SCP-132-ARC

Last-modified: 2019-04-09 (火) 20:51:34

概要

Object Class: Safe
SCP-132は20代前半~半ばのパラオ民族の女性で、身長は約152cm、体重は約52kgです。SCP-132は自身のSCP識別名である「ドロレス」と呼ばれる事を好むとされています。SCP-132は平均的な知性を持ち、そのIQは113です。SCP-132は英語とパラオ語に堪能であり、限定的に日本語も話す事が出来ます。SCP-132は通常の人間の全ての基本的な生活手段(飲食、睡眠等)が必要です。SCP-132は食道消化性潰瘍疾患と診断されていますが、それ以外は完全に健康です。

SCP-132は何事もなく他のヒトから離された時、心理学的に安寧を得る傾向を持っています。しかし他人が直接面前に存在している場合には、SCP-132は彼らの現在の正または負の感情を累積的に吸収します。SCP-132は明らかにこれらの能力を制御する事が出来ません。この「吸収の影響」を受ける半径は不明です。効果範囲は7800kmに達する旨が記録されていますが、高度や深度を含めた距離に比例して効果は減衰していきます。

地球上における活気付いている人々よりも遥かに多い数の苦しむ人々が原因で、負の感情が正の感情を上回っています。SCP-148が影響外の人間に対し、効果からの遮断を促す事が判明しています。この感情吸収の間、SCP-132は顔中の穴から濃厚で粘性のある液体を分泌します。CATスキャンではこの液体が咽頭に由来する事が判明しましたが、根本の起源は未だ不明です。液体の分泌量は、どれほど大幅に負の感情が正の感情を上回るかに依存しています。

分析によれば、この液体は40%が体液(唾液、血液、胆汁、細胞質)から、残りの大半がpH2.3の未知の黒色酸から構成されています。当然ながら、SCP-132はこの物質が「顔の内側が熱くなる」旨を訴えます。SCP-132の感情吸収の他の症状として、偏頭痛、うつ病、疼痛、吐き気、痙攣、心気症、偏執病、事実に基づくビジョンであることが実証されている幻覚が含まれます。そのビジョンの内容の殆どが、大量の死者を伴う過去および現在の状況です。これらの症状の重症度は、SCP-132の感情に負の影響を与える度合いに応じて変化します。

ゲーム内では

SCP-035の収容室の管理室の内部にある文書にアイテム番号が記載されているのみで、実体は登場しません。