようなら……。 -- 青葉(I)? 2016-05-29 (日) 02:06:24
      • じゃが。皆がこれで…、助かる…なら。それも姫の役目の一部じゃ…か…。ならば…。棲艦もなにもない…じゃと。 -- 悪雨? 2016-05-29 (日) 02:12:09
      • てい・・・とく・・・さん・・・わたし・・・いやだよぉ・・・しにたく・・・ない・・・ -- 鹿島(近江)? 2016-05-29 (日) 02:13:12
      • 正宗教授「何故だ!? 何故、反応する!?」動揺する正宗教授。そこに。 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 02:14:21
    • ・・・みんなはまだ・・・時雨、行けぇええええ!!!! 時雨II「・・・うわぁあああああ!!!扶桑ー!山城ー!!!!!(最後の力を振り絞って立ち上がり、正宗目掛けて薙刀を投擲する)」 -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 02:16:14
      • 正宗教授「ぐはっ!」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 02:17:42
      • に薙刀が突き刺さる。衝撃で後ろに倒れ込む教授。そして、黒い霧が提督たちではなく、村正教授に襲い位かかる。 しばらくして、黒い霧が晴れると、そこには薙刀と白骨が残るだけだった。 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 02:18:19
      • ・・・?! 川内「骨・・・?!」 馬鹿な・・・幽霊だったのか?! 川内「・・・何かしらの遠隔操作の可能性もあるでしょ?」 もはやわからん。これで全部晴れれば幽霊ってことにしておこう・・・こんなホラーな展開、見たことないな -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 02:20:49
      • NIN「姉様たちに……助けられたか……しかし、正宗教授……最後は自分の発明でああなるとはな……」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 02:20:53
      • あいつが来ることは無かったか…彩乃「ですね…」まああいつが来ても…いやよそう。 -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 02:22:04
      • 晴れた……のか。 鳳翔「あ、あの人が……骨だけに……」 ミイラ取りがミイラになる……おそらく、自分の作った霧に巻かれてしまったのでしょう……。 鳳翔「ええ……」 -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 02:22:21
      • っ!?・・・私は狐にも化かされてたのか・・・? ポーラ「あれ~・・・正宗教授が骨に見える~・・・そんなに酔ってませんのに・・・」 -- 近江? 2016-05-29 (日) 02:23:11
      • ・・・く、久々にヤバかったが・・・まさかこいつも何もかも無くしていたとはな・・・・・・。 時雨II「・・・あんな人でも、多少は考えていたんだよね・・・。ただ、少し間違っただけで・・・・・・(合掌)」 ・・・あぁ。許す事は出来そうにないが、せめて安らかに眠れとだけは言わせてもらおう・・・・・・(合掌) -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 02:23:28
      • ??「きゃははははははは! 正宗センセ、死んじゃった~! バッカだねぇ~。深海棲艦の力なんて使おうとするからこうなっちゃうんだよ~。きゃははは!」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 02:24:15
      • これでよかったのだ・・・脅威は去り、鹿島は戻ってきた・・・これでよかったのだ・・・何も間違いはない・・・ -- 近江? 2016-05-29 (日) 02:24:25
      • 鳳翔「だ、誰ですか!」 だ、誰だお前は! -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 02:25:40
      • 時雨II「・・・敵!?」 ・・・冗談だろう?こっちはヘトヘトだってのに・・・・・・時雨、どうだ? 時雨II「こっちも余力ゼロだよ・・・提督は?」 聞くまでもない。すっからかんだ・・・・・・ -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 02:26:17
      • ごほっ。ごほっ。助かったのか…。 村雨(矢絣袴)「飛鳥っち…。ん、よかった…。そうみたいだね…」 -- 飛鳥提督? 2016-05-29 (日) 02:26:33
      • 貴様!!!誰だ!! -- 近江? 2016-05-29 (日) 02:26:51
      • ??→極み「アタシは神聖機関の「極み」っていうの。あ、「極み」って名前だからね。まちがえないよーに! それと、今日は正宗センセの様子を見に来ただけ~。あんた達と戦うつもりはないよ~」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 02:27:58
      • ああ、霧にまかれたのか・・・ん?!またなんか出てきた?! 川内「今度もまたわけのわからないのが出てきたみたいだね・・・」 -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 02:29:00
      • ??→極み「只の大学教授でしかなかった正宗センセにあんな艦隊動かせるわけないジャン。アタシたちがいたから、あんな艦隊を出せたんだよ~」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 02:29:05
      • 極み「まぁ、アタシらの活動は追々わかるとして~。一つだけ言っとくと、アンタたち、さっさと艦娘と提督辞めといた方が長生きできるよ~。じゃね! ばいぱーい!」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 02:32:05
      • 極みと名乗った女はそういい捨てると、いつの間にかどこかへ行ってしまった……。 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 02:32:56
      • いったいなんなんだあいつは・・・ポーラ「きみわるいですね~」 ホントにそう思ってる? -- 近江? 2016-05-29 (日) 02:34:01
      • ・・・そのうちまたよろしくない兵器で対立するかもよって意味か? 川内「さぁ?まぁ、余計なお世話だよってことにしときますか」 ・・・とりあえず終わったな。問題は・・・この捕まっている深海さんと、艦娘達だが・・・ -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 02:34:51
      • NIN「また妙なのが出てきたな……」吹雪「はい……でも、今は、扶桑さんと山城さんを助けないと……。それに、アイオワさんも……」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 02:37:00
      • ……あんにゃろ。 鳳翔「提督!そ、それよりも!」 そうだ、私はやらねばならぬことが……。あいつを……連れて帰らないと。みんなとの約束だからな。 -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 02:37:51
  • エンディング -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 02:38:33
    • ここからは個別エンディングとなります。期間は一週間程度を予定していますので、その間にお姫様の救出、深海棲艦たちをどうするか等々を創造力とかとかで続けてください。 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 02:44:02
    • さてっと帰るべよ。彩乃「あの人はどうします?」放っておけ。もうその辺は…彩乃「話は氷室さん…ですか」ああ、あいつにな… -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 02:44:20
      • 筑摩「そういえば深海の皆さんは…?」あいつたちに連絡を入れておけ。その辺はうまくやってくれるさ… -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 02:45:35
      • よし帰るかね~神風「はいっ!」(ルン級エクラノプラン3機が横須賀を飛び去っていく…) -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 02:51:13
      • (提督らが撤退した翌日、1機のルンが再びこの地に飛んできた…) -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 21:59:24
