仕様
秘宝—。
世界を創造した古き神々の残していった遺産。
それは素晴らしい力のシンボル。
秘宝をめぐって多くの者が争い、ある者は秘宝を手にし、
またある者は敗れ去り消えていった。
そして今、新たな戦いの物語が始まろうとしている—。
ある夜、幼い主人公の枕元に立つ父親の姿があった。
父親は、一つの秘宝を主人公に預け旅立っていった。
たった一言、「秘宝を誰にも渡してはいけない」と言い残して⋯。
| 対応機種 | ニンテンドーDS |
| 発売元 | スクウェア・エニックス |
| 開発元 | ラクジン、スクウェア・エニックス |
| 発売日 | 2009年9月17日 |
| 定価 | 5,980円(税5%込) |
| セーブデータ | 4個 |
概要
【Sa・Ga2秘宝伝説】のリメイク。
舞台を3Dに移しはしたものの、メインストーリーや台詞・戦闘バランスなどは原作に極めて忠実に再現されている。
3D化に伴いテレポートや高速移動などのマップアビリティが追加され、秘宝のうち、◯◯のマギだったものの一部がマップアビリティ用の秘宝に変化している。
戦闘はシンボルエンカウントになり、エンカウント時に近くにいる敵も一緒になって大勢で襲ってくる【チェーンエンカウント】や、サガフロンティアの【連携】が搭載されている。
また、選択したキャラクターによって台詞が変化する。
こうした傾向は完全リメイクとしては極めて珍しく、「いかに変えないか」をコンセプトにしており、連携を使わないGB版準拠の進行を心がければラスボスに至るまで原作の流れを踏襲してくれる。
一方で連携を自ら解禁した場合、「原作では素振りしかできなかった武器を連携に絡ませることで技が発動する」という形で、サガ2のシステムに技という概念を取り入れた。
連携を経験しないと解禁されない要素は数多く、【サブイベント】はそのほとんどが連携を前提条件としている。
その連携自体も本作独自の観点で構築されており、「キャラクター同士が力を合わせて戦う」という要素を「キャラクター同士の人物関係が変化する」という発想へと飛ばし、【TEAM NAME】によって変化した人物関係に依ったイベント進行が繰り広げられ、同じサブイベントでもまったく違う会話が展開されたり、ストーリー展開に変化が生じる【シナリオ・シンクロ・システム】が採用されている。
副題の「GODDESS OF DESTINY」はこの連携に絡んだものであり、本作では連携に専用のリソース【運命の糸】が必要で、その販売を【モイライ】が受け持つ。
支払いのためのポイントは連携や賄賂アイテム贈呈をすることで【ミューズ】に評価されて獲得できるシステム。
条件を満たすと運命の糸のレベルが上がり、これによって連携を強化し、数値上のスペックがそれほど原作から上がっていない本作のパーティでも戦力を大幅に拡充できる。
その分、エンドコンテンツの難易度もGB/DS版のシリーズとしては異例の高さ。
ワイヤレス通信で多人数参加もできる【亡者の闘技場】と、いつも通りのパーティで極限へと挑戦する【魂の暗域】があり、どちらも連携を強化していないとあらゆる方向から戦力が足りず、制覇には本編とは別次元の全面的な育成が必要。報酬も相応に豪華であり、数量限定アイテムもここでは量産できるようになっている。
