【そのディステニィストーンを持ち、世界に生きるすべてのものの代表としてサルーインを阻止するのです】

Last-modified: 2025-11-29 (土) 13:28:01

RS1

【砂漠の地下】にある【ニーサの洞窟】の奥の祭壇で【トパーズ】を入手する前に【ニーサ】祈った場合のニーサの返答。
それは1000年前に【ミルザ】の手で封印されていた【サルーイン】が、伝説に語られる過去の存在ではないという事実にして警告だった。
 
この手の警告を早いうちから寄越す人物としては【フラーマ】などもいるが、神々自身が言うシーンは極めて稀。
それだけに説得力が高く、対処のために【デステニィストーン】を助けとするよう主人公へこれをもっていくようアドバイスをする。
加えてニーサの広い視野が語られるシーンでもあり「自分に出来ないなら出来る人を探せ」という助言はかなり創作では珍しいのではないかと思われる。
そこまでしなければならないほどサルーインがマルディアスへ与える影響が大きい、というのは冒頭のストーリーにあるとおり。
 
ちなみに、実はサガシリーズにおいては「神々という上位存在自ら、人間へ“世界を救え”と言うシーン」は滅多に存在しない。
そもそも世界を救うストーリー自体がそうそう存在せず、ましてそれを神から後押しされるケースとなればなおさらである。
 
ニーサの独特の価値観が見て取れるセリフでもある。
「チャンピオン」という言い回しはなかなかにシュールだが、その他にも「わが子ら」という言い回しがそれ。
本当の意味での「わが子ら」=彼女の被創造物はバトルキャラクターだと【アイシャ】しかいないのだが、彼女がパーティにいなくても変わらない。
特にその辺にこだわりはないようだ。
 
なお、トパーズを黙って持ち去っても手に入るが、この場合はニーサの反応は一切ない。
デステニィストーンとは、手にした瞬間すでにその運命を絡め取ってくる物である。

MS

「チャンピオン」という言い回しが「代表」に変更され、さらに主人公へ「使命」と言い切っているのが大きな相違点である。
ちなみに「わが子ら」の定義がおおらかなのは相変わらず*1


*1 【シリル】はその辺を明確に分けており、大概の主人公へは「エロールの子」と言うが、アイシャには「ニーサの子」と言っている。