連結器

Last-modified: 2013-11-19 (火) 00:16:30

 森永ミニスケールトレインの思い出といえば折れやすい連結器を挙げる方も多い。実際かなりの長期間に渡り、負荷がかかると曲がらずにパキッと折れてしまう硬い材質のプラスチックを使用しており子供の手荒い扱いを受けようものならいとも簡単に折れてしまった。さらには連結したまま中央のネック部分で折れてしまうと車両の連結器受け部分に残骸が食いついたままとなり分解して除去しない限りその車両は連結不能となる困った代物であった。
 連結器は全シリーズ一貫してドローバー方式を採用。変遷は以下の通り

①黒色→②灰色→③赤茶色→④黄土色→⑤銀色
IMGP5872-1.jpg

①黒色
 下回りと同じ材質の粘性のある軟プラ製

②灰色
 連結器がレールと一体成型になり灰色に変更。
 レール1本に連結器2個がくっついてる。
 粘性のないプラスチックで折れやすく耐久性は落ちた。
 
③赤茶色
 レール成型色の変更により連結器の色も変更
 色が変わっただけであいかわらず折れやすい

④黄土色
 再びレール成型色の変更により色が変わる。使用期間としてはもっとも長い。
 材質起因による耐久性の問題はメーカーサイドも認識していたようで
 途中からレール1本につく連結器の数が3本に増量された。
 また後にレール本体が幅広のものに変更となるが連結器本体は同一形状のままである。

⑤銀色
 連結器の増量が根本的な解決につながらないと悟ったのか
 車輪を樹脂製化してからしばらくして今度は車輪と同一ランナーに成型されるようになった。
 再び粘性のある軟プラ製になったことで耐久性が向上した