SCP-1048

Last-modified: 2019-04-12 (金) 04:42:16

概要

Object Class: Keter
SCP-1048は、高さ約33cmの小さなテディベアです。試験が行われましたが、実験対象と知能を持たないテディベアを隔てる特性はなにも見つかりませんでした。実験対象は自発的に移動する能力を持ち、ちょっとした仕草によってコミュニケーションが可能です。実験対象は多くの人が愛らしいと感じる方法によって、人に愛情を示します。足に抱きつくというやり方で愛情を向けるのが常ですが、ダンスしたり、その場でジャンプするのも観察されています。過去に二度(それぞれ別のケース)、清掃スタッフのために子どものような絵を描いてみせたことすらありました。研究対象と交流したすべての財団スタッフが、この愛情に対し好意的な反応を示しています。通常は社会病質(ソシオパス)的な傾向を示すDクラスでさえも、そうなのです。

SCP-1048との直接的なコミュニケーションは成功したとは考えられていません。簡単な仕草で「イエス」か「ノー」の返答が出来るのですが、たいていは質問内容の本質に沿った返答を示さないか、質問者に反応しません。SCP-1048が答えを知らないか、それとも答えたくないかは不明です。絵を描く能力を持っているのですが、頼んだとしても愛情を示す以上のコミュニケーションにそのアートを使うことはありません。

SCP-1048の特異な行動は、最初に確保されてからおよそ七ヶ月経つまで、観察されることがありませんでした。研究対象は各種の素材を使って、自身の粗雑なレプリカを組み上げることができるとの仮説が出ています。財団のスタッフは、この過程を直接目撃できていません。SCP-1048はその愛らしい性質を使って周囲に偽りの安心感を与え、これらの創作物を生み出すのに必要な素材を集めているのではないかと、Carver博士は提唱しています。いまのところ、三種類の創作物、SCP-1048-A、SCP-1048-B、SCP-1048-Cが存在しています。これら創作物の性質は、SCP-1048の普段の態度とは正反対に、人間に対してきわめて暴力的です。

ゲーム内では

SCP-1048は大きな実験室の周囲をふらふらとさまよっています。プレイヤーが近づくと、SCP-1048はプレイヤーから離れて歩き始めるでしょう。
チェックポイントルームの展望室の中の机の上で踊っているのを見ることもあります。それから目をそらしてから振り返ると、SCP-1048は消えています。

SCP-1048は三方ガスキャットウォークでも遭遇し、ペンで紙に絵を描きます。
プレイヤーが近づくと、SCP-1048は描いた絵を差し出し、それを拾うことができます。
各図は危険のいくつかの形をD-9341に表します。プレイヤーが絵を拾うとすぐにSCP-1048は消えます。


*SCP-1048-A
SCP-1048-Aの外観はSCP-1048と似ていますが、黒い蝶ネクタイをしたテディベアです。
しかし主な違いは、SCP-1048-Aは全身が人間の耳で作られており、頭の近くの広い穴は口のように十分であるということです。

人が近くにいるとき、SCP-1048-Aは高音の鳴き声を放ちます。そして半径10メートル以内の全員の目と耳に激しい痛みを引き起こします。
その直後に耳のような腫瘍が、対象から5メートル以内の全員に成長し始め、20秒以内に体を覆います。
犠牲者が耳のような腫瘍で覆われた後、口の中に現れるこれらの成長のために3分以内に窒息で死にます。

SCP-1048-Aとは双方向の廊下で遭遇することがあります。
プレイヤーが接触すると、SCP-1048-Aは叫び始め、プレーヤーの視界がぶれて、耳のような腫瘍が全身に形成されます。
これらの腫瘍が形成し始めた後、プレイヤーがSCP-1048-Aの近くに長時間いると、窒息するでしょう。