A-43

Tier6 ソ連MT: A-43

走・攻に重きを置いた、ソ連版Cromwellといった感じの車両。
泣きどころの低貫通・低単発を上手に補えば、恐ろしい戦闘力を発揮する。

攻撃面

最終砲は76mm砲と57mm砲からの二択となるが、金弾貫通力の高さを考えて57mm砲を推奨する。
ただし、次のA-44への繋ぎ程度に考えて使うのであれば、AP貫通のある76mmでも良いかもしれない。

以下、57mm砲装備のA-43について話をすると…

• APは貫通112mm。同格MTでも、Type58・T-34-85・VK30.01Pなどが昼飯で弾けるほど低い。
  APCRで貫通189mmとなり、これはTier6の標準レベル。
  基本的にAPCRを装填し、柔らかい敵が見えたらAP装填ぐらいの気持ちで良いだろう。
  
  （↑DaibutsuTaroの弾構成…一発2,800crの『通常弾』が財政を圧迫する。）

• 照準速度がT-34より大幅に改善して、1.9秒となっている。（対して装填は約2秒）
  加えて拡散が「スタビを載せたM4A3E8と同等」と非常に優秀なので、
  パーツで強化せずとも、照準系に不満を感じることは少ない。
  ガンレイを外して換気扇を載せ、よりDPM特化にするのもアリ。
  各種パーツの組み合わせと、装填時間・照準時間のデータ

  （乗員プライマリスキルは100%とする）

  パーツ組み合わせ	リロード(秒)	照準(秒)
  無し	2.21	1.82
  ラマー	1.98	1.82
  ラマー+換気扇	1.94	1.78
  ラマー+ガンレイ	1.98	1.64

• 57mm砲の地味な利点として、弾速がものすごく高い。
  APですら1,000m/sを超え、APCRでは1,200m/s(!)以上…Tier10砲とほぼ同等である。
  そのため300mを切る距離では、偏差射撃を必要としないこともある。
  クソエイムの筆者にはとても嬉しいことである。

防御面

• 車体正面は60mmの50度傾斜。
  昼飯の角度をとれば、格下LT・MTのAPなら完封できる。
  A-43はその性格上LTを追撃することも多いので、覚えておくと良いかも。

• 側面も45mmあるので、このTier帯なら大半の弾を強制跳弾で防げる。
  高い旋回性と合わさって、捻り豚飯での防御力が凄まじい。
  ISとかに狙われて「やばい！」と思った時は、発砲に合わせて車体を捻ってあげよう。

• 砲塔は大して厚くないが、そもそもハルダウンする車両じゃないし…。

• あとモジュールが壊れやすい。乗員もギッシリ詰まっているので負傷しやすい。
  ソ連におなじみの弾薬庫爆発もさることながら、エンジン耐久力が同格MTの半分ぐらいしかない。
  常に半壊しているようなエンジン耐久なので、背面に弾をもらえば即座に足が止まる。

機動力面その他

• ご存じの通り足が速い。
  最高速55km/hもさることながら、LTに匹敵する履帯性能と出力重量比はA-43最大の武器である。
  開幕でLTポジを確保することも、蛇行して弾を避けつつ、死地から脱出してみせることもできる。

• 視界は360mと平凡。砲塔のタンコブには意味が無いらしい…。
  一方で隠蔽は0.24と「快速MTの中では」低め。透明MTになれるかは微妙なところだろうか？

運用方針とか

• 単発と貫通の低さから、正面きって頭出しの撃ち合いをするのは苦手な部類。
  とにかく優秀な足回りを活かすことが鍵になる。
  開幕では速やかに通行料ポジに入り、敵LTの排除とダメージ稼ぎの両方ができると良い。
  中盤以降も、少し攻めあぐねたらサッサと陣地転換して、敵にとって嫌な場所を確保し続けたい。
  …いっそ戦闘力の高いLTだと思って使った方が幸せになれるかもしれない。

• 拡散が小さいため、走り撃ちや振り向き撃ちが立派なダメージ源となる。敵がいたらとりあえず撃っとけ。
  他にもフラフラ動きつつ弱点を狙撃したり、他のTier6MTには真似できない戦い方ができるだろう。
  同じ快速MTであるCromwellと戦う場合は、200m前後でオートエイムで撃ちまくってやると良い。
  お互いに動き続けていれば、こちらの弾の方がよく当たるので、安全に追い払うことができる。

• スペックを見ているとお分かりだろうが、A-43は大赤字車両である。
  20,000や30,000の赤字は日常茶飯事、時には100,000弱の赤字を叩き出す。
  清々しいまでの「札束で殴る車両」だが、赤字覚悟で戦えばいくらでも勝てる高スペックを持っている。

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