      • (タッ)氷室「ふう…長旅も慣れたものね…」ネ級「ある意味すごいですよね…開発局長なのに」氷室「まあね。それよりもやるべきことをやらないとね…」チ級「そうですね。機材も持ち込んできましたし、大丈夫ですよ」ヲ級改「だといいけど…」 -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 22:02:57
      • (実験室)氷室「ふ~ん…なるほどね」チ級「何かわかりましたか?」氷室「まあだいたいは掴んだわね。さて、始めましょ」(カタカタカタカタカタ…) -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 22:05:41
      • ヲ級改「それでどうなのでしょう?この仲間たちは…」氷室「う~ん…この際だからハッキリと言うわね。生きているのもいれば死んでいるのもいるってところね。あまりいい答えをできなくて悪いけど」ネ級「そうですか…いえ氷室さんが謝ることではないですよ」氷室「…ありがと。とりあえずできる限りのことはするけどね。現時点で死んでいるのが確定しているのは先に出すわね」チ級「わかりました。先に移動させておきます」ネ級「残りは…」氷室「これから一仕事ね。悪いけどしばらくは話しかけないでちょうだい」ヲ級改「わかりました」 -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 22:14:02
      • 氷室「(セキュリティとかは大したことないけど、生命維持系が酷いレベルで雑ね…これじゃ使い捨ても同然だわ。それにあの正宗という男…提督から話は聞いたけど、この実験室でよくわかったわ…あんなのが教授やら名乗ってたなんてね…科学でロクなことをしないバカも多いのは困るわね…)」 -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 22:24:37
      • (実験室の外)ヲ級改「これで最後かしら?」ネ級「ええ。全員水葬の用意は整ったわね…」チ級「氷室さん大丈夫かしら…」ネ級「大丈夫よ。それよりも先にこの子たちを弔うのが先ね」ヲ級改「そうね。行きましょ」 -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 22:29:23
      • (外の海岸)ネ級「本当はうちの島で水葬できればよかったんだけど…」チ級「距離的に仕方ないですね…」ヲ級改「島には慰霊碑を建てましょう…それじゃあ、いいわね?」ネ級「ええ、始めましょう…」(順番に犠牲となった深海棲艦を海へと降ろしていく。そして最後の一人が海へと降ろされた)ネ級「あなたたちの悲劇は…もう二度と繰り返させないわ」ヲ級改「だからここで安らかに眠って…」(三人は静かに黙祷する。そしてしばらく経った…)チ級「さあ氷室さんの所へ戻りましょう」ネ級「そうね。そろそろ終わったかしら…?」 -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 22:37:09
      • (実験室)氷室「あ、ちょうどいい所で戻ってきてくれたわね」ネ級「氷室さん、それって…」氷室「ええ、残りの深海棲艦救出できたわよ。ただ衰弱が激しくて予断を許さないから、大至急島に搬送した方がいいわね」ヲ級改「わかりました。大至急準備します!」氷室「あとあんたたちは深海全員連れて先に帰りなさい。私はもうすぐ着く2便で引き上げるから」チ級「大丈夫ですか?」氷室「ええ。深海の方はあんたたちに任せるわ。私は後始末をしてから帰るから」 -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 22:51:34
      • (ルン1便内)ヲ級改「それにしてもかなりの人数ね…」チ級「氷室さんが先に戻るようにと言ったのがわかりますね」ネ級「そうね。駆逐古姫空母水鬼、それにタ級ヌ級リ級改浮遊要塞姉妹まで…」チ級「手あたり次第って感じですよね…」(ルン1便は鳳凰諸島へと飛んで行った…) -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 23:07:16
      • 氷室「まあ1便の深海はこれで大丈夫でしょ。さてさて…」皇「氷室さん、今戻りましたよ」氷室「ちょうどいいわね。で、どうよ?」皇「正宗とかいう男の情報ですね。大学とかから入手してきましたよ。それとあとはここの資料ですかね」 -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 23:16:01
      • 氷室「ありがと。本当なら今すぐにでも燃やしたいんだけど、提督の指示もあるからね…」皇「氷室さん…やはりあの男を…」氷室「許せるわけないでしょ。本当なら顔面変形するぐらいまで引っぱたいてやりたいし、それにあんな男が教授を騙って、科学を語ってたと思うとね…」 -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 23:23:37
      • 氷室「あいつは世界の科学者全てを貶めたようなものよ。だからこそ…だからこそ私たちがその名誉を取り戻さないといけない。世界を科学の元に治めるためにもね」皇「…ええ」氷室「それこそが私がやらないといけないこと。さ、帰りましょ」皇「そうですね。行きましょうか…」氷室「あ、そういえば…ここ、爆破しようかしら?存在そのものが許せないし…」 -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 23:29:54
      • 皇「氷室さん本気ですか!?」氷室「こんな時に冗談言ってる余裕なんてないわよ。政府に確認取ってくれる?私は爆破の下調べをしておくわ…」皇「は、はあ…」 -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 23:39:23
      • 皇「信じられない…本当に爆破許可が出るなんて…」氷室「ま、そういうことでしょ。とりあえずC4持ってきてちょうだい。仕掛ける場所はもう決まってるから」皇「大丈夫…ですよね?」氷室「まあ穏便に片付けるわよ」 -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 23:42:35
      • 皇「氷室さん一人で爆弾を仕掛けてくるなんて…やっぱりそれだけの事ってことですね…」氷室「終わったわよ。それじゃもう誰もいないみたいだから引き上げましょ」皇「あの…爆破は?」氷室「時限信管にしておいたわ。その方がいいのよ…」 -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 23:45:40
      • (総員退去し、誰もいなくなった研究所で次々と爆発が起きる。氷室が的確な場所に、そして適切な時限信管のセットを行ったことで、研究所は内側に崩れていく。瓦礫や破片を撒き散らさないようにした氷室の配慮でもあった…) -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 23:52:11
      • 皇「爆破解体の技術ですか…」氷室「そ。科学でここまで素晴らしいこともできるのよ。さ、見届けるものは見届けたわ。今度こそ帰るわよ」皇「そうですね。提督もきっと待ってますよ」(数分後、静かにルンの2便が飛び立っていき、鳳凰諸島へと消え去った…) -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 23:54:51
      • 雷鳥鎮守府編~完~ -- 鳳雷鳥? 2016-05-29 (日) 23:56:53
    • とりあえず、骨は……あとで散骨しましょう。 鳳翔「はい。敵とは言えど、丁寧に弔うべきですね」 ええ。あ、あとは……青葉を……。 鳳翔「そうですね……もしものときは……」 わかりません。でも、必ず連れて帰ります。だって、あそこが私たちの鎮守府ですから。 -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 02:46:50
      • 鳳翔「あ、何かが……あら、私の電話が。もしもし」 大淀《鳳翔さん!無事でしたか!》 鳳翔「はい、私も、そして提督も無事ですが……青葉ちゃんは……」 大淀《……青葉さん……》 鳳翔さん、少し電話を借りれませんか。 鳳翔「はい、少し待ってて下さいね。大淀ちゃん、提督に代わるわね」 大淀《わかりました……》 -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 15:37:46
      • 大淀、心配かけたな。 大淀《提督……大淀は……大淀は提督がどうなるかと……》 ううん、すまんね。 大淀《無事で……よかったです。でも青葉さんは……》…… わからない。今、カプセルの中に……。どうすればいいのか、わからないんだ。 大淀《……明石に連絡してみてはどうでしょう……明石なら、なんとか……》 そうだな。 大淀《祈ってます。青葉さんが……》 -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 17:31:41
      • 鳳翔「あの、提督」 今から明石に電話して、方法がないか調べてもらいます。 鳳翔「明石ちゃんなら、多分なんとか……」 ええ。 (rrrrr...) 明石《提督!心配しましたよ!大淀、泣いてたんですから……》 すまん。大淀なら、さっき電話したよ。それはそうと明石、今から送る座標に来てくれないか。緊急だ。機材用意して、すぐに飛んできてくれ。 明石《わかりました……でも提督、今からだと時間が……》 金に糸目はつけん!ヘリでもなんでもいい! 明石《わかりました……今から機材と一緒にチャーターしてきます!》 -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 19:48:29
