08_1-3

Last-modified: 2025-10-07 (火) 20:44:13

8 1話・3(1-2後半)

レアム
「はぁ…はぁ やったか?」

ブネ
「ああ上出来だ
しかしまだ小型の幻獣しか倒してないんだ
そんなに気張らなくてもいい」

フラウロス
「そうだぜ 全然手応えがねぇ
せっかく同行したんだからもっと強い奴と戦いてぇぜ」

ダンタリオン
「大した獲物じゃないのならそれに越したことはないわい…」
「それに、レアムの経験を積むには今の幻獣くらいがちょうどいい相手じゃよ」

フラウロス
「経験ったってよぉ
サタンのヤローのとこで色々戦わされてきたんだろ?」

レアム
「それがどうも一度死んでから勝手が違うんだよな…」

ブネ
「勝手が違う?」

レアム
「ああ、今までちょっと力を籠めれば指輪がいいカンジにフォトンを送ってくれてたんだよ」
「だけど今は一つ一つの動作に集中しないとフォトンを取り逃したりしちまう」

ダンタリオン
「ふむ、一度死を経た影響かのう…」

フラウロス
「俺だって一度死んだことがあるけどよ
そん時は別の力に目覚めて復活したぜ?」

ダンタリオン
「それはリジェネレイトのことじゃろ
魂の生き物のメギドに対してヴィータが肉体的な死から復活したこと自体が特例中の特例なんじゃよ」

ブネ
「それに、フォトンドリヴンに関しては今の状態の方こそ通常だと言っていい
『ソロモン』も、フォトンを一つ一つ操っているしな」
「あ…ソロモンってのはもう一人の方の…」

レアム
「わかってるよ アイツだろ?
でもそうか、アイツはこれが当たり前で戦ってんだな…」
「それに比べて俺はさっきの戦いもフォトンを取るのが遅れちまった」

ブネ
「そう落ち込むもんでもねぇさ
ソロモンだってグロル村を出た当初は随分と拙かったもんだ」
「フォトンを送り損じることだってあったんだぜ
そういう意味でも、今回の討伐はレアムにフォトンの操り方を再度経験してもらういい機会だ」

ダンタリオン
「なるほどのう
それでいつもよりも少ないメンバーで討伐に出ておるわけじゃな」

ブネ
「フォトンがありゃ、メギドが3人でも十分戦えるからな」

フラウロス
「そのぶん報酬も多くなるんなら全然いいぜ」

ブネ
「んなわけあるか…
報酬は何人いようと変わらねぇよ」
「それに俺を含む3人はレアムともメギドラルでの戦いからの顔見知りだ
多少ミスっても気負いすぎないってのもあるな」

レアム
「この軍団にはまだまだ知らねぇ顔も多いけど
そこまで気を回すこたねえよ」

フラウロス
「そーだぜオッサン
サタンみたいに過保護にする必要ねぇって」

ブネ
「遠征組とだって仲良くやってたんで俺もそこまで気は使ってねぇんだが
いずれはレアムにも女たちと行動してもらわねぇとならねえからな
今はその前段階ってところだ」

レアム
「女とか…」

フラウロス
「だから俺にオッサンに爺さんの組み合わせで討伐しにきたってわけか」

ダンタリオン
「これ、儂だって立派なレディじゃぞ」

「」

ブネ
「ちょうど3体の幻獣が現れたな」
「俺たち3人はちょうど得意とする間合いが違う」
「そのことを意識してフォトンを送ってみろ」

レアム

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