【ボス戦】

Last-modified: 2025-11-27 (木) 03:35:09

概要

コンピュータRPGにおいては黎明期を除いておなじみとなったボスバトル。
サガシリーズにおいてはしばしば【ボス系】などのネームドボスに該当しない、その辺のザコ敵のうち強めの相手が出てくることも多く、下手なネームドボスより苦戦することもしばしばある。
逆に、ネームドボスがザコ敵のような出現をしてストーリーの進行に関わらないパターンもあるため、ボス戦と一口に言ってもその内容は多岐にわたる。

サガ1

早くもネームドボスとボス戦の不一致がそこらじゅうで見られる作品。
なんといっても初期のボスがザコ敵の【どくがえる】、そして野良出現するネームドボスとして【朱雀】がいる。
一部のネームドボスは行動パターンが固定化されている。
また、ボス限定ながらもザコモンスターの系統内に格納された【剣の王】【大臣】のような事例もある。
ネームドボスとのBGMは【激闘】が原則。

サガ2

本作ではボス限定かつザコの系統内に収まった事例がさらに多く、【山の神】【天誅組】【越後屋】【ティェンルン】【フェンリスウルフ】がいる。
逆にストーリーのボス戦に参加してこないネームドボスとしては【しゃちほこ】【はにわ】がいる。
ネームドボスは所持金がモンスターレベルに関わらないことが多い。一部は行動パターンの固定もあり。
【忍者】はボスを兼任しているためか野良出現でも逃げれない。
ネームドボスとのBGMは【死闘の果てに】が原則。

サガ2DS

ザコモンスターの系統内に収まる敵であってもボス出現する場合はHPが上方修正され、中ボスとしての地位を確立した。この場合は【激闘のゆくえ】が使われる。
山の神・越後屋・ティエンルン・フェンリスウルフは2Dグラフィックも大型化、越後屋に至ってはグラフィックもネームドの扱いだが、一応系統は変わっていない。
ちなみに野良出現の場合はチェーンエンカウントに飛び込みもしてくる。任意戦闘しかできないしゃちほこは無理としても、はにわはしっかり乱入してくる。

サガ3

ボス戦が基本的にネームドボスで統一されているが、【サハギン】【ヨルムンガンド】は後に野良出現もする。
ストーリーに関与しないネームド扱いとしては【モズマ】もおり、これらからは逃げれない。
モズマに関しては奇襲もしてくるので、メタモルを使ってない場合は不用意に話しかけないこと。
野良出現しない相手はBGMに【異次元の神々】が使われる。

サガ3DS

ザコモンスターの色違いが【ボス系】【無し系】として別途格納されていることが多く、汎用グラフィックなのにネームドボスという変わった扱いをされているエネミーが結構多い。
これらは肉やネジを絶対に落とさないため粘ったりしないように。
種族属性として「ボス」を持たない者はいずれもスタックのアイコンが赤ではなく、複数出現すれば通し番号としてラテンアルファベットが振られるのが特徴。
多くは【巨大敵】であり、BGMは【ホールド・アウト】となっている。
逆に、野良出現するネームドボスは場所が少なく、任意で戦闘する【サハギン】【モズマ】【モズマミニ】に限定される。
ネームドボスはBGMが【異次元の神々】であり、逃走不可能。

RS1

ネームドボスではないその辺のザコモンスターがボスとして大量に出現するのが本作。
むしろ作品全体で言えばネームドボスのほうが少数なぐらいであり、ネームドボスと戦った後にボス出現するザコモンスターが出てきて、そっちのほうが苦戦するなんてこともあるほど。
ボス限定かつザコの系統内に収まった事例もいくつか続投しているが、配置を決めれずに没データになった事例もある。

RS2

【モンスターランク】に依存するザコ敵がボス出現するシステムが初採用されたのが本作。
固定戦闘だからといって相手が固定ではなくなっている。
また、フリーシナリオとしては初めて、倒さなければならないネームドボスが複数体設定され、それらがストーリーの根幹を担っているという新たな機軸が描かれた。
それゆえにネームドボスの野良出現は【氷竜】【サイクロプス】のような事例を除いてほとんど登場していない。

RS3

モンスターランク・ネームドボスの扱いともども前作を踏襲。
やはりネームドボスの野良出現は【巨人】のような少数にとどまっている。

SF1

個性的な主人公とストーリーが中心となる本作ではボス戦の出現パターンもかなり増えており、相手から突然襲ってきたり、何もない場所で不意打ちをされたり、特定の手順を踏まないと勝利してもゲームオーバーになったりと多数のパターンが組まれている。
そして、ザコモンスター・ネームド問わず、「固定戦闘ごとにスペックを変更できる」という独自のシステムが組み込まれ、これによってボス戦をはじめとする固定戦闘では見た目からは想像もできないほどいつもとスペックが違う戦闘を演出できるようになった。
代表例は【クーン】編の【マグマスライム】で、その実態はスペックを大きく変えただけの【スライム大】である。
その究極とも言えるのが、その辺のザコでしかない見た目なのに作中のエンドコンテンツたる【パープルシャドウ】だろう。