      • (数時間後……上空に響き渡るヘリのエンジン音。UH-1ヘリコプターが、この研究所近くへホバリングし、明石を降ろすと飛び立っていった。) 明石「お待たせしました!提督、どれを見ればよいのでしょうか……」 おお明石、待ってたぞ。ここに来てくれ……私が下手に触ると、壊してしまいかねないから……。 明石「わ、わかりました……一応、機材はいくらか持ってきたので、それをつなげて……」 -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 21:33:04
      • 明石……どうか……。 明石「……青葉さん……」 そこに白骨化しているのがあるだろう。彼奴がやりやがったのさ……。 明石「なんで……こんなこと……」 わからない。私には……到底理解ができない……。しかし、青葉と、その深海さんたちを……どうか助けてほしい。 明石「……やってみます」 (明石はコンピュータを立ち上げ、カチカチとキーボードをたたく。) -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 21:50:41
      • 明石「これで……おそらくはどうんにかなるはず……解除!」 《COMMAND:UNLK 200:COMMAND SUCCESSFUL》 明石「やった!まさかこんなにザルなセキュリティだったとはね……」 いったか! 明石「ロックは外れてます!あとは、やさしく降ろしてあげてください」 わかった。 -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 22:11:48
      • 青葉!しっかりしろ、青葉! 明石「無理にゆすらないで!……脈はあるわ。大丈夫、生きてます。ただ……体温が低いように感じます。提督!手遅れにならないうちに、医療機関へ搬送すべきです。このままだと、助かるはずの、消えかけた生命(いのち)(ともしび)を、吹き消してしまうことになってしまいかねません!」 鳳翔「提督、ヘリを呼んで来ます!」 お願いします。 明石「私は、撤収準備と、彼の骨を回収しておきます。あと、状況の説明をしておきますね」 お願い。鳳翔さん、行きましょう。 鳳翔「はい!」 -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 22:25:44
      • (彼は静かに、青葉の身体を、お姫様だっこの要領で抱きかかえる。) 鳳翔「10分で到着します」 わかりました。一刻も早く、病院へ送りましょう。 鳳翔「ええ……青葉ちゃん……」 (二人は、上へ上へと向かって走る。廊下、階段。一つ一つ、道を進みゆく。) -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 22:36:38
      • (……あったかい……誰だろう……青葉を抱えて……もし、これが司令官だったら……いいな……) -- 青葉(I)? 2016-05-29 (日) 22:37:32
      • (最後の扉が開け放たれる。明るくなる。外へ出ると、すでにヘリはホバリングをしていた。) 鳳翔「スリングの用意をお願いします」 少し無線機をお借りできますか。 鳳翔「はいっ、提督」 ありがとうございます。えー、対象者は低体温症と意識不明の重体。意識レベルJCS300(意識無し、つねりに反応なし)と伝えてください。 (しばらく、隊員がロープを伝って降りてくる) 隊員「お待たせしました。この方を搬送すれば……」 はい。青葉三津代、当鎮守府の二佐です。年齢は2×歳、保険証はこの財布の中に。 隊員「わかりました。横須賀市内の病院へ搬送します。救急扱いで即時に治療を行います」 よろしくお願いします。 (青葉を乗せたヘリは、機首を180度旋回させると横須賀市内へと飛び立っていった) -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 22:45:23
      • (ヘリを見送る二人。明石も、機材を抱えて戻ってくる) 明石「無事に……」 ああ。横須賀市内の病院へ搬送を依頼した。 鳳翔「無事、治るといいのですが……」 何が起こるかわかりませんね……その前に、私たちはすべきことが。 鳳翔「船に戻りましょう……それから、やることをしないと……」 はい。 (三人は船へと戻る。) 加賀「どうだったかしら……」 無事救出には成功。ただし、意識がない状況だからヘリ呼んで救急搬送してもらった。 蒼龍「治るの……?」 わからない。 高波「これから……どうしたら……いいかもですか」 横須賀に寄港しよう。またドックにぶちこまんといかんだろうし、青葉の状況も知りたい。その前に少し沖へ出してくれ。 加賀「直線コースを取った方が良いのではないかしら」 いや、頼む。 加賀「わかったわ」 -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 23:17:45
      • (研究所から沖合、おおよそ2カイリ程度) ろくでもないやつだったし、私は彼をぶん殴りたいとは思った。青葉にあんなことをしやがって。 加賀「でもなぜ、このようなことを」 ……私たちは『船乗り(シーマン)』だから。憎き者かもしれないが、死者はきちんと弔うべきだろう。一同、敬礼。 (一同は敬礼をする。そして、提督は正宗教授の骨を、静かに海へと撒いていった……) -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 23:33:52
      • 加賀、急いで船を横須賀へ向けてくれ。 加賀「分かったわ。急いで行きましょう」 鳳翔「青葉ちゃんが……心配です」 うん。無事だと……いいのだが……。 蒼龍「こればかりは……神に祈るしか……なさそうね」 高波「信心岩も通ず、って昔読んだ本に書いてました!だから、大丈夫かも、です」 うん、……行こう、あいつのところへ。 -- サイダー提督? 2016-05-29 (日) 23:48:35
      • (数日後……横須賀市内の病院。青葉はここのICUに収容されている) どうですか、先生。 先生「峠は越したよ。容態はかなり安定していると言っても差し支えないないだろうね。バイタルも、これと言って問題は見当たらないし、内臓機能もほぼ回復してる。しかし……」  ……だ、そうだ。 大淀「(呉から飛行機と私鉄を駆使して急行していた)……つまり、目立った外傷もなく、心電図とかの異常もない。なのに、意識が戻らない、ということですか?」 そうなる。内臓の損傷もないし、それこそ脳波計にも異常が見られない。 大淀「提督……青葉さんは……どうなるのですか?」 はっきり言ってどうなるかわからない。意識が戻る可能性は、現代医学を駆使して五分五分だそうだ。 大淀「もしかして……戻らない可能性も……」 残念ながら、その可能性を払しょくできない。 大淀「提督……私……青葉さんが……」 言わなくてもいい……私もわかる。だから私たちができるのは……見守るだけだ。さあ、面会の時間だ。 -- サイダー提督? 2016-05-30 (月) 18:35:04
      • (大淀と提督は白衣に着替えると、青葉の居るICUへと向かう。) ……青葉。 大淀「青葉さん……私たちは待ってますから」 いつ戻ってきてもいいように……な。 (提督はベッドの横に中腰になると、重ね合わせてあった青葉の両手を握る。温もりが、その手から伝わってくる。あの日のすっかり冷めきった手ではなく、暖かい手だ。) 青葉。聞こえているかわからないけれど……。いつもありがとう。よくなったら、それからでいいからさ、その時には、また一緒に、三波(あそこ)で楽しく暮らそう。だから……。 大淀「提督、私、切り花を買いに行ってきますね」 あ、大淀気を使わんでも……。 大淀「いいんです。たまには、青葉さんのそばにいてあげてください」 -- サイダー提督? 2016-05-30 (月) 18:41:13
      • すまんな……。 (大淀に一礼すると、提督はもう一度、やさしく青葉の手を握る。)……ねえ青葉。確かに変な写真ばかり撮っているのはね、ちょっと怒るけれど、でもね、こんな姿を見るのは……本当につらいんだ……。だからもう一度、もう一度だけ話してくれ。目を開けてくれ。……それだけでも……ね。 (提督の頬を伝う生暖かいもの。それに呼応するかのように、青葉は提督の手を握る。) ……あ、お、ば? -- サイダー提督? 2016-05-30 (月) 19:16:19
      • 青葉「……いかん……」 しれい……わ、私はここだ、青葉! 青葉「……し、司令官……!?」 青葉、ようやく目が覚めたようだな……心配したんだぞ! 青葉「こ、ここは……」 横須賀市内の病院、そのICUさ。 青葉「青葉……助かったんです……か?」 ああ。心配したんだぞ……。 青葉「ごめんなさい、司令官。青葉、ついつい深入りしちゃったから、こんなことに……」 まあ、今度から気を付けてくれよ?無茶な取材はオオゴトになりかねないって……。 青葉「はい、青葉……気を付けます……それと司令官、ありがとう」 なーに、かわいい仲間が病院で寝込んでるって放っておけるか? 青葉「司令官ったらもう」 -- サイダー提督? 2016-05-30 (月) 19:28:18
