Jane Shore

Last-modified: 2018-07-10 (火) 11:01:38

ニコラス・ロウによって書かれた悲劇。
18世紀イギリスで上演された。
『リチャード三世』を元にしているが、主人公はリチャードではなく、原作で一瞬だけ言及のあるショーア夫人 (Lady Jane Shore)。

あらすじ

エドワード四世の愛人であったショーア夫人は、四世の死後困窮していた。
ヘイスティングズが愛人になれと迫るが拒絶する。
アリシアはショーア夫人の友人だが、ヘイスティングズを愛しており、ショーア夫人に嫉妬する。
一方、ショーア夫人の隣人が世話役として海外帰りの男性をショーア夫人に紹介する。
ヨーク公リチャード(のちのリチャード三世)は王位を狙っており、ショーア夫人を使ってヘイスティングズを仲間に引き入れようとするが失敗する。
嫉妬に狂ったアリシアがショーア夫人を告発する手紙をヘイスティングズの懐に忍ばせたことがきっかけで、ヘイスティングズは処刑され、ショーア夫人は「誰からも援助を受けられない」刑を宣告される。
困窮の中ショーア夫人が死にゆくところに、海外帰りの男性が現れる。
実は、この男性はショーア(ショーア夫人の夫)で、妻の不倫を赦し、救おうとするも手遅れで結局ショーア夫人は死んでしまう。

関連リンク

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