SF1
水と共に暮らす【下級妖魔】で、下半身が魚に似た【人魚】のような容姿をしている。
「花文字」と呼ばれる伝達手段を持ち、仲間に対して水面に花びらを浮かべることでメッセージを残すことができる。
古くから水の都【オウミ】の湖で群れをなして暮らしていることが確認されているが、恥ずかしがり屋で滅多に姿を見かけることはないらしい。
オウミの【宿屋】の入口に敷かれたカーペットにも水妖の意匠が組み込まれている。
しかし、近年は【シップ発着場】の建設により、水妖の一部が町の近くに移り住むようになったことで、漁師とのトラブルが増えており、誤って網に掛かって捕らわれてしまう個体もいるようだ。
水妖の一人である【メサルティム】は、漁師の網に掛かって怪我をしていたところを【領主】の青年に助けられ、【領主の館】で治療を受けていた。
エネミーとしては【妖魔系・女】ランク5の【メロウ】が該当する。
【サガフロンティア裏解体真書】に掲載された【生田美和】氏が手掛けた初期設定によると
かつて人間になることを夢見た水妖「人魚姫」が、【妖魔の具足】たる尾を捨てて人間のふりをし続けたことで
妖魔の格を貶めた【邪妖】として当時の全【妖魔の君】の怒りを買い、一族もろとも消去されたとされている。
現在オウミに暮らす水妖たちは当時わずかに生き残った群れが小さなテリトリーを作ったものとされる。
【アセルス】はこの話を聞き、自身がもう人間には戻れないことを悟る…という展開が想定されていたようだ。