      • 大淀「……戻りましt……あ、青葉さん!」 青葉「ども~。大淀さん、ご心配かけてごめんなさい」 大淀「心配したんですよ!大淀、提督と青葉さんと……心配で心配で!」 青葉「でも青葉、なんとか戻ってこれました!」 本当に良かった。良かった。 大淀「うん……今日は青いバラを買ってきたのですが、本当、その通りですね」 ん? 青葉「青いバラの花ことばは、昔は『不可能、ありえない』だったんです。でも青いバラ、最近実現したんです」 そうだったな。不可能を可能にした、とか、テレビでやってたね。 青葉「だから、『奇蹟、神の祝福、そして夢かなう』、この花ことばになったんです」 まさにぴったり、というわけだ。 大淀「はい。夢かなう……まさにこのことです」 ああ。このことを、みんなに知らせないと。 青葉「司令官、スマホは使えませんよ!」 あ、そうだった! -- サイダー提督? 2016-05-30 (月) 20:06:59
      • (そしてまたさらに数日後……) これで……無事全員で島に戻れるな。 青葉「一時はどうなるかと思いましたよ」 ああ……今度は心配かけないでくれよ、青葉? 青葉「もちろんです、司令官ッ!」 加賀「でもようやく、これで全員そろったわね」 鳳翔「うふふ、本当、青葉ちゃんったら」 蒼龍「ま、今度から無茶しちゃだめだかんね?」 高波「青葉さん、今度は、楽しいところに行きたいかもです」 青葉「楽しいところ……?みんなの居る島ですね!」 明石「ホントそうですね!」 おっと、もう少しで飛行機が出るぞ。忘れ物には気を付けて! (いつの間にか、7人の大所帯となった青葉救出チーム。最後はようやく笑顔になって、彼らの住む島・三波島へと飛び立っていったのであった……。) -- サイダー提督? 2016-05-30 (月) 20:43:21
      • 《了》 -- 2016-05-30 (月) 20:47:43
    • 終わったらさくっとかえるべ・・・と言いたいところだが、この数々の深海さんたちはどうすれば・・・。川内「とりあえず、まだ大半バイタルが健在みたい?」 電源は落ちてないからまだ大丈夫なはず。雷鳥さんのところでも連絡は入れるみたいだけど、ウチでも独自にな。フラレと駆逐棲姫(悪雨)あたりもすっとんでくるだろ。 さて、帰るぞ! -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 02:52:50
      • (引き揚げのために呼び寄せていた実艦川内上)・・・とは言ったものの、やっぱり気になるな。フラレの艦隊がとりあえず間に合うみたいだから、待ってみるか・・・。 (数時間後・研究室内) フラレ「ダイソンも一緒に来たぞ!」 戦艦棲姫「だからダイソン言わない!(汗)」 遠いところおつかれさんw で、状況がこんななんだが・・・(装置を指差して) フラレ「!これは・・・」 戦艦棲姫「・・・酷い、の一言ね・・・」 だろう?どうやら死んでしまっている個体もそこそこいるらしい。外見じゃ判断がつきにくいが、不随意運動とおぼしきものがわずかでも見受けられた個体は何人か見つけた。運び出しを手伝ってくれないか? フラレ「OK!」 戦艦棲姫「了解よ。でも、どうするの?」 装置をかち割るしかないな・・・ -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 23:07:52
      • まずは・・・このフラルが生きてるぞ 戦艦棲姫「・・・っ?!これ・・・私の妹じゃない?!」 川内「えっ?!」 フラレ「マジデ?!・・・あ!本当だ!この首筋のキズ・・・」 マジか・・・早くだしてやらんと! (ガシャーン!と装置のガラス部分をかち割って、拘束具を取り外す) 戦艦棲姫「ちょっと!生きてる?!」 フラル「・・・」 息はあるが応答しない・・・時間が無い。とりあえず実艦川内に運び込んで処置を!(他にも複数名を救助し、なんとか実艦川内に運び込んで処置を開始する) -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 23:16:13
      • (実艦川内・処置室内) 戦艦棲姫「・・・結果的に死体がどういう惨状だったとしても、戦闘で死ぬなら・・・私も妹も本望よ。それなら諦めがつく。でも、そんな得体のしれない奴らに、こんなつながれ方をしてなんて・・・絶対に許せない!」 落ち着け。まだ死んだわけじゃない。バイタル強度は細いが生きている。戦艦棲姫「・・・そうね。・・・戦闘の仔細は聞いたけど、反吐が出るわ・・・」 レ級「アタシからしても後味の良いもんじゃないねー」 大元の主張自体は分からんでもないが、正直奴は独善的過ぎてな。賛同できんかったよ。  -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 23:23:57
      • フラル「・・・・・・・・!」 戦艦棲姫「!フラル!?私が・・・私がわかる?!」 フラル「・・・ね・・・え・・・さん?わたし・・・」 フラレ「起きた!起きたぁぁ!!」 戦艦棲姫「ああ・・・良かった・・・!今は無理をしないで。ゆっくりして・・・」 フラル「う・・・ん・・・」 (処置室の外)よかった。 川内「他の深海さんも目を覚ましてるよ」 上々だ。そしたら、まずは横須賀方面へ引き上げよう。カレドニアの修理、医療班受け入れと、補給をしないとな。 川内「了解!」 (微妙なしこりを心に残しつつも、Magoは日常へ戻っていく・・・)【Mago鎮守府編・終】 -- Mago提督? 2016-05-29 (日) 23:33:05
    • (提督とポーラは鹿島の入ったカプセルの前に駆け寄った。) 早く出してやらねば・・・!!しかしどこをどうすればいいんだ・・・!! ポーラ「てーとくう~そんなに難しく考えなくてもいいじゃないですか~ちょ~っと下がっててください~かし↑~ま↓さん~今助けますからね~・・・・へあっ!!」 (ポーラはカプセルに手を置き、そして一声の気合を放ちながら手を少し押し込む。すると) ガッシャーン!!! (ガラスは木っ端微塵に砕け散り、内部の液体が流れ出した。カプセルから倒れ出てくる鹿島を駆け寄ってきた提督が受け止める。) 鹿島!!大丈夫か!!起きろっ!!鹿島ァ!! (提督が鹿島を揺り起こそうとするとポーラがそれを手で制した。) ポーラ「かし↑~ま↓さんは大丈夫です~ただ眠ってるだけです~・・・今はそっとしてあげましょう~・・・」 ポーラ・・・ -- 近江? 2016-05-29 (日) 15:11:57
      • ・・・そうだな・・・ふふっ・・・可愛い寝顔だ・・・さっきの苦しみに苛まれていたような顔なんか似合わねえ・・・ ポーラ「てーとくう~・・・それ、目を覚ましたら言ってあげてくださいね~そんな言葉かけられて喜ばない女の子なんていませんから~とりあえずイタリアではそうですよ?(ニッコリ)」 ポーラ・・・ -- 近江? 2016-05-29 (日) 15:18:13
      • (こうして提督達は提督の腕の中で眠る鹿島とともに、仲間が待つ船へ戻っていった。研究所から戻ってきた提督とポーラを見張りの水兵が見つけ、下にいる仲間に報告するなり三隻の船からは歓声が上がった。船から飛びおり、提督の胸に飛び込んできた比叡の頭をなでつつ提督は思った。プロレタリアート独裁も確かに大切だ・・・だが、何よりもまず大切なもの・・・それは仲間なんだ、ということ。それを噛み締めながら提督は霧の晴れつつある暁の空を見上げた) -- 近江? 2016-05-29 (日) 15:25:52
      • (これからも困難があるだろう。最後に現れた『極み』と名乗った謎の少女・・・その背後にある謎の組織、そして深海棲艦の脅威・・・しかし仲間がいれば乗り越えられる・・・いや、乗り越えてみせる。そしてやっぱりポーラはイタリア人だった。そう思った。) -- 近江? 2016-05-29 (日) 15:28:50
      • ~Fin~ -- 2016-05-29 (日) 15:31:05
    • さて、カプセル内に残った大勢の深海さんも解放してやらないとだが・・・ッ!?(ドクン・・・) 時雨II「提督?どうし・・・ック!?(ドクン・・・)」 く、そ・・・やはり浴び過ぎた、か・・・? 時雨II「ていと、く・・・これ・・・?」 あぁ、魔風砲とか言ったか、あれの・・・影響、だ・・・な・・・・・・(昏倒) 時雨II「それじゃ、僕・・・も・・・・・・?(昏倒)」 -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 20:56:03
      • (正宗教授の実験室で提督と時雨が昏倒してから数日後・・・) 瑞鶴II「・・・で、その『魔風砲』とかいう奴の主な成分である深海棲艦の怨念が提督さんと時雨を侵蝕しているって訳ね?」 響「・・・そうなります。あの後すぐに瑞鶴さんと鈴音様がお二人を担ぎ出して、鈴音様がここへお連れしてすぐ『浄化』を行っているのですが・・・・・・」 (瑞鶴と響が会話をしているその場所は魔導鎮守府・・・魔風砲を限界以上に浴び過ぎたため、深海棲艦の負の思念に魂を侵蝕された二人は今、医術部に設置された『封結浄化装置』の中に収められ、体だけではなく精神や魂にまで根を下した深海棲艦の負の思念を特殊な儀式魔法により浄化、治癒する措置を受けている最中であった) -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 21:03:24
      • 瑞鶴II「提督さん・・・時雨も・・・早く、元気になってよね・・・」 鈴音「あ、瑞鶴様・・・こちらにいらっしゃったのですか・・・」 瑞鶴II「あぁ鈴音、それで・・・閉じ込められていた深海さん達は?」 鈴音「えぇ、幸いにもバイタルは安定していたので、直ちに治癒措置を施して・・・先ほどアビス様の使いの方が来て一緒に帰られました。あと、戦艦棲姫様から伝言で『コンカイノオンギヲ、ワレラハケシテワスレヌ』と・・・・・・」 瑞鶴II「・・・そう。ま、敵とは言え今回はお互い対立点もない訳だしそっちは無事決着か・・・・・・」 -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 21:24:50
