回収番号001

最初に発見された当初のコア。
最後に発見されたコア。

備考

現時点で001の位置をレベル99レーダーで発見した場合は、直ちに最重要絶望的事態を想定して、全回収部隊を動員して回収に向かってください。そして1分ごとに報告書や生命反応を最高司令室に送信し、1分間何も受信しなかった場合は、最悪の事態に備えてください。もしも回収に成功した場合はエリート艦隊数千艇で護衛して死守してください。主要施設である████-██に輸送が完了した際は、3×3×3mのレベル99セル×6のマトリョーシカ状の空間内に保管し、あらゆる電子器具を用いて異常がないか監視し、電磁石を用いてコアの行動を完全に停止してください。バトルドロイド×20体、ドロイデカ×2体、コマンダードロイド×4、スーパータクティカルドロイド×1体を配置し、特別監視部隊“オメガ”が1時間ごとに報告書を作成して最高評議会に伝達してください。もし1時間報告書が届かなかった場合は、直ちに収容施設の全職員を避難させ、結成されている全ての特別破壊部隊を動員して001の破壊を試みることを許可します。そして34ヶ月ごとに別の収容施設に輸送してください。この間は特別監視部隊が実験体の監査を務めるものとします。司令室の指示によっては、001の破壊を全破壊方法を用いて試みてください。
【DATA EXPUNGED】

説明

回収番号001は、26×26×26cmの、金属、チタン、または謎のイオン物質、または不明な物質により構成された機械仕掛けのコアのようなものです。この物質については特に異常性は見られませんでした。空間の不安定な裂け目から発見されたため、人工物である可能性が高いです。おそらく停止状態で発見されたが、おそらくうっかり稼働させてしまったことで異常性が発現されました。活動状態だと移動しようとし、能動・受動を問わず移動先は消滅する可能性があります。無理に留めようとするとその場所が消滅する可能性も懸念されます。さらにinfohazard（情報災害）の可能性すらあり、自身に関する情報にも異常性があり、該当する記述が削除されるという説があります。つまりこのコアは、自身の性質やその影響に関する情報に異常性が含まれており、それらについて記述した文章は記録媒体から消えてしまう、という異常性を持っているのだろうと思われます。
【DATA EXPUNGED】

記録

1:ドロイド調査部隊1667が回収番号001をロンドンの産業革命時代に築かれた封印された地下室のボイラー室の次元の不安定な異常空間への裂け目の中にて発見。回収が行われる。

2:輸送途中に調査が試みられるが失敗。多数の死者及び甚大な損害が懸念される。

3:ポイント-38施設のレベル1クラスのセルに収容される予定だったが、ポイント-38が何らかの理由により消失。残っている物体はコアだけだった。

4:回収され、ポイント-66に輸送され、レベル60のセルに収容されるが、何らかの原因により基地の85％が崩落。

5:コアの終了が決定されるが、処分先の施設の半径69kmが何らかの理由で消失。

6:危機感を覚えた最高評議会がこのアノマリーの甚大な被害を世界を滅亡させる可能性のあるものに該当させ、特別措置法が確立されたが、意味がなかった。収容先のポイント-46が消失。

7:黒海に浮かぶ他の政府が開発した巨大石油採掘リグ“ベータ”の中で肥大化した謎の肉の塊のようなクリーチャーと共に制御室で作業員に発見され、回収部隊が大量に派遣されるが、発見されてから3時間後、作業員達の必死な努力もむなしく、人を飲み込んで肥大化し続ける肉の塊の巨大化による建物の劣化と、コアの物理的な爆発によりベータは崩落、沈没し、生存者は発見されなかった。

8:海に浮かんだコアを発見、回収が行われる。途中で発見した謎の未確認超巨大空間の調査が行われようとしたが、コアが何らかの原因で稼働、その空間もろとも消失した。現在コアは発見されていない。

9:並行世界通信機により001により世界が滅亡した世界線がある事が判明。詳細は、実験体634、379、6468、2456、2759、5795、4769が、爆発によりセルが壊れたことにより『解放』され、世界に実験体が放たれ、最大規模の虐殺シナリオが発生、その後全生物が殺戮されたものと思われます。私たちの勝ちです。

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