記録ナンバー5834、「有機体56-K」
彼は非常に無口で、我らに協力的だった。
なので反乱プロトコル実験はできるだけ安楽的な処置を行なった。処分するのも惜しいので無償で働かせる事にした。
彼の願いに私達はできるだけ対処してやった。
しかし「final・examination」率いる反乱が起きた。
施設内にいた全有機体の殆どは逃走しようとしたが、
彼は違った。「final・examination」を説得しようとしたが無意味。瞬く間に鉄鎖で拘束され、「final・examination」が受けたようなセクションを通った。調査隊に彼は希望を託した。「やめろ…やめろ…やめ……………逃げろ!」