      • (虹色に淡く輝く魔晶が放つ光と魔晶カプセル内に満たされた薬液内に時折立ち上る僅かな泡が立てる音に包まれた中、時雨は夢を見ていた・・・・・・(注:時雨視点です)) ここは・・・この火薬の匂い・・・真っ赤に燃える海は・・・スリガオ海峡!?そんな馬鹿な・・・・・・!僕は艦娘になって提督と一緒に・・・・・・ッ!あの燃える海・・・まさか!! -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 22:18:08
      • 海面を蹴って僕は走った。いつもだと艤装の力で滑るように航行するから、こうして走るっていう感覚は中々新鮮かなと思っていたけど、徐々に燃える海の中に黒い影がいくつも浮かんで見えた時、僕はいつの間にか走るのを止め、その場に力なく崩れ落ちていた・・・。だって、そこにいたのは扶桑、それに山城・・・最上まで・・・。そんな悪夢の再現を目の当たりにして正気でいろという方がおかしいに決まってる・・・・・・。だから、僕は傍に浮かんでいた連装砲を手に取ると、自分でも気付かないような凄惨な表情を浮かべて敵艦隊に突っ込んで行った。そう、提督にかつて言われた言葉を捨て去るくらいの覚悟で・・・・・・ -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 22:43:08
      • 「うわぁあああああああああ!!よくも扶桑を、山城をぉおおおおおお!!!!!」そう叫びながらあと少しで憎むべき敵を粉々に砕いてやれると思ったけどでも、そっと背中に触れる手が僕の中から憎しみを・・・怒りを・・・昏い感情を洗い流してくれた。恐る恐る僕が振り返ると、そこにいたのは・・・・・・ -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 23:08:17
      • 「ふそ、う・・・?山城・・・それに西村艦隊の皆も・・・・・・」ボロボロと流れる涙で霞む視界の中、そっと優しく頭を撫でてくれるのは、間違いなく艦娘の姿になった扶桑と山城だった・・・。 扶桑「時雨、貴女が怒る気持ちは分かるわ。でも、怒りに身を任せるのは駄目よ・・・。折角の優しい顔が台無しだわ・・・・・・」 山城「全くもう・・・今の貴女の顔、そこら辺の鬼の面が軒並み目を逸らすくらい酷い顔してるわよ・・・。折角可愛い姿になったんだから、もっと笑顔を浮かべていなさい。それに、今はまだ時間が掛かるかもしれないけど、貴女に再会できた時、そんな顔してたら本気で怒るからね?約束よ?」 そう言って少しむくれた顔をした山城と、可笑しそうに口元を手で隠してクスクスと笑う扶桑の姿を見て僕も釣られて笑い、少しだけ目を閉じて右手の連装砲を肩越しで背後に向けると・・・・・・ -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 23:18:52
      • ドンッ! 「・・・残念だったね。僕の中に根を下ろして『再び乗っ取ろう』って魂胆だったみたいだけど、僕はもう君に・・・君たちと同じ場所には帰らないよ。僕がいる場所はとても温かで、皆がいて、提督がいて・・・そして僕を待つ人達がいる、僕が待つ人達もいる・・・だから、君とは永遠にお別れだよ・・・僕が捨て、提督が封印したはずの僕の闇・・・『駆逐闇姫(くちくあんき)』・・・・・・」 それだけを言い残すと、右手の連装砲から手を離し、パシャと小さな水音を立てて水没する連装砲に続きザバ・・・と盛大な水音を立てて倒れ落ちる駆逐闇姫を振り返る事無く、僕は眩しい光の中へと駈け出して行った・・・・・・ -- 氷龍提督? 2016-05-29 (日) 23:28:31
      • (再び三人称視点) 時雨II「・・・ん、うぅ・・・・・・。あれ、ここ、は・・・・・・?」 (時雨が再び目を覚ますと、見慣れた天井・・・その節目の隣には長姉の悪戯で彫られた『いっちばーん』の文字・・・そう、時雨は浄化が終了した後も昏睡が続いていたが、一足先に浄化を終え、意識も回復した提督に抱かれてマガセーアイ島に帰っていたのだ・・・・・・) 時雨II「そっか・・・みんなを助けて、それから倒れて・・・・・・」 白露「あ、時雨が気付いたよ!おーいみんな―!!」 時雨II「うぅ~、白露・・・まだ意識がぼやけてるんだ。大声出さないでよ・・・・・・」 (そう言って苦笑しながらも一息吐いて起き上がり、姿見で自分の姿を確認する。髪飾りよし、髪型よし、服装もよし、紅い瞳もよし・・・と心の中で復唱しかけ、慌ててもう一度姿見を見直すと、それまでは翠だった自分の目の色がルビーのような紅に変色している事に気付いた) 時雨II「そんな・・・目の色が・・・紅い・・・・・・?」 ??「ザンネンダッタネ・・・。オマエガソンザイシテイルイジョウ、コノワタシガ・・・くちくあんきガホロビルコトハナイノサ・・・・・・」 -- 氷龍提督? 2016-05-30 (月) 00:26:10
      • 時雨II「駆逐・・・闇姫・・・・・・でも、君は確かに!」 駆逐闇姫「エェ、タシカニユメノナカデアナタニウチヌカレタワ。マダイタムクライヨ?デモネ、アレハワタシノチカラヲワケタコピーミタイナモノヨ・・・。デモ、ショウジキハンダンヲマチガッタワ」 時雨II「・・・どういう事だい?」 駆逐闇姫「アノユメノナカデアナタニユウゴウシテ、ソノママスベテヲウバイツクソウトオモッテイタケド・・・マサカナンノタメライモナクウチヌクトハオモワナカッタノヨ・・・。ダカラ、アナタニウチヌカレタブン、ワタシノチカラショウメツシタ。フタタビアナタヲノットルコトハマズムリデショウネ」 時雨II「それじゃあ、どうして僕の前に・・・?」 駆逐闇姫「ショウジキ、アナタトアナタノテイトクヲナメスギテイタバチネ。ソレニ、アノテイトクニフウインサレテイタアイダニイロイロトカンガエテイタノヨ」 時雨II「考え?」 駆逐闇姫「ソ。ベツニノットルコトハシナクテモ、トキドキワタシガオモテニデルカンキョウヲツクッテモラエバイイカナッテネ?」 時雨II「・・・つまり、僕を乗っ取る事はしないけど、駆逐闇姫が表に出てくる機会は欲しいっていう事かい?」 駆逐闇姫「エェ。デモ、オモテニデタカラオチッテアナタニフリナコトハシナイワ。チョットアバレテスグオサマルダケヨ。カクシタカッタラゲキジョウモチトデモイッテオケバイイジャナイ」 時雨II「・・・僕、君のせいで既にパニック障害持ちなんだけど・・・・・・?(ジト目)」 駆逐闇姫「アラ、ソレハシツレイ。デモ、イマサラヒトツフエタッテイイジャナイノ・・・・・・」 時雨II「君って奴は本当にマイペースだね・・・・・・」 駆逐闇姫「マァネ?・・・デ、ドウスル?」 時雨II「・・・どうせ嫌だって言っても勝手に居つくんだろう?いいよ、日頃は大人しくしていてくれるなら、提督に話して居座らせてあげるよ・・・・・・」 (そういって提督の執務室へ向かい事の顛末を話した後、鎮守府が大騒ぎになったのは言うまでもない話であった) -- 氷龍提督? 2016-05-30 (月) 00:50:47
      • ・・・はぁ、つまり時雨が侵蝕された部分が駆逐闇姫として再生して、でも時雨を乗っ取るのは諦めて時雨に力を貸すという事か? 時雨II「そうみたいだね・・・。話をする時は鏡を介して姿を現すみたいだから、その内鎮守府の皆や提督も慣れると思うよ」 しっかしまた鏡を介して出てくるってそれ魔的存在の常套手段だぞ?何処でそんな古風かつベタな方法を学んだのやら・・・・・・。 (そんなやり取りをしながら鎮守府内の廊下を行く二人を、近くの窓ガラスに写り込むように見守る駆逐闇姫の姿があったが、フッと軽く微笑むと再び時雨の後を追うように消えて行くのであった) 氷龍鎮守府編:Ende. -- 氷龍提督? 2016-05-30 (月) 21:11:54
    • NIN「うっ……」吹雪「大丈夫ですか!?」NIN「ああ……それより、姉様と山城を……」吹雪「そ、そうですね。それに、通信も回復しましたから、今、船で待機している皆さんと富幸神社に連絡を入れられます!」NIN「吹雪、頼む。僕は、二人を」吹雪「はい……わかっていますから……」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 22:56:33
      • NINJA提督がまだふらつく足取りで扶桑姉妹を磔にしている装置にたどり着く。改めて二人を見る。最後の力を使いつくしたのか、もう、ピクリとも動かない。 -- NINJA提督(騙り)? 2016-05-29 (日) 23:25:27
      • NINJA提督が、震える手で村正を抜く。そして、姉妹に絡みついているチューブを裂き、装置のつなぎ目に切っ先を突き刺す。二人を助けるために刃が欠けるのも構わずに装置を突き、切り、抉る。 -- NINJA提督(騙り)? 2016-05-29 (日) 23:32:10
      • ドサッ! -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 23:37:20
      • 何とか装置を破壊して姉妹を開放する。提督に力なく、倒れ込む二人。かすかだが、呼吸音はする。心肺停止でもない。生きている。NINJA提督が、少しだけ安堵のため息を漏らす。しかし、今の姉妹はただ、命があるというだけで、その灯がいつ消えるかもわからない。 -- NINJA提督(騙り)? 2016-05-29 (日) 23:41:57
      • 千歳お姉「女司教さんが来ました!」NIN「司教! 頼む! 二人を助けてやってくれ! 僕の全財産を、売り払ってもかまわない! 神社も売ってしまって構わないから!」女司教が姉妹の様子を見る。と、すぐに彼女の柳眉が眉間の内側による。 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 23:46:28
