ASF-07 シャドウクロー
--- 概説 ---
- 分類: 高速ステルス偵察・特殊作戦機 (Advanced Stealth Reconnaissance and SOF Craft)
- 制式名称: ASF-07 シャドウクロー (Advanced Stealth Fighter - 07 "Shadowclaw")
- 愛称: クロウ (Claw)
- 開発/製造元: ノヴァ・アークター軍事工廠 (Nova Auctor Military Works)
運用組織:- ノヴァ・アークター軍 主力正規軍 アーククレート
- ノヴァ・アークター軍 特殊作戦精鋭部隊群 オブリビオン
- 初就役: 銀河歴3689年
--- 機体特性と性能 ---
- 乗員: 2名 (操縦士 1名、武器/システム士 1名)
• 輸送能力: 特殊作戦兵員 最大 8名
• 最高速度: マッハ 0.95 (海面超低空時)
• 巡航速度: マッハ 0.85
• 運用高度: 海面超低空に限定 (高度 100m以下での運用を前提。高高度飛行能力なし)
• 推進方式: 複合サイクルジェットエンジンとプラズマ補助スラスター
• ステルス性: 極限までレーダー断面積 (RCS) を低減。沿岸・海洋環境での運用に特化。
--- 武装システム ---
ASF-07は、長射程、精密攻撃、奇襲に特化。持続的な火力支援には不向き。
- 主砲:LMG-01 ヴァイパー・ストライク
種類: レーザー重機関砲 (ターレット式 1基)
特徴: 長射程だが、威力は控えめ。主な役割はドローンや軽装甲目標への牽制・精密攻撃。 - ミサイルシステム: MMP-4 ファントム マルチミサイルポッド
搭載数: 4基 (機体内部格納ベイ)
種類: 対艦、対空、対地ミサイルを柔軟に搭載。
特徴: 射程の長さを最優先。搭載ミサイルの炸薬量は標準より約 30% 低い。間接射程外からの高価値目標への一撃離脱に使用。
--- 役割と運用思想 ---
• 主要な役割:
1. 洋上制圧: 敵の哨戒網を回避し、重要海域の監視・制圧。
2. 高速偵察 (ISR): ステルスとセンサーで敵陣深部の情報を収集。
3. 特殊作戦部隊の兵員輸送 (SOF-T): 精鋭部隊を敵の防御網を避けて迅速に潜入・離脱させる。
• 副次的役割:
• 艦隊防空 (Point Defense): レーザー砲による対ミサイル・対ドローン迎撃。
• 限定的な奇襲対地攻撃: MMP-4による高価値目標 (HVT) の無力化。
--- 運用上の特徴と限界 ---
- 特異な運用環境:高度を制限し、水面ノイズや気象を利用することで究極のステルス性能を実現。
- 「一撃離脱」の専門家:火力の制限と機動性のトレードオフにより、長期の交戦は不可。目標破壊または潜入後、即座の離脱が原則。
- 配備の限定性:高コストのため、ノヴァ・アウクトール軍の中でも主力軍のアーククレートと、最高機密作戦部隊オブリビオンにのみ配備されている。
実戦において
シャドウクローは旧ニーヴァがNova Auctorに体制を変えて始めて実用化された小型機であり、本来は地上兵力に対する火力支援、少数の高速兵員輸送のために開発されたが、その高いステルス性と信頼性から洋上制圧や偵察、強力な武装を追加して装甲を厚くした上での対艦攻撃や艦隊防空、限定的対地攻撃にも多用されることとなった。
しかし運用上の問題や信頼性は高いものの整備の難しさからネプテラ級インターセプター・エクリプスに艦載されることはなかった。
その真価が発揮されたのは銀河歴3692年のノヴァアークターの近隣国、ゼルファ連邦との部分的地域紛争におけるケテラ海上戦においてだった。この戦いにはアバドン級ネメシスやDH-7ステルス対地攻撃型哨戒機も参加し、わずか運用開始から数年しか経っていなかったものの大量に生産されたため、編隊飛行により前線を崩壊させた後に砲火を掻い潜って見事に大量の兵員を海岸に上陸させ、迎撃してきたゼルファ連邦の小型ミサイル高速船などを多数撃沈する戦果をあげた。

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