      • 女司教「……体の怪我はほとんどないわ。だから、死ぬことはないわね。でも、魂が相当に弱っている。艦娘への復帰はもちろんだけど、このまま意識が戻るかどうか……」吹雪「司教さんの回復魔法で何とかならないんですか!?」女司教「魔法っていうのは、この世界軸でいうところの科学と同じなのよ。だから、どうしても限界があるわ。でも、報酬の分だけ力は尽くすつもりよ。さ、まずここから脱出しましょ。何か、他の鎮守府の方でも動きがあるようだしね」 -- NINJA提督? 2016-05-29 (日) 23:54:09
      • (指揮艦・大隅内ICU)千歳お姉「黒い霧がなくなったせいで、漸くこれに乗れたわね」吹雪「ここなら最新の医療機器がありますけど……」千歳お姉「体じゃなくて、魂、か……。厄介よね。体の傷は時間をかければ治るけど、魂の消耗なんて雲をつかむような話だし……」 -- NINJA提督? 2016-05-30 (月) 00:08:13
      • (同艦・司令官室)NIN「姉様たちの艦娘デバイスは……」香取先生「滅化のまま……このままだと、艦娘としての力を喪失するのも時間の問題です……」NIN「……先生、正直なことを言っていいかな?」香取先生「ええ」NIN「あの、極みとかいう女の言葉を真に受けるわけじゃないが……姉様たちが意識が回復しさえすれば、艦娘として復帰できなくてもいいと思うんだ。いや、むしろ、最近のように激しい戦いが続くなら、二人を只の女性として、戦場から解放してもいいんじゃないかという気さえするんだよ」香取先生「……私たちの退役とかの最終決定権は提督にあります。もし、提督がそれをお望みなら、それもいいでしょう。それが、提督の、納得のいく答えなら」NIN「……」香取先生「迷っていますね」NIN「ああ。だが、また、二人と一緒に暮らしていきたい……これだけは迷いなく、Yesだ」香取先生「そうですか。なら、提督の想い、二人にぶつけてごらんなさい。意識はなくても、魂が弱っていても、提督の魂がお二人に響けば、きっといい方に行くんじゃないかしら。だから、こんなところにいるんじゃなくて、二人の所にお行きなさい」 -- NINJA提督? 2016-05-30 (月) 00:37:17
      • (同艦・ICU)女司教「来たわね……。別に人工呼吸器とかもいらないし、私は失礼するわね」NIN「すまないな」吹雪「提督、扶桑さん達のこと、お願いします!(ぺこり)」 -- NINJA提督? 2016-05-30 (月) 22:47:55
      • 姉妹の顔を改めて見る。あの機械に拘束されていたときよりは顔色もいいし、明確に自発呼吸もしている。問題はいつ目を覚ますのかが分からないこと……。もしかしたら、今すぐ目を覚ますかもしれないし、もう二度と目を覚まさないかもしれない。そのことが誰にもわからない。 -- NINJA提督(騙り)? 2016-05-30 (月) 23:05:38
      • (二人がならんで眠るベッドの間に座り、手を握る)NIN「姉様……山城……。僕には君たちをどうしていいかわからない。このまま、死と隣り合わせの戦場に出すくらいなら、いっそこのまま、ずっと僕たちの側で眠っていてほしいという気持ちもある。だが……やっぱり、戦う姉様や山城の姿は綺麗なんだ……もう一度、もう一度だけでも、海上を駆ける二人を見たい……それも、また本音だ。」 -- NINJA提督? 2016-05-30 (月) 23:45:25
      • NIN「そして……また、世界中の海と大地を姉様と、山城と駆け巡りたい……」 -- NINJA提督? 2016-05-30 (月) 23:50:31
      • ????「そうですね……今度は、シベリア鉄道でユーラシア大陸横断……してみたいなぁ……」????「提督は邪魔だけど……ま、いっか……」NIN「!?」 -- NINJA提督? 2016-05-30 (月) 23:53:21
      • (むくり)扶桑姉様「おはようございます、提督(にっこり)」山城姫様「まぁ……提督は……お邪魔虫だけど、うん……提督がどうしてもっていうなら、仕方ないなぁ……」NIN「ちょっ……二人とも起きていたのか!?」 -- NINJA提督? 2016-05-30 (月) 23:59:36
      • 扶桑姉様「提督の声が聞こえたあたりから……です(微笑)」山城姫様「折角気持ちよく寝ていたのに、提督がブツブツ何か言うから目が覚めちゃったじゃない!」NIN「おい! ブツブツとは失礼な! 僕がどんな気持ちだったか……」扶桑姉様「提督の言葉が私たちの魂を現世に引き戻したんですから、ね。山城?」山城姫様「ま、まぁ……それは……」扶桑姉様「ご心配をおかけしました……それに、私の撤退判断が遅れたせいでみんなにも迷惑をかけて……」NIN・山城姫様「「姉様が悪いんじゃありません! 悪いのはあの正宗教授です!」」扶桑姉様「そ、そう……でも、この責任は取らないと……」NIN「ま、まぁ、その辺りは帰ってからにしよう」 -- NINJA提督? 2016-05-31 (火) 00:10:05
      • (ICUのドアの近くで)(こそっ)千歳お姉「あーあ……妬けちゃうなぁ……」吹雪ちゃん「ですよね~」大和「私も扶桑姉さんと山城姉さんとイチャイチャしたーい」香取先生「三人とも、何やっているんですか(苦笑)」三人「「「ひぇっ!?」」」香取先生「扶桑さんたちの意識が回復したとはいえ、まだ完全に回復したわけじゃないんですよ。それに、まだまだ仕事はあるんですから、サボったら指導ですからね(にっこり)」三人「「「はいぃ!!」」」 -- NINJA提督? 2016-05-31 (火) 00:14:55
      • 翌日。NINJA提督と、扶桑・山城は大隅の上甲板に出ていた。扶桑姉妹は艦娘としての能力が戻ってきたため、数日後には復帰できるのは間違いないらしい。黒い霧が晴れた青い空と、初夏の海風を全身に浴びながら、NINJA提督はこれで良かったのだと思った。しかし、NINJA提督の心はまだすっきりと晴れたわけではなかった。まず、行方不明になったアイオワのこと……。彼女は無事なのだろうか。そして、提督たちの行動を阻止しようとした船団。あの船団に掲げられていたエムブレムには心当たりがある。もしかしたら……という、嫌な予感が頭の片隅に澱のように残る。だが、今、この時だけはまた扶桑姉妹と共にこうしていられる時間を味わいたいNINJA提督であった。 -- NINJA提督(騙り)? 2016-05-31 (火) 00:22:14
      • 『富幸神社縁起・帆船編(上)・了』 -- NINJA提督? 2016-05-31 (火) 00:24:17
    • さめ…、わる…さ…。 ん、なんじゃ…か。わらわを呼んで…。 村雨(矢絣袴)「わるさ~め! 大丈夫! しっかりしてっ!」 飛鳥「村雨っ、ここぞとばかりな錨をこの装置に!」 村雨(矢絣袴)「ん。下がって!飛鳥っち!」【ガシャァァンと装置が崩壊して悪雨がへちゃっと出てくる】 -- 悪雨(ボロボロ矢絣袴)? 2016-05-29 (日) 23:26:41
      • わうっ、いたたっ。む、飛鳥に村姐じゃか。助かったようじゃな…。よかったw 飛鳥「ほれっ、肩を貸そう。村雨っ、ポロポロの和装に羽織を…」 村雨(矢絣袴)「もちろん。そっとね…」 -- 悪雨(ボロボロ矢絣袴)? 2016-05-29 (日) 23:38:59
      • 本当に大丈夫か? 他に囚われていた棲艦達は相当ダメージを喰らっている者もいたようだが…。 悪雨(矢絣袴)「いゃ、身体の影響は大したことではないじゃと思う…。 わらわが棲艦の姫種としてでも、姿が艦娘とあまり違わない異端種じゃからかも…。じゃ…か…」 村雨(矢絣袴)「と、とにかくここから離脱するよ~!」 -- 飛鳥提督? 2016-05-29 (日) 23:44:44
      • 【飛鳥と村雨が離脱の手段を探っている様子を見ながら】 ふうっ…。じゃが…。なんじゃ…な。あの極みと申した艦娘…なのじゃか?。 不思議な感覚じゃった…。 根っからの艦娘でも棲艦でもない。あの全体から醸し出す不思議な…。形容のし難い感覚…。近いとすれば…。っ…、薩摩…どの…じゃ…か…。【悪雨はそのままスッと眠りに落ちて行った】 -- 悪雨(ボロボロ矢絣袴)? 2016-05-29 (日) 23:57:11
      • 悪雨は…。う…ん。疲れて寝てしまったようだな。まぁ、こんな事件、早く忘れていつもの日常に戻ってくれればそれに越したことはないが。 村雨(矢絣袴)「本当に嫌な事件だったね…。まぁ、しょうがないとは言え、首謀者も命を落としたわけだし。でも…」 飛鳥「ああっ、あの艦娘か…。悪雨が助ける間際に意識が薄れる中でなにか呟いていたようだったが…」 村雨(矢絣袴)「ん?そうだった?…なんだろ…」 -- 飛鳥提督? 2016-05-30 (月) 00:22:38
      • 【悪雨の眠りを確認しつつ、ちょっと途方にくれる飛鳥村雨であった…】 -- 飛鳥提督? 2016-05-30 (月) 23:26:01
      • 巻雲「えーと、司令官様はこっちから人を回収してほしいと……」 沖波「あ、あの人たちかしら?」 -- 巻雲+沖波(I)? 2016-05-30 (月) 23:27:09
      • おおっ!これはw お~いw お~いw -- 飛鳥提督? 2016-05-30 (月) 23:29:19
      • はわわ!飛鳥さんです!おーい!(ラッタルをおろして、春日丸に乗るよう手招きする) -- 巻雲(I)? 2016-05-30 (月) 23:33:01
      • いゃあ、助かった~。ろくな装備もしてこなかったし、飛鳥鎮守府オールスター(三人組)できちゃったからw すみません。適当なところまでお願いします。 村雨(矢絣袴)「すみませ~ん。助かりますぅ。悪雨は寝ているようだからそ~っと…」【ゆっくりと春日丸の船上にあがっていく】 飛鳥「今回はお疲れ様でした。サイダー殿の陣営にも多少の被害が…」 -- 飛鳥提督? 2016-05-30 (月) 23:35:34
      • はい、私の聞いている限りだと、青葉さんが入院したとか……それに、艦艇にもかなりの損傷があったみたいです。あ、ラッタル格納よし。それでは、島の方へお送り致しますね。 -- 沖波(I)? 2016-05-30 (月) 23:37:53
      • いゃぁ、本当に助かりましたw 自分の船なのに動かす輩がいないというw しかし、青葉さんが…。そうですか。うちの悪雨もいろいろと巻き込まれた口なんでしょうけど、それなりの情報も得たみたいですので、おいおい聞いてみたいと思います。 村雨(矢絣袴)「今回の結末が結末だけに、すんなりと呑み込める情報ではないと思うのですけどね…」 -- 飛鳥提督? 2016-05-30 (月) 23:42:42
      • ええ……沖波が聞いている話だと、かなりの重体だそうです。たぶん司令官が、目が覚めたら聞いてくれるはずです。でも……聞くところによればもう一人いたそうですね、親玉。その教授じゃなくて、もう一人)はどうして、こんなことをしたのでしょうか……? -- 沖波(I)? 2016-05-30 (月) 23:49:45
      • (コクッ)ふっ…。う…ん。それは邪悪な…。…【そっと再び目を覚ます悪雨】 っ、寝てしまったじゃか…。 あ、飛鳥と村姐…、それとサイダー殿のところの…。そうじゃか、今回はお世話になったじゃな。…、ふむっ、極み嬢…。わらわにはなにともいえぬ違和感のある艦娘じゃった…。 飛鳥「それはゆっくり考えていこう。今は無事帰還することが最重要課題だからな」 -- 悪雨(矢絣袴)? 2016-05-30 (月) 23:58:42
      • はいー、巻雲ですー! あ、もうちょっとで着くよ?ちゃくがーん! 縄がついたの確認して、ラッタル下ろして……はいっ、到着~!では、巻雲たち、島へ戻りますね! -- 巻雲(I)? 2016-05-31 (火) 00:03:21
      • どうもですw 後日改めてお礼に伺いますね。 村雨(矢絣袴)「ありがとうです。悪雨っ、大丈夫?着いたよ~。自室でゆっくりと…」 【二人は一礼して悪雨を抱いて帰って行った…。とりあえず今は…】 ―了― -- 飛鳥提督? 2016-05-31 (火) 00:07:18
      • 後日談・・[春日丸で帰還を果し日常を取り戻しつつ飛鳥別荘桟橋にて] しかし、なんとも後味の悪い事件ではあったじゃが、わらわの同胞をあのように利用するとは…。敵対しているとは言え、一部では友好関係も築きつつある輩もいるのに、嘆かわしいことじゃな…。じゃが、凄惨なあの場において、敵対勢力のわらわの同胞にも手を差し伸べいたわり手当てを施し、亡き者にも丁重に弔ってもらった鎮守府がいたのも事実。そしてその仲間にもわらわと同じ種族がともに行動をとっていた…。これがお互いにとってより良い未来へのきっかけとなれば今回の事件も救いがあるのじゃが…。な。ふふっ、っと、妙な同胞もいろいろと現れたものじゃ。わらわも大概じゃがな…。  さて、飛鳥たちと午後のお茶でもするじゃか。…。[悪雨はその場で感じた恐怖や違和感とともにそれを乗り越えた先が未来に通じる光明に想いつつ別荘へと戻っていった] -- 悪雨(和装袴)? 2016-05-31 (火) 12:55:39
    • 黒い霧の事件がいささかの後味の悪さを残しつつ終結してから数日が過ぎた。依然として火船とともに消えたアイオワの行方は杳として知れなかった。 -- NINJA提督(騙り)? 2016-06-03 (金) 00:13:25
      • ????「なんで私たちが「あの娘」の救助に行かなきゃいけないのかしら……。ううん。でも、彼らには仲間を助けてもらった恩があるから……。それに薩摩さんとかにもあんなに頭下げられたら放っておくわけにはいかないよね」そういうと、袴姿の謎の少女が駆逐艦と潜水艦に指示を出す。 -- NINJA提督(騙り)? 2016-06-03 (金) 00:27:31
      • 海底には黒い霧のせいで沈んだ船がいくつもあった。潜水艦たちは通常のソナーだけではなく、対艦娘用のソナーも使いつつ捜索を進める。そして、その時が来た。海底に沈む金髪の娘――アイオワだ。潜水艦たちが彼女を抱きかかえると、無言で引き上げる。 -- NINJA提督? 2016-06-03 (金) 00:43:41
      • ????「ようやく見つかったわね……。デバイスのおかげ、かな。弱っているけど命に別状はなさそう。でも、デバイスは完全に駄目ね。……先日の作戦で北太平洋の交通は部分復旧したようだから、「彼」が米海軍に直接交渉してもらわないと。アイオワの救助だけが私たちへの依頼だったから。送るところに送ったら、私たちも帰るわよ」 -- NINJA提督? 2016-06-03 (金) 00:47:47
      • (数時間後)????「薩摩さん、ご依頼の娘よ。……ふぅ、重かった」薩摩様「古鬼殿、ご苦労であったな」????→駆逐古鬼「全くよ。いくら私が深海棲艦だからっていっても駆逐艦なんだから。大変だったのよ」薩摩様「の、ようじゃの。何、この礼は後日させてもらうぞえ」駆逐古鬼「うーん、別に御礼なんていいけど。あ、この前の作戦海域にはもう来ないでくれる? 中枢さんが「なんで90回も来るのよ」って、頭抱えていたから。それが御礼でいいわよ」薩摩様「ははは。ま、それもあやつに伝えておくぞえ。折角じゃ、暇なときにはここにも来るがよいぞ」駆逐古鬼「うん、まぁ、考えておくわ。じゃ!」 -- NINJA提督? 2016-06-03 (金) 01:02:27
      • アイオワ「……うん……」薩摩様「おお。気が付いたようじゃの」アイオワ「ここは……?」薩摩様「富幸神社じゃ」アイオワ「私、脱出に失敗したはずじゃ……」薩摩様「何、儂の昔なじみがお主を助けたのじゃ。また会う機会もあろう。その時には礼を言っておけ」アイオワ「Thanks, 薩摩」薩摩様「ま、本来なら何故に斯様な無茶をしたのか聞いておきたいところじゃが……それは後ほどで良かろう。それと、お主の艤装は一寸ダメになっているようじゃ。ここでは準備できぬから真珠湾から運んでもらわぬとな」アイオワ「いろいろ迷惑をかけたわね」 -- NINJA提督? 2016-06-09 (木) 16:58:02
      • 大隅帰投後、皆、扶桑姉妹、そしてアイオワの無事を祝した。それから数日後、米海軍との交渉も成立し、アイオワの新艤装(とその装着を可能とするデバイス)が届けられた。 -- NINJA提督(騙り)? 2016-06-09 (木) 17:01:46
      • アイオワ「どうかしら、私の新艤装?」NIN「うむ。よく似合っているでござるな」扶桑姉様「ちょっと露出が多いけど(微笑)」アイオワ「そうね(笑)。でも、これで私も海に出れるわ! 扶桑、Admiral、よろしくね!」NIN「おう!」扶桑姉様「ええ(にっこり)」 -- NINJA提督? 2016-06-09 (木) 17:07:16
      • 回復した三人を目を細めて見る薩摩。しかし、NINJA提督たちの話を聞くと、薩摩は、珍しく愁いを秘めた表情を見せる。だが、それも一瞬のことで、すぐにいつもの傲岸不遜な顔に戻る。そして、香取らとともに司令部に籠り、早くもこれからについての協議を始めるのであった。 -- NINJA提督(騙り)? 2016-06-09 (木) 17:12:48
      • 『富幸神社縁起・帆船編(下)・了』 -- NINJA提督(騙り)? 2016-06-09 (木) 17:13:36

  • 約8ヶ月ぶりになりますかねぇ。早いうちから、正宗教授の『外伝』をという話がありましたが、色々と都合が合わなかったりで、この時期になってしまいました(汗)。 -- NINJA提督(地の文)? 2017-02-11 (土) 21:43:31
    • 外伝のタイトルは『正宗博士最期の一日if』であります。鎮守府連合の皆さんが帆船で出撃する一日前、正宗博士の研究所をとある人物が訪れるところから始まります。といっても、即興劇。着地点は……決めていませんから、どうなるか分かりません(苦笑)。 -- NINJA提督(地の文)? 2017-02-11 (土) 21:49:55
      • あ、言い忘れていた(汗)。氷室局長と正宗教授の対話メインですが、飛び込みOKですよ~。 -- NINJA提督(地の文)? 2017-02-11 (土) 23:29:47
  • 房総半島沖を謎の黒い霧が包んでいた頃。今回の事件の首謀者・正宗教授は大学の研究所に戻っていた。必要な資料・機材を取りに、そして、ある人物との面会の約束をしていたためであった。 -- NINJA提督? 2017-02-11 (土) 22:01:06
    • 彼の所属は名門大学ではあるが、古い建物が多い。そのせいで、防音もロクに聞いていないことが多い。学生の喧噪もよく聞こえる。だが、ガヤ声の間に、それとは全く異質な足音が聞こえてくる。 -- NINJA提督? 2017-02-11 (土) 22:04:02
      • その足音が扉の前で止まる。ノックの音がする。正宗教授「入り給え……」ドアが静かに開く。 -- NINJA提督? 2017-02-11 (土) 22:19:16
      • 氷室「お邪魔するわよ。で、わざわざここまで呼んだのは何の用かしら?」 -- 鳳雷鳥? 2017-02-11 (土) 22:20:34
      • 正宗教授「やぁ。わざわざご足労をかけたね、氷室君。回りくどい話は苦手だ。早速、用件に入ろう。今、世間を騒がせている黒い霧のことはもう知っているだろう? その件についてだが……君にも協力を願いたいのだよ」 -- NINJA提督? 2017-02-11 (土) 22:28:17
      • 氷室「ああ、あれの事?そもそもなんで私の協力が必要なのかしら?私はあんまり暇じゃないんだけど?」 -- 鳳雷鳥? 2017-02-11 (土) 22:31:12
      • 正宗教授「あの霧は世界に真の平和をもたらす福音だ。だが、あれを拡散するには優秀な科学者たちの力を集めなければならない。……名声は伝え聞いているよ、氷室君。君がいれば、この霧で日本全土を覆うのもそれほど時間もかからないはずだ」 -- NINJA提督? 2017-02-11 (土) 22:46:06
      • 氷室「真の平和ねえ…私が言うのはあれだけど、そんなこと言う人間ほどアテにできないわよ?そもそもどういう理論で真の平和になるのか説明してもらおうかしら?」 -- 鳳雷鳥? 2017-02-11 (土) 22:48:59
      • 正宗教授「平たく言えば、世界史を3世紀ほど戻すのだよ。あの霧は全ての内燃機関と原子力機関を停止させるのは知っているだろう? そして、兵器もせいぜい、黒色火薬程度しか使えない……そうやって、人間の行動範囲を狭め、武装を著しく制限しなければ、今の各国の角逐や巨大資本の破壊的な行動は止められない。そう思わないかね?」 -- NINJA提督? 2017-02-11 (土) 22:58:07
      • 氷室「まあ霧自体は知ってるわよ。ただね?私はそっちの専門ではないけど、兵器の時代を戻したとしても平和にはならないわね」 -- 鳳雷鳥? 2017-02-11 (土) 23:01:29
      • 正宗教授「人間の欲望ってものはだね、科学技術の発展と無縁ではないのだよ……。この二つは車の両輪のようなものだ。人間の欲望のみを制限できない以上、まずは移動手段と兵器から徹底的に制限する……それが世界平和への第一歩ではないのかね?」 -- NINJA提督? 2017-02-11 (土) 23:19:26
      • 氷室「科学技術と人の欲望ねえ…兵器はともかく移動手段なんて制限しても世界が平和になるとは思えないけどね。それにそもそも何を以て平和とするかもそれはアンタの私見だけじゃないの?」 -- 鳳雷鳥? 2017-02-11 (土) 23:25:09
      • 正宗教授「そうかね? 少なくとも、肥大化しすぎた国家と資本を、物理的に制限するだけで随分と世界は落ち着くと思うがね。まぁ、いい。この話はここで終いだ。……君も科学者なら深海棲艦の生態や艦娘について、もっと知りたいとは思わんかね?」 -- NINJA提督? 2017-02-11 (土) 23:40:22
      • 氷室「そうねえ…うちでもう十分に知っているとは思うけどね?ま、アンタが何掴んでいるかは気になるけどね?」 -- 鳳雷鳥? 2017-02-11 (土) 23:42:08
    • 正宗教授がPCを起動する。その画面には、大型の深海棲艦たちが生死不明のまま、無数の機械とチューブに取り囲まれていた。 -- NINJA提督? 2017-02-11 (土) 23:48:25
      • 氷室「ちょ、ちょっと…アンタ、何考えているのよ!?自分が何をしているかわかっているの?」 -- 鳳雷鳥? 2017-02-11 (土) 23:49:52
      • 正宗教授「当然。深海棲艦の力には謎が多い……。おそらく、人類が深海棲艦について調べたことなぞ、1%にも満たないだろう。だがな、私は彼女らから、深海棲艦の特殊能力……つまり、近代兵器や内燃機関の無効化といった能力のみを抽出することに成功したのだよ。これだけでも、大した科学の進歩だと思わんかね?」 -- NINJA提督? 2017-02-11 (土) 23:52:34
      • 氷室「仮にそれが大きな進歩だったとしても、アンタがここに連れてきたこの深海はどうなるのかしらね?答えによっては…この話、断らせてもらうわよ」 -- 鳳雷鳥? 2017-02-11 (土) 23:55:35
      • 正宗教授「さぁな。深海棲艦の生死は私の知ったことではない。第一、艦娘たちは毎日深海棲艦を討伐しているのではないのかね? 君も鎮守府の研究員なら、深海棲艦の安否なんぞに構うことはないはずだが?」 -- NINJA提督? 2017-02-12 (日) 00:03:14
      • 氷室「アンタ、うちの事情知らないようね…うちは深海派出所があるのよ?討伐どころか共存の方向で動いている私たちからすると深海の安否も同じくらいに重要なのよ。アンタにはわからないでしょうけどね」 -- 鳳雷鳥? 2017-02-12 (日) 00:07:22
      • 正宗教授「ほう……随分と変わったところのようだな……。まぁ、深海棲艦と艦娘はコインの裏表という説もあるから、あながち、そういう鎮守府が出ても当然なのかもしれんな。……なら、なおさら、これを見てもらわなければならないかな?」 -- NINJA提督? 2017-02-12 (日) 00:24:29
      • 正宗教授が次の映像に切り替える。今度は行方不明になっていた五人の艦娘(+深海棲艦)たちがそこにはいた。彼女たちは何やら妙な機械に磔にされていた。ボロボロになった服から覗く素肌には傷一つついていない。が、深海棲艦と同様、生きているのか、もう死んでしまったのかもわからない。もしかしたら、生ける屍、というのが正確かもしれない。遠目から見ると呼吸しているようでもあるが、それも怪しい。 -- NINJA提督? 2017-02-12 (日) 00:30:20
      • 氷室「行方不明になっていた子たち…!アンタって人は…!確かにいいもの見せてもらったわ…結局アンタもあの連中と同じってことね…ようやくわかったわよ。二度目だっていうのに気付くのが遅れるなんてね…」 -- 鳳雷鳥? 2017-02-12 (日) 00:35:50
      • 正宗教授「あの連中? 君が言う『連中』とやらのことは知らんがね……。艦娘と深海棲艦がこうして「協力」しているんだ。美しい姿だとは思わんかね?」 -- NINJA提督? 2017-02-12 (日) 00:47:36
      • 氷室「それが協力?協力ってのはお互いの意志の元成り立つから協力っていうんでしょうが!アンタがやっていることは科学ですらないわよ!ただの暴力と同じじゃない!」 -- 鳳雷鳥? 2017-02-12 (日) 00:56:29
      • 再開~ -- NINJA提督(地の文)? 2017-02-13 (月) 22:34:54
      • 正宗教授「ほう。協力と言って差支えがあるならば、『共同で新しい時代を創っている』とでも言っておけばいいかな? それでもお気に召さないなら、まぁ、何とでも言うがいいさ」 -- NINJA提督? 2017-02-13 (月) 22:59:00
      • 氷室「アンタに協力するなんて…(バチィン!)まっぴらお断りよ!!!アンタは…科学で希望を奪ったのよ!私はアンタを科学者とは認めない!!!」 -- 鳳雷鳥? 2017-02-13 (月) 23:04:59
      • 正宗教授「何も奪わない希望なんぞどこにあるのかね? 何かをなすということは何かが失われる……そもそも、艦娘も深海棲艦もこの世界ではイレギュラーな存在だ。元々あってはいけない者のだよ。そんな連中の希望? そんなものなぞ失わせて、数十億人の人類の未来を切り開いた方がいいのではないかね?」 -- NINJA提督? 2017-02-13 (月) 23:14:32
      • 氷室「私の信念を曲げてまで…アンタに付き合うつもりはないわ!イレギュラーだろうがなんだろうが希望を奪う権利は誰にもないわ。悪いけど帰らせてもらうわよ!」 -- 鳳雷鳥? 2017-02-13 (月) 23:20:04
      • 正宗教授「そうか。それは残念だ。だがな、覚えておけ。「本来の世界」との均衡を破りかねない存在と深く付き合ったところで、待っているのは破滅だぞ。本来の世界に戻そうとする力はもう働いている。それに巻き込まれて、優秀な科学者を失うのは実にもったいないのだがな」 -- NINJA提督? 2017-02-13 (月) 23:26:39
      • 氷室「私は…そんな破滅なんて科学でネジ曲げて見せるわ。それに、科学技術の発達が人の欲望を増長させるっていうならね、その欲望を抑えるのも科学技術の発達よ。私はこれまで通り好きに科学をできる提督の所でやらせてもらうわよ」(そして部屋を出る前に…)氷室「最後にアンタに一つだけ忠告しておくわ。科学を馬鹿にするようなことを続けていると、その科学で身を滅ぼすわよ。よく考えておくことね」(バタン) -- 鳳雷鳥? 2017-02-13 (月) 23:32:36
      • ??「説得には失敗したようね」正宗教授「まぁ、科学者ってものは意固地なものが多いからな。ああいう対応は想定のうちだ。それより……『果て』といったか、施設の防衛は大丈夫なのか?」??→果て「何人かの提督が向かっているみたいだけど。貴方も早く施設に戻った方がいいわ」正宗教授「最後の準備はできている……さっさと行くとするか。君も手伝いたまえ」果て「めんどくさいわね。でも、さっさとしないともっと面倒そうだしね。運ぶものはリストアップされているのね」正宗教授「ああ。それは……」 -- NINJA提督? 2017-02-13 (月) 23:42:42
      • 二人は喧噪の中に消えていった。 -- NINJA提督? 2017-02-13 (月) 23:46:14
      • ifストーリー了 -- NINJA提督? 2017-02-13 (月) 23:47:08
      • 後程ツイッターで一人反省会でもしますかね~w -- NINJA提督(地の文)? 2017-02-13 (月) 23:48:10